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おとなりの晴明さん~陰陽師は左京区にいる~/仲町六絵(著) 読了

おとなりの晴明さん~陰陽師は左京区にいる~/仲町六絵(著)寝る前に少しだけ、と思って読み始めたら、
最後まで一気に読んでいました。
今日は寝不足で眠かった。
でも、面白かったなぁ。
「からくさ図書館来客簿」、「あやかしとおばんざい」の
「からくさ図書館のある京都」が舞台となる物語が
さらに広がった形になる本作です。
というわけで、晴明さんはあの安倍晴明ということになりますが、
彼と出会うことになった女子高生の桃花がとてもよかった。

続きはきっと出るだろうと思っていますが、
今から非常に楽しみですね。
本作ももう少しボリュームがほしかったくらいなので、
出来るだけ早く続きが読めることを楽しみにしたいです。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
しかし、晴明が現世に居を構えることになった理由がひどいな^^;
三升もお酒を呑んで店員さんに心配された結果らしい。
現世のことを勉強しろ、ということでの休暇が言い渡された。
ここまで働き詰めだった、ということもあるのでちょうどよかったのでしょうけどもね。

そんな彼の家の隣に引っ越してきたのが桃花たちだった。
実は一家は桃花が幼い時に晴明に出会っている。
両親は似てる人、ということで落ち着いた感じですが、
桃花だけは本人であると知ることに。
晴明自身が隠そうとしてませんでしたよね。
その辺りは桃花に素質があったため目をつけていたらしい。
それが偶然再会したので、ということですけど、本当に偶然だったのかな?

ちなみに幼い桃花が見ていたのは晴明の像だったんですかね?
彼女には元々見える体質だったみたいだし、両親には見えていなかったものが
見えていたんじゃ?と思ったんですけど、どうなんだろう。
晴明がまじないみたいなことしてたしねぇ。

桃花の何がいいって、相手が本物の安倍晴明だとわかっても、
特に態度が変わらないところですよね。
隣のお兄さん、という感じでしかないのがすごくいいです。
で、学校の勉強を教えてもらう代わりに晴明に現世のことを教えることに。
その中で見ることになる世界はあやかしたちの世界だった。

あやかしということで双子たちとも接点が出来てくるんでしょうかね?
今回は篁と時子、それから茜は出てきましたけどね。
ていうか、篁の変態っぷりがさらに加速していたようなw

猫探しでは陰陽術で手助けを。
犯人が捕まるように仕向けたり、猫が戻ってくるようにまじないをしたり。

見かけた付喪神が悪影響を受けないようにとやすらい祭の中で探し、
庭石として仕えてもらうことに。
晴明だと、そういう風に庭石って調達するのな^^;

優しい鬼の正体は鬼瓦だったんですね。
で、彼が守りたかったのは瓦の隙間に巣を作った鳥。
アオダイショウが倒したい相手だったようですけど、
あれはどういう理屈で倒れたんだろう^^;

京都の鬼門を守る猿たちの会議。
面白かったなぁ。
猿たちがそれぞれ個性的で楽しかった。
気にしていた問題も可愛らしいものでよかった。

最後は三女神から生まれたうつくし御前。
心配した相手の近くで解決しようとする女神という、
いい女神様すぎるでしょうに^^;
ただまぁ、近づきすぎて今回は困ったことになったわけですが、
晴明がまじないで解決。
心配していた舞妓さんがどんな風になるのか楽しみですね。

しかし、本当に桃花がすごいよなぁ、と。
素直で良い子なんだけども、見ているものも素直に受け入れすぎでしょうに^^;
晴明の式神の双葉との接し方もそうですし、
フクロウになったときも肝が据わってたし、
井戸の通り道でも普通でしたしねぇ^^;
不思議な存在相手にも困っていれば助けたいという風に思ってる感じですしね。
見えるかどうかもなんでしょうけど、そういう懐の深さも含めて素質ありなのかな。
今後、晴明は陰陽術を教えていくのかねぇ。

桃花の今後も非常に楽しみですし、
篁たちもまた出てくることが楽しみだしで、
本当に続きが早く出てほしいですねぇ。



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