edit

アヤカシ絵師の奇妙な日常/相原罫(著) 読了

アヤカシ絵師の奇妙な日常/相原罫(著)楽しめました。
一色のことが最後にちょろっと触れてるだけなので、
彼のことももう少し読みたいですね。
座敷童子の話が好きでした。

関連記事
アヤカシ絵師の奇妙な日常/相原罫(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
実乃里が大学で出会ったのは消師と呼ばれる仕事をしながら大学で助手をする一色だった。
消師なんて言うからアヤカシは悪いもので、ってことなのかと思ったわけですが、
そういうことではなく、アヤカシと人との間に一線を引く仕事だったみたいですね。
消すといってもアヤカシを殺すのではなく、普通の人の目からは見えない存在に。
気づかないだけですごく身近にアヤカシはいる。

というわけで、偶然一色と出会い、さらにアヤカシとも出会ったことで、
自分はどうありたいのかと悩んでいた実乃里を大きく変えていくことに。

実乃里はこれからどういう絵を描いていくのだろうか、というのも気になるところですね。
見えなくともアヤカシを描いていくのか。
彼女は彼女で描きたいと思えるものを見つけていくのでしょうかね。

一色の方は色々と気になるなぁ、と。
お兄さんとのことが最後に語られたり、
仕事を始めたばかりの頃のことだったりはあったわけですが、
家との関係はどうなんでしょうかね。
少し距離を置いてるんじゃないかという風にも思えなくもなかったんですけどね。
実乃里のおばあさんのために絵を探してはくれてましたけど。
ていうか、見つけるまであっという間すぎない?^^;
一色という家は一体どれほどの家なのか。
でもって、一色はいくらで絵を買い取ってきたんだろう?
おばあさんには和菓子を、ということでしたけどね。

座敷童子の絵は実乃里が受け継ぐことになるのかなぁ。

イメージしていたような可愛らしい子ということではなかったらしいけど、
容姿でどうこうということなら、そもそも信じてすらいないでしょうよね。
にしても、おばあさんは見えたこともない存在を何十年も信じて一緒にいた、
というのはすごいことですよね。
だからこそ、座敷童子の方も嫌われたくはなかったのでしょうけど。

ていうか、一色たちはどうやって実乃里のおばあさんの家まで来たんだろう?^^;
それも一色の力で調べたんかね?
絵を持っていた人が教えてくれたとかなんかな?
でも、絵を高値で買い取った人は何でそんなことをしたんだろう、と思ったりも。
絵の所有者になったからってアヤカシもついていくわけじゃないですからね。

白い蝶の話で出てきた情報屋。
嫌な相手でしたけど、続きがあるとして今後どういう形で出てくるんだろうかね。
一色とはアヤカシに対する考え方が全く違いますよね。
アヤカシは害悪でしかないと考えてるんだろうね。
実際に騙そうとするアヤカシが多かったり、害をなすアヤカシがいるのはいるのでしょうけど、
それは人も同じですしね。

将棋盤の付喪神はなんか愛らしかったですね。
言葉を話すわけでも、手足があるわけでもない。
駒を動かすことしか出来ないわけですが、それだけなのに表情豊かでしたね。

続きをぜひとも出してほしいかな。
ただまぁ、メディアワークス文庫って最近こういう系統多くなってきたような気もしますけどね^^;



トラックバック

TB*URL

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

template by Lazy Diary

copyright © ぐ~たらにっき all rights reserved.