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奈良町ひとり陰陽師/仲町六絵(著) 読了

奈良町ひとり陰陽師/仲町六絵(著)奈良だからとちょろっと出てきたり、
とかするのかと思っていたら、
まさかのご先祖様というね。
というわけで、ムスルと葉月から繋がる物語でした。

二人の子孫であり、奈良で一人となった陰陽師の
シノブがあやかしや神様、幽霊たちの問題を解決していくことに。

これはシリーズ化される予定はあるんだろうか?
シノブたちの話がまた読めるといいなぁ。

不思議なことが起こるけれども、
ほんわかしてる話という不思議な感じでした。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
お水取りに関わる女性の相談。
そのお水取りを最後までみたいという亡くなった女将と、
病で亡くなった方たちを看護していた女性たちの集合体の水青さん。
女将さんは幽霊だから出来ることをしたりもして、楽しんで旅立たれたようでよかったですね。
水青さんの方は蜘蛛から衣装を買ったりも。
最後はシノブが力を貸したことで、それぞれが自分の姿になれたようですね。
それにゆかりが一役買ったりも。
形というのは大事だわなぁ。

ムスルが作った世界は色々な営みがあるんですね。

采女命とその弟子。
弟子の友蔵はムスルが導いていたんですね。
で、その友蔵がしていたのは蜘蛛たちの手助け。
不器用だけど優しい人みたいですね。
それ故に心配や不安にさせてしまったわけなので、
近くなんだからどうにか連絡してあげてほしかったですね^^;

「走り大黒」はなんともおかしなオチにw
叩いて眠気を、からこそばせてって^^;
で、人間から鹿にターゲットが変わるというね。
役に立てることが何よりなんでしょうけど、面白かった^^;

すずめとの出会いから始まった話。
なんとも不思議な話でしたね。
その家は元々は陰陽師の家系だったようですけど、
力は衰えてしまった。
それでも繋がっていくものはあるわけで、それをシノブが手助け。

最後はあやかしになりかけていた人間の霊。
カメラに細い手足がって十分あやかしな気がするw
ムスルと葉月のお膳立てがあって解決することに。
生きてる人が必要で、その出来事が彼を人間霊に戻すきっかけにも。
そりゃまぁ、カメラになりかけてるというかほぼなってるのに写真を使うのは違うわなぁ^^;

そんな中でゆかりが不安になったりもして、
それをきっかけにではないけれどもゆかりのことをシノブが色々と考えることに。
それをムスルと葉月に聞いてみたりも。
ゆかりに一歩踏み出せないでいたのは口下手なだけではなかったわけで。
自分が陰陽師なために彼女を危ないことに巻き込んでしまうことになるんじゃないか、と。
実際、見えるようになったことで巻き込んでしまってることもありましたしね。

ただまぁ、ゆかりは怖さがあることもあるけれども、
シノブと同じ世界を見られる、ということを嬉しく思ってるでしょうしね。
助けることが出来ることを嬉しく思ってましたしねぇ。
シノブがいるから安心して声をかけられるのでしょうしね。

互いに直接伝えて、聞かないとどうにもならんでしょうね。

その辺りがどうなるのか、気になるところですねぇ。
というわけで、続きを期待したいですが、どうなるかな?

あとがきで書かれていた公式サイトの「南都あやかし帖」のサイドストーリーは
今はたぶん公開されてないんじゃ?

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