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座敷童子の代理人 5/仁科裕貴(著) 読了

座敷童子の代理人 5/仁科裕貴(著)今回も面白かった。

一人になった緒方が不安になって駆け回ったり、
安心出来たと思ったら、問題は山積みだったりで、
あっちゃこっちゃへと駆け回る日々だった感じですね。

座敷童子も裏で頑張ってくれていたみたいですけど、
いなくなったきっかけは体調不良だったというねw
自分から一度いなくなったのかとばかり思ってたねぇ^^;

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
妖怪が見えなくなってしまった緒方。
と思っていたら、同じタイミングで迷家荘から妖怪が離れたことが理由だったらしい。
酒呑童子が言っていたけども、たしかに元座敷童子なのに見えなくなるなんてことはないわなぁ。
でも、これまで当たり前だったことが、色々なことが重なって突然なくなったら、
誰だって不安に思いますよね。
ただまぁ、いなくなった理由は問題があったからなわけで、
わかったらわかったで大変なことに。

ハクタクは和紗のお母さんなんじゃ?
とすぐに思いましたねぇ。
緒方と和紗を遠ざけようとするそれが、
お母さんが娘を守ろうとしているようにしか感じませんでしたからね。
案の定、お母さんだったわけですが、
それはそれで正しくはなかった。
亡くなる直前のお母さんの願いから生み出された存在だった。

で、和紗が座敷童子のことを知るきっかけになったことは、
彼女が仕組んだことだった。
座敷童子自身がわかるように仕込んだのかと前巻を読んでいた時は思っていたんですけど、
ハクタクが動いていたんですね。
和紗が諦めるように仕向けようとしていたようですが、
逆効果だった。
そのため、かなり強引な方法で話を打ち切らせたりも。

今回は緒方が座敷童子だった頃のことにも触れる機会が多かったですね。
乙姫との話の中や彼女との触れ合いの中で、記憶はなくとも体が覚えていることを
なんとなく思い出したりも。
座敷童子が甘んじて受けていたのは、その記憶を彼が受け継いでいるから
受け入れていたんですね。
彼女らを想って。

乙姫と同じく仲の良かった妖怪、八幡権現が新たに登場。
ただまぁ、不器用だったのと、遠野を守りたいという気持ちから
緒方とすれ違うことになってしまったりも。
後々、恥ずかしいことになってはいましたけどねw
座敷童子だった頃は膝に乗せていたようですけど、
今はそれはきついわなぁw
最初の印象は悪かったですけど、良い奴だったようですね。
酒天童子がこっそり持ち出した社の金平糖は彼が置いていってるものだったようですしね。
問題が出てからじゃなく、もうちょっと早く来れてれば違ってたんだろうけど、
まぁ、これからいくらでもやり直せるでしょうね。

妖怪が見えなくなった、と思っていたときの話の真相が面白かったですね。
そんなことがあるのなぁ、と思ったし、
その後の行動がまた早かったですね。
信用問題に関わってくるし当然でしょうけど、
言葉は少なくとも互いを理解し合ってる二人の関係がよかったですね。

九尾の繭が見せた願いは春の訪れ。
粋だねぇw
そういう展開が来るとは思ってなかったですね。

ハクタクはお別れとなってしまったわけですけど、
戻ってこれるといいですね。
緒方に背中を押されて和紗との別れは出来ましたけど、
和紗が見えなくとも近くで見守りたいと思ってるでしょうからね。

色々とあって和紗への返事を保留させてもらっていたわけですが、
最後に返事を。
これからどうなるかはわからない。
そのことを謝った上で、好きだという気持ちを伝えた。
それを和紗は受け入れることに。

実際のところとして、緒方と座敷童子のあり方はどうなっていくのでしょうかね。

これは今回で終わりなんだろうか?
そんな雰囲気のある最後に感じたけども。
まだ続いてほしいんですけど、どうなんだろう?

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