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カカノムモノ/浅葉なつ(著) 読了

カカノムモノ/浅葉なつ(著)「神様の御用人」に比べるとのめり込む感じはなかったですね。
でも、話が進むにつれて楽しめるようにはなりました。
続きもありそうなので、楽しみにしたいです。

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カカノムモノ/浅葉なつ(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
とりあえず、最初の話が違う形ならよかったのに、
と思うところですかね。
最後も似たような形にはなってましたけど、最初が大禍津日神を宿した女性目線だけ、
というのが読みにくかったです。
全体が見えにくかったのでね。

ただまぁ、彼女の変化というか、追い込まれていく感じがあったから、
その後の話が読み進めやすくなっていたのかもしれないですが。
やっぱり出来れば碧たち目線を入れてほしかったかな、と思うところです。

というわけで、太古に魚が人に憧れ陸に上ったことから始まった呪い。
その呪いを色濃く受け継ぐことになった碧が、
大禍津日神を宿した人たちから穢れを奪っていく。
そうなるにいたった記憶とともに。
それは決して救いではなく、彼自身が人として生きるために必要なこととして。

過ちを反省する記憶さえ失うのであれば、本当に救いではないでしょうね。
ただ、本当に全てを奪ってるとも思わないんですけどね。
本当に奪った記憶が全てなのかもわからないですしね。
奥深くに本人も気付かないままに残ってるのかもしれないし。

碧とは違い、呪いではなく純粋に神との繋がりを持っていた一族なんかもいたり。
呪いゆえに衰えない力への憧れから彼もまた危うく大禍津日神に宿られそうになったわけですが、
ギリギリのところで自分でねじふせたらしい。
碧に当たるのはお門違いだわなぁ。
それがわかってるから余計にこじれてたわけですけどね。

三章がやりきれんなぁ、と。
一番印象に残った話でしたね。
焦りから周りが見えていなかったのは事実なんでしょうし、
言葉がきっかけにもなってはいたけども。
彼女自身は踏みとどまりかけていたわけですからね。
碧よりもやっぱり刺した本人に問題があるわな。
でも、完全に取り込まれてしまえば碧でもどうしようもないんですね。
自覚させることが出来ないから、ということなんでしょうかね。
その後、残された家族がどうなったのかが知りたかった。
永羽くんに一体どう伝え、どう受け止めたんだろう。

最後は高校時代の話。
伸也の現在を見てるとやっぱり奪われた記憶は全てではないんだろうと思えましたね。
最初の話でも変わろうと動き出してはいたけど、すぐでの変化だったこともありますしね。
けど、伸也はある程度時間が経ってる状態で、
ちゃんと目標が出来てそこに進んでいってましたね。

で、碧の方は桐島との出会いで少しずつ変わっていってるようですが、
何故か銅鏡が割れた。
それは一体何を意味してるんだろう?
というわけで、修理のために故郷に帰ることになるみたいですね。

桐島のことも少しずつ触れてはいたけど、全体は全く見えないまま。
というわけで、彼と碧との出会いの中で一体何があったのかも今後で描かれるのが楽しみです。

出だしこそいまいちに感じましたけど、楽しめました。

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