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最良の嘘の最後のひと言/河野裕(著) 読了

最良の嘘の最後のひと言/河野裕(著)河野裕さんの作品の中で一番好きだったかもしれない。
というか、一番理解しやすく読みやすかったと思います。
そういうのを含めて好きだったなぁ、と。

読んでる間ずっと思っていたのは、神山健治さんの「東のエデン」でした。
すごく似たものがあると感じながら読んでましたね。
話自体は似てるわけじゃないんですけど、全体の持つ雰囲気でしょうかね、
とにかく「東のエデン」がずっと頭のなかにありましたね。
で、久しぶりに見ようかと思いました。
時間がある時に一気に見たいところです。

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最良の嘘の最後のひと言/河野裕(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
世界的企業が3月31日の夜に行った採用試験。
最終試験に残った7名は自称超能力者。
彼らは1通の採用通知書を奪い合うことになる。

7名それぞれの思惑が入り乱れて、騙し騙されな展開。
その中で誰が勝者となるのか、という物語でしたが、
1人を除いては思惑を達せられた、ということに。

何人かは本物の超能力者が含まれて話が進むのだろうと思っていたわけですが、
普通の人が1人だけだったというね。
で、その1人が最終的に採用通知書を手にすることになって、
唯一の超能力者ではない人が採用され、上手いことなってたなぁ、と。

彼だけは本気で採用されたかったから、目的は達せられたわけですけど、
終始無茶苦茶してましたよね。
人をかなり集めていたわけですけど、多ければ統率が取れないので全体を把握出来るわけじゃない
とはいうものの、やっぱり集めた側に問題は出てくるわな。
お金に困ってないのなら、その辺りの謝罪的な気持ちを込めてお金を上乗せしてもよかったんじゃ?
と思わなくはなかった。
日比野は車の修理であったりとかはしてもらえたのかね?

その日比野は複製する能力で上手く立ち回っていた方ですよね。
そんな彼女が一番素性がわからなかった最後になってましたね。
出番が多かったのに彼女自身のことはあまり語られずで。
最後の話だと超能力者の友達がほしかった、ってことだけど、
それも本当なのかわからないところだしねぇ。
で、過去にあったことは具体的にはどういうことだったのやらね。
人を複製したことが過去にもあったらしいけど、どういう状況でそんなことをしたんだろう。
彼女の背景が気になった。

全体を把握して自分の思い通りに動かそうとしていた人が三人。
最初にリタイアしたと思われていた加藤がその一人。
自分の目的を達するために、最初に怪我をする必要があったらしい。
過程を知ることは出来ないものの、その行動で自分の目的が達せられる未来が見えたんだそうな。
ただ、それは本当に達せられたものというわけではなかったみたいですね。
その未来を変えたのか、元々違っていたものを最後までは見えず、
それで達せられたと思っていただけなのか、どっちだったのかね。

未来視ではない力で全体を把握して動いたいたのが仲秋。
もう一人の未来視能力者の市倉の行動目的が彼女だった。
彼女を救いたいがためにかなり無茶してましたね。
最後を演出するために、彼も過程はわからないまま採用通知書の奪い合いをしていたわけで、
一番色々と巻き込まれてましたよね。
最後に巻き込まれ体質というか、自分から首を突っ込むようなところが昔からあると
話されてましたけど、それにしたって無茶しすぎだったよなぁ^^;
けど、それで彼の目的は達せられたわけですが、
それしか方法がなかったとはいえ、日比野には酷なことをさせてましたね。

仲秋はゲームを乗っ取っていた。
ソラというのは彼女が騙すために用意したアプリだったのな。
で、ソラと彼女の代わりに参加させていたシドという犬。
市倉に気づいてほしいというメッセージが込められていたようで。
ただ、ソラに関しては自分でインストールしてなかったし、
シドに関しては気づいてなかったっぽい?
シドという名前には関係があるとはわかってたのでしょうけど、
あのシドがこのシドだった、という風には思ってなかったのかな?
シドの方はわかってたようですけど。

二人の間にあった一つの嘘。
それに関することを互いに謝りたかった。
そのための再会。
自分のためについた嘘だとちゃんと考えればわかったのに、
傷つけてしまった。
で、彼を信じられなかった、とも。
市倉の方は自分のルールを破っていた、と。
彼の誠実な嘘の3つのルール。

自分がコントロールしていると思っていたのに、
人の手のひらの上で踊らされていたのが穂積。
上手く立ち回ってる感じでしたけど、何をするにしたって別の人の考えが介入していた感じでしたよね。
本人はそうとは思ってないまま終わったぽい気がするから、
それでよかったんだろうとは思うけど^^;

結局のところ超能力者の存在は世間に知られることはなかった。
そして、超能力者たちは友達を得られることになったわけですが、
それぞれのその後がどうなったのか気になるところですね。

一気に読めてしまうテンポの良さというのがあったかなぁ。
面白かったです。

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