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キネマ探偵カレイドミステリー/斜線堂有紀(著) 読了

キネマ探偵カレイドミステリー/斜線堂有紀(著)どうだろうなぁ、って感じで読み始めましたが、
個人的には大賞作品の「君は月夜に光り輝く」より
こちらのほうが好きでした。
映画については詳しくない方ですが、
語られてる映画についても比較的わかりやすく語られていたり、
そういうのがあるのなぁ、と感心させられたり。

嗄井戸のキャラも好みでしたね。
イラストで思っていたキャラと随分と違って可愛げがあったのがよかった。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
留年の救済処置として教授から休校中の学生を連れ出せ、という仕事を頼まれた奈緒崎。
それで出会ったのが映画を愛する引きこもりの嗄井戸。

そんな二人が映画にまつわる事件を解決していくことになる話。

最初の話は地味に怖さがあるよなぁ、と。
常川さんの事件後の振る舞いがあまりに普通すぎるのがね。
自首はしたけれども、人を殺したことへの罪悪感のようなものは、
それでもないのでしょうね、きっと。
いけ好かない相手ではあったけど、そもそもの問題は常川さん自身でもあったと思うからねぇ。
シネコンがあるために小さな劇場にお客さんが入らない、という状況はわかるし、
常川さんは色々と工夫もしてたのでしょうけど、
それでも値上げされる前からお金を借りてるような状況だったわけだしね。
ゾッとしたねぇ。

二つ目の話は元ネタは知らなくても、そういうことだろうな、とはわかった。
奈緒崎は幸せになってほしいと思っていたようですけど、
絶対続かないと思うなぁ。
こんなことをしたのなら余計に続かないと思う。

三つ目の話は嗄井戸の身の回りの世話を仕事としてしている女子高校生から
持ち込まれた話。
束って何者なのかね。
色んなことをしてるみたいだけど、将来の目的があってしてることなのかね?
でまぁ、教師への復讐の話だったわけですが、
教師はその後どうしたんかね?
彼らが卒業したり、別の学校に行ったら結局は同じことを繰り返しそうな気がしないでもないけどね。
しかし、ねねと日比谷は似た者同士だったね^^;
お似合いだと思うよw
お互い普通にストーカーしてるんだもの。
怖いわw

最後は奈緒崎が事件に巻き込まれることに。
その直前には嗄井戸が引きこもった理由を聞くことに。
奈緒崎が部屋から連れ出そうとしてした冗談。
それが嗄井戸の冗談で触れてはいけないところをど真ん中からえぐってしまった。
嗄井戸の急変で動揺したのはわかるけど、逆ギレはいかんわなぁ^^;

で、巻き込まれた事件は奈緒崎が住んでる街の周辺で起こっていた連続殺人事件。
詳しくは発表されていなかったものの殺された人たちは奇妙な状態ばかり。
それを兄が刑事の束から教えてもらったわけですが、
その日に巻き込まれることになる。
誰もそんなこと想像出来んわな^^;
犯人がしていたことは映画の宣伝ポスターの模倣。
ポスターには定番の構図があるらしいね。
それを真似ていたらしい。

それを嗄井戸はすぐにわかって悪い予感から奈緒崎に連絡しようとしたわけですが、
タイミング悪く電池切れ。
で、事件に巻き込まれてしまう。
ただ、嗄井戸との時間のおかげで時間稼ぎが出来て、
なんとか救われることに。
後で反動でよりひどくはなってたけど、友達のためだと動けるところがいいねぇ、と。

で、家は全焼したということで嗄井戸の暮らすアパートの1階へ移ることに。
そんなことだろうと思ったけど、最後のやり取りが面白かったなぁw

怖さのある話の中でもくすっと笑えるような場面があったりして楽しかった。
でもって、嗄井戸の言葉では突っ放すような感じでも、
人恋しさがあって寂しそうな感じだったり、
それが極限の状態になれば、殻を破れたり。
そういうところが可愛くありましたね。
奈緒崎は奈緒崎で同じように寂しさがあったのなぁ、と。
似たところがあったんですね。
嗄井戸との距離感がよかった。

嗄井戸が引きこもった理由は引っ張って続刊をって感じになるのかなぁ?
と読んでいて思ったわけですが、そうはならず、ちゃんと描かれていたわけですが、
重すぎる話に驚いたねぇ。
白髪なのも、そのストレスからってことなんでしょうね。
ていうか、こんな事件の中で生きて戻ってきた嗄井戸を両親が見捨てるってどういうことかと。
逆におかしくならんほうがおかしいと思うような状況だったろうに、
そこで親が手を離すのはどうなのかね。

嗄井戸とお姉さんの事件の犯人がどうなったのか、
とかが今後描かれることはあるのかね?
続刊があるといいなぁ。

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