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座敷童子の代理人 4/仁科裕貴(著) 読了

座敷童子の代理人 4/仁科裕貴(著)酒呑童子って怖いイメージがあったので、
どうなるのかと思っていたのですが、
そういう感じなのな、とほっこりしたり、
彼の真っ直ぐな想いに心を打たれたり。

で、5巻が非常に楽しみになる終わり方になりましたね。
どうなるんだろうか。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
というわけで、迷家荘が映画撮影の舞台として使われることに。
それに先立って新人の主演女優が映画のために仲居として働くことに。
けれど、彼女は鬼の王とされている酒呑童子に呪われていた。

ということだったわけですが、非常に和やかでしたねw
ただ、実際に呪いによって彼女は虹彩がなく人よりも光が強く感じられるという病気を抱えていた。
それはそれだけの問題ではなく様々な病気を引き起こすことになるわけですが、
彼女はそれを受け入れ、酒呑童子との関係を続けようとしていた。

そんな二人のために緒方たちが駆け回ることになるわけですが、
今回は妖狐たちも自ら積極的に手伝ってくれたりも。
いつもは緒方が突っ走るから仕方なく、ということなんですけどね。
その辺りは酒呑童子が多くの人を殺めていただけではないことが起因していたらしい。
残された書物は勝者が描いたもの、真実は別にある、と。
鬼が狙われた理由は彼らの悪行ではなく、彼らの棲家としていた場所にある鉱物だった。

ただ、酒呑童子が狙われた理由は別の思惑も含まれていた。
身内による裏切り。
それが後々の玲奈まで続く呪いに繋がることに。

けど、その呪いは本当は呪いではなく使役契約だったというね。

というわけで、彼女たちの謎に迫っていくことになるわけですけど、
その中で選択を迫られ和紗が選択を間違えないように導いたりも。
力になりたい、と。
その時が来ることを幸村から伝えられていたわけですけど、
彼女には何が見えてたのかねぇ。
しかしまぁ、二人の再会がよかったですね。
行けるかどうか怪しくなってもいたわけで、無事行けてよかったですしね。

遠野妖怪の大妖怪が勢揃いしたりもしたわけですけど、
その中で乙姫と呼ばれる妖怪が酒呑童子を一時預かることに。
そこには彼が生まれた発端が彼女にあったから、ということがあったんですね。
というわけで、浦島太郎の話が出てきたりも。
しかし、この時に話がそれなりに続いていたわけですけど、
童子がされるがままだったのがおかしかったw
抵抗したら話が進まない、面倒なことになる、時間がかかる、
ということを考えての無抵抗だったんでしょうけどね^^;
本当にされるがままだったのが普段の童子の感じからすると可愛くてしょうがなかったねぇ。

で、彼女の話から呪いを断ち切る方法を知ったわけですが、
それと同時に違和感も。

というわけで、その違和感の正体に和紗のおかげで見つけ、
本来の問題をあぶり出すことに。
酒呑童子を守って緒方が気絶し、妖狐と河童がブチ切れることになったりも。
本気を出せば相当な力の持ち主なようですね。
でもって、緒方のために本気になれる、そういう関係がしっかりと出来てることがよかったね。

消滅間際に茨姫は酒呑童子に玲奈を救う方法を伝えたわけですが、
それは彼女の最上位命令に逆らう、ということだった。

こんなん逆らったことにならんよ、という感じの最後だったわけですけどね。
かっこよすぎるでしょうに、と。

が、実際は茨姫は消えておらず、酒呑童子も消えていなかった、というね。
二人が幸せな未来に進んでいけることはよかったんですけど、
よかったよりも、マジか、という驚きが強かったねぇ。
けど、本当によかったね。

そんな話の中で大女優の大芝居なんかもあったり。
てっきり妖怪の仕業なのかと思ったら、大女優による芝居だったというね。
そこまでして玲奈に病気のことを話させた。
過去に自分もそういったことがあったから、ということだったようですね。
その後は、すっかり師弟関係が出来ていてピリピリした空気もなく、
演技を高めるために切磋琢磨していた感じでしたね。

さらに問題として和紗たちの学校のタイムカプセル。
なかなか見つからなかったわけですけど、童子が先んじて掘り返してたのな。
そりゃ、酒呑童子に勝負を持ちかけられてあっさり受けるわけだよw
そんなことをした理由はタイムカプセルに入っていた生徒たちが自作したメダル。
という風に和紗には説明したわけですが、真実は彼自身のためだった。
幼い頃一人ぼっちになった彼はそこに恨みつらみを吐き出した手紙を一緒にいれていた。
今でこそ、緒方の存在もあって寂しさはなくなったわけですが、
当時はそりゃしょうがないよなぁ、と。
だから、そういうものを見せないために回収したわけですけども、
緒方は童子の変化にしっかりと気付いてそれに検討をつけた。

ただ、童子の隠し場所がよろしくなかった。
というわけで、まさかの和紗が真実を知ってしまうことに。
でも、童子の隠し場所があまりに安直すぎるわけで、
もしかして見つけさせるために隠したのかな?
とも思う。

緒方はどう説明して、今後どうなっていくんだろうなぁ。
というわけで、5巻が非常に楽しみですね。
ただ、これを描くということは次で最後になるのかな?

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