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魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット 2/河野裕(著) 読了

魔女と思い出と赤い目をした女の子 サクラダリセット 2/河野裕(著)再びマクガフィンを巡ってのやり取りに巻き込まれることになったケイ。
その中で再会したのはかつて自分勝手なやり方で
人生を狂わせた少女だった。
そして、管理局の中心のシステムとして名前を捨てた女性とも相対することになる。
そんな二人の思惑に巻き込まれていく。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
角川スニーカー文庫版の感想を読んでから感想を書いてるわけですが、
菫に対してそんな風に思ってたのなぁ、という感じで。
先がわかってるので、今回読んだ時にはそんなことは思いませんでしたけど、
何でこんな方法をとったんだろう、とは思うわなぁ。

というわけで、二年前のケイの失敗によって死ぬことになった少女。
これまでの何かの意志が働いているような出来事の数々が、
ケイの中で繋がることになる。

そんな中で岡絵里という名前の少女の過去とも向き合ったり、
魔女と呼ばれる名前を捨てた女性の未来を少しでも幸せなものにするために駆け回ったり。

けれど、そういった全てのことが二年前から計画されていたことの一部であったというね。
ここまで手の込んだ方法をして生き返った彼女は本当の彼女と同じ世界観を持っていたとしても、
やっぱりそれは別の誰かなんだと思うけどねぇ。

とりあえず、ケイは彼女のもとへ。

美空もまた今回の中で自分とケイの関係を見つめ直したりも。
その中で自分の意志で選択することもあったり。
岡に能力を奪われたことで芽生えた感情を失いたくない、と。

魔女の結末については、こんな感じだったっけ、という感じでしたね。
なんとなくあまり良くない結末を想像しながら読んでました。
その辺りはあまりはっきりと覚えてなかったので全く違うのを想像してたようですね。
ただ、会いたい人に会え、素直な気持ちを表情に出せたわけですけど、
やっぱりこれまでの時間を考えるとあまりに理不尽だよなぁ、と。
個人のものとするには強大な能力なのはわかるけど。
相手を縛り続けてきたのに最期のときが近づいたら扱いがひどく雑になる。
最期だからこそ彼女への労いの気持ちを少しくらいもてなかったのかと思わずにはいられなかった。
こんな方法ではない形で自由な時間を与えてほしかったですよね。

で、今回の中で裏で動いていた管理局員。
他の大半とは違う想いを持って岡を個人的に動かした男性。
そんな彼が今後色々と関わってくることになるわけですが、
それはまたこれからの話ですね。

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