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凶器は壊れた黒の叫び/河野裕(著) 読了

凶器は壊れた黒の叫び/河野裕(著)自分の感想を読み直してざっくり思い出し、
読み出してからどういう感じだったかしっかり思い出せた感じですかね。

とりあえず、安達が嫌いです。
それが一番だなぁ。
彼女もまた抱えてるものがあるのでしょうけど、
そういうことよりも、彼女のやり方が気に食わなかった。
そんなところです。

そんな今回は階段島の成り立ちが語られることになったりも。
色々と秘密が明かされていったわけですけど、
これは続きはあるのかね?
ここで終わっても別におかしくない終わり方にも感じられたけど。

なんか読んでて疲れる作品だよなぁ^^;

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
というわけで、安達が階段島にやってきたことで階段島の存続が危ぶまれる状況に。
彼女は階段島の魔女である堀から魔女の資格を奪おうとしていた。
その一歩として始めたのが大地のための新聞部。
創部理由は筋の通ってるもので創部させないことは出来ない。
七草は堀を守るために駆け回ることに。
けれども、それは自分自身を知ることへとつながっていく。

魔女の資格を奪うために大地を利用したのが納得できんのよなぁ。
大地にはそんなことは関係ないわけで、七草もそんな大地を悲しませてしまうことになったり。
結局、最初の企画がボツになったことをどう伝えたのかね。
それからトクメ先生に頼んだことは上手くいったのだろうか?
何も描かれてなかったけど。
話が進む中で少し思ったのはトクメ先生は捨てられた人なのか、というところですね。
ちょっと異質すぎるというか。

クリスマスプレゼントについてのアンケートで浮かび上がってきたのは、
外との繋がりを求める島の人達の想い。

七草は最初、堀がそうしたんだと思っていたわけですが、
安達から守ろうと駆け回っている中で知っていくのは自分のことだった。
それは結局のところ堀へと繋がる。
七草はもう一人の自分と出会うことになる。

七草は二度自分を捨てていた。
7年前にすでに自分を捨てていた。
そして、彼が堀とともに作り上げたのが階段島だった。
その中で安達とも出会っていたり。
堀が資格を奪うことになった魔女も。
時任は堀の前の魔女だった。
彼女が郵便配達員になったのは七草が誘ったことがきっかけだったんですね。

自分と出会った後に七草は自分のことを真辺に聞いたりも。
その自分は自分とは思えないことをしていた。
それは彼が捨てたものに関係していたわけですね。
彼が一度目に捨てたものは勇気だった。
なんで勇気を捨てることを選んだんだろうなぁ。

そんな彼は寂しさを押し殺していたりも。
そりゃそうだよなぁ。
小学三年生の子が両親と一生会えなくなるなんて耐えられるわけないだろうて。
それでも、七草は階段島に残ることを選んだ。
堀のために。
でも、そんな七草が堀よりも先に壊れた。

その穴を安達はついて堀から魔女の資格を奪おうとしていたらしい。
でも、七草がそうはさせなかった。
もう一人の自分の記憶を受け取り、真実を知り一度捨てた自分を拾った。
一人になった階段島の七草は堀に酷な選択を続けさせることを選んだ。

堀はそれに応え自分は幸せだと言い続けた。
であるなら、と安達は方向性を変えた。
安達は最初から奪うことが目的だった。
魔女になろうとしていなかった。
だから、魔女の資格をそもそも持っていない、ということで選ばれない。
それなら、と安達は自分の資格を真辺に譲渡することを選ぶ。

というわけで、次は真辺との戦いになるらしい。
より手強い相手との戦いになるけれども、まっすぐなだけ話をする意味はあるだろうな、
とは思った。
それがどういう結果になるかはわからないですけどね。

階段島の秘密であったり、魔女のことであったりがわかったので
よかったですけど、やっぱり疲れたなぁ、という感じが強かったかな^^;

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