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幸せの青い贈りもの/成田名璃子(著) 読了

幸せの青い贈りもの/成田名璃子(著)読む余裕がなくて後回しにしていたら、
えらく遅くなってしましました。
期待をあまりしていなかったこともあるかもしれませんが、
思っていたよりよかったかなぁ、と。
ただ、「すみっこごはん」であったり「ハレのヒ食堂」に比べると
微妙なところかな、というところですかね。
メディアワークス文庫の一つ前の「不動産男子」と似たところでしょうかね。
話の入り方がいまいちなぁ、というところでしたね。
でも、話が進んでいくにつれてよかったです。
最後のエピローグはずるいなぁ、という感じでした。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
前半は想いが込められた一点物を受け取った人の話。
後半はその一点物を様々な状況の中で想いを込めて作った人の話。

最初の真由の話はもう少しグダグダとしてるところを短くしてほしかったなぁ、
というところでしたね。
最初にその話が来たので、どうにも読みにくかった。

海が閉じ込められたペンダント。
そこに込められた想いが人生を変えるきっかけに。
真由と穂乃香は自分の進路は見つけたわけですけど、
友達二人はあのままでいいのかな?
真由は流されて、であって、二人は自分なりに考えて選んだってことなんでしょうかね。
若干気になった。

青い薔薇の刺繍がされたハンカチ。
受け取ったのは医者を目指す苦学生、吉川。
これでもかってくらいにめんどくさいのに絡まれてましたね^^;
ただ、それにもしっかりと意味はあったようですね。
今一度、命というものと向き合うきっかけにもなったのでしょうね。
で、そこから生まれた真剣な想いが絡んできた相手にも伝わっていく。
青い薔薇に込められた想いが二人に力を与えてくれた。
なんで直接先生に話をしないんだろう?
と、休講でふてくされてた時から思ってたんですけど、
自分の意志がその時はまだ本当のところで定まってなかった、
ということでもあるんでしょうね。
気持ちが固まってからの動きは早かったし、一度動き出してしまえば、
自分の目指すべき場所に一直線で転がり続けていた感じでしたね。
で、手から離れていたハンカチはもう一度彼のもとへ。
そのハンカチは医者となった彼のもとへやってくる子供たちに大きな力を与えることに。

そんなハンカチを作った少女、小夜子。
病によって時間を奪われた少女が託した青い薔薇への想い。
後ろ向きではなく前向きの想い。
ハンカチを受け取ることになった吉川はまだ生まれていなかった青い薔薇に
後ろ向きな気持ちになっていたりもしたわけですけど、
彼の想い人がそこに込められた想いを感じ取って背中を支えることに。
後に奥さんになったなづなさんがしっかりと小夜子の想いを受け取ってくれたことで、
なづなと吉川だけでなく洋子も幸せになれたわけですね。
女性の方が想いを汲み取るというところが鋭いってことでしょうね。
青い薔薇で繋がれた想い。
もっと色々なことを学びたかったのでしょうけどね。
きっと幻ではなかった先生からの最期の言葉。
彼女自身も最期のときに見た光。
きっとそれは新しい命につながってるのでしょうね。
巡り巡って彼女もまた新しい生を受けて誰かの一点物に力をもらう日、
というのが来ることもあるのでしょうね。

真由に自由な海を見せてくれたペンダントを作った青年。
大切な人に、大好きな沖縄の海と自由を込めたペンダント。
本当に届けたかった人に自分で届けることは出来なかった。
戦争がそうさせてくれなかった。
自分がいることで彼女たちが傷つく。
ギリギリまで粘って完成させたけれども、ちゃんとした別れも伝えられないままに。
再び青年が沖縄に戻るまでに長い時間がかかった。
知り合いを探そうとしても見つからない。
それでも、彼女たちが戦争を生き抜いたんだという確信があった。
琉球ガラスがその証明だ、と。
きっと自分の海も彼女へと届いたのだと。
その後エドさんはどうしたんだろうなぁ。
再会する未来があってほしいなぁ、と思うところです。
那智さんの旦那さん。
おそらく、というところになるけど、
那智さんが言うように嫉妬するのは嫉妬するでしょうけどもね。

というわけで、エピローグ。
真由がお祖母ちゃんに進路報告。
そこで力をもらったペンダントの話。
それはエドが那智を想って作ったペンダントだった。
巡り巡ってようやくたどり着いた想い。
その想いは別れの日にすでに那智にちゃんと届いていたわけではありますが、
まさかエドは彼女の孫娘にまで想いが力となっているとは思いもしてなかったでしょうね。
本当にずるいなぁ、と思う最後でしたね。
そんなめぐり合わせがあるとは思ってなかった。

で、ですよ。
託された人、託した人。
その間を取り持った謎の女性。
彼女は一体何ものだったんでしょうかね。
父親が画家をしていて、彼女が託す一点物と同じように父親の絵画も同じようなことをしていた。
それと同じことを彼女は別の形で繋いでいたようですけど、
彼女には一体何が見えていたのでしょうかね。
彼女は他にも人生の岐路に立っていた人に一点物を託していたり、
預かったりとしてきたのでしょうね。
その中で辿った彼女自身の人生はどういうものだったんだろうなぁ。
長い時間の中、人と人と繋ぐことをしてきたのでしょうけど、
彼女自身はどういう繋がりの中にいたんだろうなぁ。
彼女の物語も知りたかったですね。

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