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折原臨也と、喝采を/成田良悟(著) 読了

折原臨也と、喝采を/成田良悟(著)巻末の余話に関してはコラボ作品を読んだ後に、ということなので、
後で読むことにしましたが、本作でもすでに博多豚骨の面々の名前がちらほらと出てましたね。
で、あとがきでは今度は成田さんがコラボ作品を書くことになったらしい。
なんで成田さんが書かんのだろう?と思ってましたが、書くようでよかったです。
そちらのほうが読みたいです。

というわけで、本編とは少し違った折原臨也をメインとした話の二冊目。
今回は偶然殺人事件に巻き込まれるということで始まるわけですが、
巻き込まれただけのはずが、いつの間にか巻き込んでる側になってるというね。
まぁ、本来関わらなくてもよかったのに、相手側が巻き込んでしまったわけだから、
自業自得的なところはありますが。

ソゾロも認める力のある彩葉を含めた三人は今後も出てくるらしいので、
どう絡んでくるのか、というのも楽しみにしたいかな。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
そんなこんなで、事件の真相は完全に身内の問題だったんですね。
それで王様を気取ってたって、知らないって怖いねぇ^^;
で、総帥が与えた罰もまたすごいな。
的確な采配なんだろうね、きっと。
あのまま壊れたまま一生を終えるんだろうなぁ。
妹の方はどうなったんだろう?

でも、副知事って上手く逃げたんだよね?
一番得をしたんじゃ?という感じが。
ただまぁ、損失を出してもそれをさらに利用する総帥がやっぱりすごいとは思うけど。
臨也もあまりまともに相手をしようとはしてませんでしたね。

臨也とソゾロへの復讐を誓っている臼原。
ユウキさんがすごいね^^;
歩美だけでなく彩葉も魅了することになったわけで。
彼女は何ものなんでしょうかね。
たまたまの出会いから歩美の母親になることになったわけですが、
そこに至るまでに何をしてたんだろうね。

前作では裏方でほとんど登場していなかったカンディルのネクも活躍したりしてましたね。
ネクというのはネクロマンサーとかネクロフィリアの略だったのな。
死んだ人の遺産を利用してなりすます、というのが彼女のやり口だったらしい。
でまぁ、九十九屋に関しては別次元みたいですね。
でもって、博多のキノコ頭についてはあまり好きじゃないようで。

臨也が彩葉のバーテン服に表情を変えるのがよかったですね。
トラウマになってんだなぁ、と。
そういうのとは無縁そうだと思っていたけど、さすがに静雄との一件は残ってんのな。
リハビリすれば車椅子生活をしなくていいらしいけど、そうしないのも、
見せない心の傷が、ってことだったりするんでしょうかね?
非常にらしくないとは思うけど。

というわけで、コラボ作品と同時発売ということもあってか、
こちらの作品でも博多豚骨の面々の名前が出ていたり、
おそらくコラボ作品での出来事に触れてることもあったりしましたね。
でもって、メディアワークス文庫の「オツベルと笑う水曜日」にも
大きく関係のある作品になってた感じでしたね。

前作もそうだったけど、このシリーズは本編よりも楽しんで読んでますね。

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