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やり残した、さよならの宿題/小川晴央(著) 読了

やり残した、さよならの宿題/小川晴央(著)青斗がかっこよすぎるよ。
全てが上手くいったわけじゃないし、失敗も多かった。
でも、必死で夏休みを楽しくしようとしていたからこそ、
たどり着いた結末ですよね。

その後がどうなったのか気になりましたねぇ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
というわけで、青斗は鈴のために最高の夏休みにするために駆け回る。
そういうことなんだろうな、とは思っていたわけですけどね。
見えないところで一人でしていたことが、思いの外過酷だった。
最初に書いてしまうと時渡りをしていたわけですけど、
本来いる青斗は青斗で別にいたんですね。
だから、バレないように暮らしていた。
ただまぁ、途中からお父さんのいる東京に行っていたから安心して動けてはいたようですけど。

サイズの小さい服は一年前の自分のものだったから。
蚊に刺されていたり、というのは倉庫で眠っていたから。
そして、鈴のために不審火事件を起こしていた。

最初に学校に行こうとした時の蛇はどういうことなのかと思ったら、
自分に会わないためだったんですね。
何で怖いのに抜け殻持ってるんだ?と疑問に思ったけど、そういうことだったのなぁ、と。

全ては鈴のため。
でも、それを叶えてくれたトキコ様が時渡りをさせてくれたのは、
青斗の願いを聞いたからじゃなく、いつもお辞儀をしてくれる鈴のためだったようですね。

鈴に何があって引っ越しが、という話になったのか、と気になっていたわけですけど、
引き止めるためとかそういうことだとばかり思ってましたね。
そうじゃなくて、離れさせるためだったとはねぇ。
警察官の父親が鈴に暴力を奮っていた。
一年後の青斗はそれに気付けなかった。
大怪我をするまで。
その後悔から青斗はやり直しを始めた。

不審火事件は父親が少しでも鈴と一緒の時間を減らすためだったんですね。
それを一人でしていたって本当にすごいなぁ、と。

一花がいてくれたこともあって青斗はなんとか目的を達成することが出来た。
鈴とのお別れは寂しいでしょうけど、またがちゃんとあるお別れ。
一緒にいても、互いに辛くなるだけの日々よりはずっといいことでしょうね。

一花は青斗や鈴のために色々としてくれたわけですけど、
そんな二人、特に青斗の姿に彼女もまた力をもらうことに。

最後に終わったと思ったら、まだ1ページ残っていたのがいいですね。
芸人のことを覚えていて、ということなのでしょうね、きっと。
にしても、青斗でしょうけど、すごいな。
ちゃんと筆を弁償することに。
でも、お金がとかってこともあることを考えると、筆ももとに戻ったんじゃ?
とも思ったり。
でもまぁ、それとこれとは話が別でしょうけどね。

今の青斗と鈴はどうなってるんだろうなぁ。
鈴はきっと一花の予想通りなのでしょうけど、そこに青斗はいるのか。
すごく気になった。
一花の絵を見たおばあさんの反応も。
きっとわかってくれるんじゃないかと思う。

さてはて、青斗の時渡りで未来はどうなったんだろう?
鈴に関しては未来では同じ道を進んでいたってことになると思うわけで。
その背景、というのは違ってくるのでしょうけど。
そもそも青斗が戻ったのはどこだったのかね?
一花と同じようにもと来た時間だったのかね?
その時、青斗の記憶は一花のようにあったのか。
彼女とは随分と未来を変えていたから記憶が変わっていたりもしたのでしょうかね。
ていうか、引っ越さないと思っていた鈴が引っ越すと知ったであろう、本来の青斗もいるわけで、
何がどうなってこうなって、というのがどう収束したのか本当に気になる。
鈴はもしかして、というのは思ったかもしれないですけどね。
一花のこともあったし。
とりあえず、一花の戻った60年後の世界で二人がそれぞれでもいいし、
もちろん一緒であることの方がうれしいですけど、幸せであってくれたらいいですね。

一作目から二作目の間が随分あいたわけですけど、
二作目から、三作目、さらに次の作品はそんなに間があかないっぽいですね。
次作も楽しみですねぇ。
今作もよかった。


書き下ろしサイドストーリー
「八月十日の永久予約」

毎年、八月十日にやってくる豊川荘にお客さん。
その秘密を探るために青斗が豊川荘でお手伝い。
ただまぁ、上手くいかなかったわけですけど、謎は明らかになる。
今回も一花の助けがあったわけですが、相手の想いを知って自分と重ねることに。
おじさんからの答えに元気をもらうことになったみたいですね。
離れ離れになったら友達でなくなってしまうのか。
それはやっぱり自分たち次第ですよね。
でもって、青斗がしたことはとても大きなことで、
離れ離れになってもきっと変わらないでしょうね。

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