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カミサマ探偵のおしながき/佐原菜月(著) 読了

カミサマ探偵のおしながき/佐原菜月(著)前作よりも今作の方が楽しかったねぇ。
元神様のコトハと彼女の居候先の店主である雄里が、
鳥居をくぐって依頼しにきたお客さんの一言の依頼を調査。
二人のやり取りに和んだ感じですね。
続きが気になる感じなので続編があれば楽しみにしたいですね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
依頼は話を聞く限りではちょっと危険な感じが漂うわけですが、
実際はそうではなく、勘違いであったり、内容を偽っていたり。
けれど、一言の依頼をコトハはしっかりとやり遂げる。

最初の話は自分の父親が人を殺したかもしれない、という修一さんの依頼。
人を殺したのかどうか確かめてほしい。
彼が見たものを聞く限りでは怪しいところが多いわけですが、
実際は修一さんの息子さんの今後についてが関わる話だったんですね。
というわけで、人殺しはもちろんしていなかった。
しかし、直接お父さんと話してたのなw
雄里が息子さんにバレバレな尾行をしたりとしてる間にね^^;
調べた結果は調べた結果ですけど、直接聞くとは思ってなかった。

で、息子さんは父親が継がなかったお祖父ちゃんの魚屋を継ごうとしていた。
そのための修行をしてもらっていたわけですね。
隠していたから修一さんから逃げたり、説明出来なかったり。

そんな家族の問題に雄里がお節介。
コトハが一言の依頼そのままに終わらせようとしていたため、
雄里が追加で依頼してそうなったわけですが、
コトハはそれも狙いだった。
雄里からも報酬であるお酒をもらうためだったんですね。

というわけで、お酒が彼女にとっての報酬。
それによって少しずつ変化があるわけですけど、それについては結局どうなるのでしょうかね。
最後に雄里に不安は取り除いてもらってましたけどね。
実際にどうなるんだろうかねぇ。

でまぁ、コトハが三人の問題をしっかり解決。
現状に合わなくとも、未来がどうなるかはわからない。
時間の中で人は変わっていくものだと。
とはいっても、大変なことには変わりないわけで、
そこをどう工夫して続けていくことになるのでしょうかね。

二つ目は怪しいやりとり。
本当のことを伝えないままの依頼だったわけですけど、
今回も雄里が知らない間に相手に直接会っていたというね。
でまぁ、本当にしたかったことは漫画家さんで彼の作品のキャラクターのモデルにコトハを紹介。
実際に探偵として仕事をしてる時の方がいいだろうと依頼者の遙が勝手にしたことだった。
そんな中での漫画家さんの体調不良。
というわけで、雄里の料理で元気をあげたりも。
懐かしい故郷の味だったようですね。
しかしまぁ、そりゃ食べなきゃ倒れるわな^^;

コトハが女心がとか言っていたわけですけど、実際はそうじゃなかったというね。
結局、雄里もコトハも女心はわかってなかったようでw
でも、あれだけ必死になってたら、そう思うのも仕方がないよなぁ^^;
愛情という意味ではしっかりとあったわけでもありますしね。

三つ目はコトハと仲の良い近所のおばあさん、妙さんからの依頼。
レシピについては予想がつきましたけど、
偶然の出会いがよかったですね。
で、そこにあった亡くなった旦那さんの想い。
いい旦那さんじゃないか、ということでしたけど、妙さんだけはわかる旦那さんの
本当のところ、というのもあったり。
そういう話をする妙さんがすごく幸せそうだったなぁ。
しかし、すごい出会いでしたね。
でまぁ、謎のレシピに関しては予想通り犬のためのご飯だったようですね。
そりゃ味付けがないわけだ^^;

最後は雄里のお父さんが登場。
で、今回のコトハがしていた依頼は雄里のもの。
忘年会シーズンで多忙なお店。
依頼はいけないでほしい、という依頼を受けた形に。
そんな一週間に来る予定だったお父さんを雄里からしばらく離すためにコトハが一緒にいた。
一体何が起こってるのかわからない雄里はコトハを心配したり。
でも、コトハがしていたことは雄里を思ってのこと。
互いに相手のことを思いやっての行動がすれ違ってましたね。
コトハも父親が来ることを伝えればよかったのにね^^;

でまぁ、臨時バイトに来ていた女性は父親の秘書だったんですね。
色々と悪い方向に考えたりもしていたわけですけど、
論文を書かせるために追いかけていただけというね。
で、隣に女性が、ということで遊んでいたのかと怒ったりも。
その流れで雄里がコトハを守ろうとしたりもしてましたね。

この話の中で妙さんはコトハが元神様だと知っていたみたいですね。
コトハが話した、ということですよね?
どういう流れで話したのやらね?

お父さんからコトハと雄里の関係の話もあったり。
自分は怖くて一歩踏み出すことが出来なかったことを、雄里はできたんだ、と。
コトハと友達になること。
それはひいおじいさんから始まったことだったんですね。
ひいおじいさんから続く約束を雄里も知らず知らずのうちに守っていたみたいですね。
雄里との関係はより近く、ともなってるようですしね。

続編を期待したいかなぁ。


書き下ろし小説
「箸休め~真夏の雪男と日本の味~」

夏に売れ行きが悪くなる日本酒をどうにかできないか、と考える雄里。
コトハがそれを依頼として受け取ったわけですが、上手くいかず飛び出してしまう。
けれど、コトハが言い残した言葉をヒントに日本酒を凍らせてデザートとかにすることを
考えついた。
というわけで、依頼達成と休日のほんの贅沢な時間を味わった二人。
二人きりの時間というのもいいですね。

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