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ソードアート・オンライン 18 アリシゼーション・ラスティング/川原礫(著) 読了

ソードアート・オンライン 18 アリシゼーション・ラスティング/川原礫(著)一気に読みました。

よかったし、楽しめた。
けど。
というところでしょうか。

ちょっと入り込めなかったというか、こみ上げてくるものがなかったなぁ、
というところです。
いい場面はあったんですけど、何か物足りなさを感じたというか。
語り手が細かく移ってたのがそう感じた一つの理由かな?

大きな戦闘へのわくわくする感じも少なかったんですよね。
それに関しては超越的すぎるところから来てるとは思ってます。
若干ついていけなかった、というところかなぁ、と。

でもまぁ、最後まで楽しかったです。
アスナが本命ないのはわかるけど、
キリトは一体広がりに広がった女性との問題をどうするのかね^^;
リズだったり、シリカも引く気はないようですしねぇ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
キリトの目覚め。
アスナ、リーファ、シノン。
彼女たち三人だけではキリトが目覚めるにはあと一歩足りなかった。
そんな中で繋がった最後の糸はかけがえのない親友からの想いだったようですね。
後悔で押しつぶされる中でキリトに差し出されたのはユージオの手だった。

それからもユージオが幾度となく手を貸してくれましたね。
そんなキリトと同じようにアスナをユウキが支えてくれたりも。
人と人との繋がりは本当にかけがえのないものですね。

目覚めたキリトの初戦はアスナが倒しきれなかったPoHことヴァサゴ。

彼のそれまでのことが描かれたりもしてましたが、どういう事情があろうが知ったこっちゃない。
という感じでね。
生まれやなんやらがあったのかもしれないけど、
本当にくそったれなヤツだな、としか思わなかった。
彼はSAOに後発として参加していたというね。
デスゲームであるとわかってからログインした。
仕事のために。
彼はゲーム参加者の命を奪う依頼を受けてSAOに参加した。
ただ、自分で殺すとログが残っていしまうから、と作られたのが、
最悪のレッドギルドであるラフィン・コフィン。
本当に人を人とも思ってない人間だったようですね。

そして、彼がSAOで出会ったのがキリトという存在。
追い求め続けた相手との再戦に燃えるわけですが、
ヴァサゴもおかしいことになってたけれど、キリトが圧倒的すぎたわな。
心神喪失状態の中でアンダーワールドの根幹と深く繋がっていたとかなんとか。
というわけで、キリトはPoHを殺さなかった。
死よりも過酷な時間を与えた。
樹木へと体を変えたわけですが、その後がどういうことになったのか。
逃げた突入チームの中にヴァサゴの遺体はなかった。
そもそも、彼は死んではいなかったらしいけど、
まっとうに生きられる状態ではなくなっているだろう、
ということがログから読まれたらしい。
が、そんな単純に話ではきっとないのでしょうね。
これでもまだキリトとPoHの因縁は消えてはくれない、ということなのでしょうね。

その後、その場にいた人たちに感謝を伝えてアリスを追いかけたキリトとアスナ。
残された時間はわずかだった。
潜入チームがアホなことをして時間が再加速させられることに。
しかも、人がいる状態の限界値を軽く超える加速度へ。
ガブリエルという頭がいないとアホの集団と成り下がるみたいですね。
何で精密機器に拳銃を使おうなんて考えが出来るのかとね。

キリトはアスナとアリスに真実を告げないままに
サトライザーとしてログインしているガブリエルと対峙する。

本当にガブリエルが異常すぎるというね。
キリトというアンダーワールドをよく知る相手と対峙したことで、
それがより強くなってしまったというね。
ただ、恐怖を与えるガブリエルは本当の恐怖を知らなかった。
最後は求め続けた人の心に殺されることになったみたいですね。

そして、脱出には間に合わず。
一人きりとなったキリトは涙を流すわけですが、
アスナが一人にはしなかった。
キリトの考えは筒抜けだったようですね。
アリスを現実世界に送り届けて残ることを選んでいた。

現実世界では菊岡が大活躍。
いや、本当に死んだと思ったよ^^;
守るために死んだということにしたようで。
そんな気持ちの変化はキリトが与えたものになるみたいですね。
ただまぁ、相変わらず裏があるようなないような感じではあるみたいですけどね。

もう一人活躍したのは茅場だった。
本当に一体いつから隠れていたのかねぇ。
彼のおかげで一番最悪な状態を免れた。
でもって、これからのことを先読みして用意もしてくれたようで。
その後、どこに行ったんだろうかねぇ。

現実世界にやってきたアリスはニエモンを改良してアリス専用の体に。
そんな彼女は多くの人たちの前で発表されることになるわけですが、
その中で二人の目覚めが知らされる。

目覚めてすぐのキリトからセリカのことが伝えられ、
キリトたちはこれからの生活のために約200年のアンダーワールドでの記憶を消去されることになる。

が、そこで比嘉が選んだのはキリトの記憶をコピーすることだった。
本来それはすぐに崩壊してしまうものなわけですが、
200年を耐えぬいたキリトは最初から自分が複製であると理解し、
崩壊することはなかった。

比嘉のこの行いがこれから何を引き起こすことになるのやらね。
とりあえず、最初にもう一人のキリトが行ったことは茅場を探すこと。
それは無事に見つけられた、ということになるのでしょうね。
アリスに届いた送信者不明のメール。
あれはもう一人のキリトが送ったもので間違いないのでしょう。

そして、その暗号からアンダーワールドへのログインが可能となり、
キリト、アスナ、アリスは再びもう一つの世界へ。

200年ならそれほど大きな変化は、とかキリトは入る前に行っていたけれども、
それまでの300年以上に大きな変化が起こってましたね。
というか、そう言ったキリトが原因だったわけですけどもw
というわけで、とてつもない時間の流れの中でキリトは多くのものを
アンダーワールドに残したんですね。

もう一人のキリトが比嘉に話した世界を守るために戦う、という言葉。
出来うる限り、アンダーワールドをリアルワールドに近づけていたみたいですね。
AIを載せた無人戦闘機。
それに慣れるのに時間がかかるのではないか、というキリトの懸念は無駄に終わったようで。
そういうあらゆる準備を200年の間にしていたみたいですね。

ていうか、アンダーワールドの世界が広がりすぎでしょうにw
ラースのスタッフはそこまで世界を構築してたわけではないですよね?
200年の間に世界そのものにも何が起こっていたんだろうねぇ。

というわけで、新たな時代の幕開け。
そこで出会ったのはロニエとティーゼの子孫にあたる二人だった。
彼女たちにはしっかりと二人の想いが受け継がれているみたいですね。

街の様子であったり、新しい星の様子だったりも気になりますね。
どんな風に変わってるのか楽しみですけど、次巻で描かれますよね?

アリスの和人宅への訪問方法は驚くよなぁw
そりゃ、悲鳴も上げるよw
でもって、似たような方法をアンダーワールドにいたときもしていたという
お茶目なエピソードもよかったですね。

さてはて、和人は進路を変更した。
ラースに就職するための道を選んだみたいですね。
後のメインストリームになるBIC関連の進路ではなく、
もう離れることは考えられなくなったアンダーワールドへ。

そんな和人に不安を覚えるのは当然な流れだと思うんですけど、
そうですよね?
同じように明日奈も200年近い時間をアンダーワールドで過ごしはしたものの、
二人の考え方はたぶん全くと言っていいほど違いがあると思うんですよね。
明日奈もアンダーワールドが仮想世界ではなく、もう一つの現実世界だとは感じてるでしょうけど、
それは他のシノンやリーファたちとそう変わらない気がする。
でも、キリトだけは境界が全くないというか、
完全に現実世界の比率が減少してる感じですよね。
元々仮想世界に逃げていた部分がある中でさらに、という感じが。
現実世界に大事なものももちろんあるけれども、そういうことではなく、
という感じがね。
もう一人の自分であるキリトの方は完全に茅場と同じような形になったわけですけど、
今もまだ現実世界で生きている和人も同じ道をたどりかねないというか。
和人のそんな想いはいつか明日奈でも引き止められなくなってしまうんじゃないか、と。
そんな不安がすごくある。

というわけで、長編となったアリシゼーション編が終わりました。
ここまでがWEBで公開されていたもの、ということで、一応の終わり、
ということになるみたいですね。
ただ、物語は完全書き下ろしの新章へと続いていく。
ここからどういう世界が描かれていくのか楽しみですね。
劇場版の世界にも触れたりするような感じになっていたりするのでしょうかね?
そちらには触れずに「知性間戦争」のことが描かれていくのかな。
2017年のいつなのかわからないですけど、次巻の発売が楽しみですね。



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