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モンスター娘のお医者さん/折口良乃(著) 読了

モンスター娘のお医者さん/折口良乃(著)「モンスター娘のいる日常」のオカヤドさんが推薦文を書いていたりしていますが、
あとがきでこの作品を執筆中はほとんど「モンスター娘のいる日常」とともにあったとも。
でまぁ、影響を受けてるのか、ラミアのサーフェとケンタウロスのティサリアの仲が悪かったですね。
仲が悪いといっても、それもまたいい関係なんですけどね。
元々、仲の悪い種族同士というものだったりするのかもしれないけど、
その辺りは知らないのでどうともいえないけども。
どっぷりはまってた中で同じようにとなると、やっぱり影響受けてますよね?

というわけで、メディアワークス文庫の作品とは随分と印象の違う作品になっていたなぁ。
読みやすくて楽しんで読めましたけどね。

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モンスター娘のお医者さん/折口良乃(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
人間と魔族との戦争。
事の始まりはあやふや。
停戦は両者が疲弊しきって。
無駄すぎる戦争だったようですね。

そして、人間側の最前線にあった街。
戦争が終わり人が去ったことで寂れていくばかりだったわけですが、
そこを竜闘女と呼ばれるようになるスカディが再建。
人間と魔族が共存する街へと生まれ変わらせた。

そんな街でラミア族のサーフェとともに診療所を開くのは人間のグレン。
町医者と様々な魔族との話。

グレンとサーフェは同じ師のもとで医学を学んでいたわけですが、
元々は幼馴染のようなもの。
ただまぁ、最後の方で明かされてましたが本来は危うい関係だった。
互いの家が相手を殺そうと考えていたというね。

グレンの家は取引相手を増やそうとしていた中で、まだ戦争中の魔族に目をつけた。
その中で薬師として有名だったラミア族のサーフェの一族との取引を決めた。
けれど、裏切りがあっては全てが終わる。
ということで、互いに人質を交換するということに。
そこでグレンとサーフェが出会った。
サーフェは交渉が失敗したときにグレンの家族を殺すことになっていたらしい。
薬師というのは表の顔で暗殺者という裏の顔を持っていた。

でまぁ、サーフェはそれを隠していたわけですが、
グレンは知っていたんですね。
グレンの父親はサーフェの一族のことを徹底的に調べていた。
サーフェが病にかかったときにグレンも互いの家のことを知ったんですね。
ただ、当初は父親たちがサーフェに毒を盛ろうとしたのかとも思ったりしたらしいけど、
あれは使用人が勝手にしたことだったとか。
でも、その時のことがグレンが医者を目指すきっかけに。

ということで、そこから魔族の医者を目指すようになり、
権威であるクトゥリフのもとで二人は再会。
サーフェが病弱だった、というのはそういう風に見せていただけだったってことでいいのかね?
それとも日焼け対策だったりが出来るようになって、変わったとかってことなんかね?

そんなサーフェの病が最後の話だったわけですが、
不治の病にかかっていたんですね。
恋という。
それはグレンでも治せない病ですねぇ。
一生続くものですからね。

最後はサーフェが襲おうとしたりもしたわけですが、
グレンはどう想ってんのでしょうね。
大事には想ってるのはわかるけど。
ていうか、最後のは議会だったわけだしイチャついても診療所は追い出されないんじゃ?
とも思ったり。
クトゥリフは診療所でいちゃついたらって言ってたわけですしねぇ。
まぁ、そういう問題ではないのかもしれないけど^^;

クトゥリフは話には出てますけど、どういう人なのでしょうね。
ていうか、何でサーフェはあんなに嫌ってんのかな?

最初の話はケンタウロスのティサリア。
戦争が終わって彼女の一族は運送業を始めた。
元々傭兵として活躍していた一族ですが、ティサリアの父親が一大決心をして、
平和な世のためになる仕事を始めた。
それが大当たりして今ではいなくてはならないものへ。
ただ、ティサリアは自分たちにはしっかりと武術もあると示すために
闘士として闘技場で腕をふるっていた。

が、最近は調子が悪く連戦連敗中。
その理由を二人の侍女から相談されてグレンが探すことに。
ということで、理由は蹄にあったんですね。
親にもらった体だからとか口では言っていたわけですが、
ただただ怖かっただけだったんですねw
彼女は蹄鉄をつけていなかった。
そのため蹄が伸びすぎて、ということだったらしい。

強くあらねば、ということで勝てずに悩んでいる姿だったり、
怖がってる姿を見られたくなかったことで、余計にこじれてしまっていたようで。
それをグレンが半ば無理矢理な形で蹄鉄をつけた。
サーフェも協力したわけですが、もうちょっと穏やかに抑えてあげてよ、
という感じでしたね^^;

その後は調子を取り戻して闘士としてしっかりと力を見せることが出来るようになったようですね。
サーフェとは犬猿の仲な感じですけど、
飾らずにぶつかることが出来る相手として、それはそれで一つの友達の形みたいですね。

二つ目はマーメイドのルララ。
元々はスラム街だったところを水棲魔族が暮らせる水路街に。
そんな片隅で歌を歌ってお金を稼いでいた女の子。
父親が逃げたことで彼女が働かなくては兄妹たちが暮らしていけない。
ということで、陸上にほとんど上がりっぱなし。
水浴びを怠った結果、彼女はエラが炎症を起こし、喉にまで達していた。
その診察をしていたタイミングで近くにいた親子が乗っていたボートから子供が転落。
流れが急なところだったため動けたのがルララだけ。
けれど、彼女は子供を助けた後に溺れてしまう。
エラ呼吸と肺呼吸の切り替えが炎症を起こしていたことで上手くいかなかったことが原因。
水上に出れば解決するのだが、彼女らにとっては水中の方が当たり前。
なのに、水を飲み込んで呼吸をしようとしても、呼吸が出来ないために状況は悪化していく。
グレンが自ら飛び込んで助けようとしたものの、助けようとして溺れ、助けようとして溺れの連鎖が。
サーフェがしっぽで助けてくれたからよかったもののねぇ。
そんなこんなで二人は無事だった。
で、スカディ直々の依頼で中央広場の噴水で彼女は歌を歌うことになり、
稼ぎは安定し、体調も薬のおかげで良くなったみたいですね。
しばらくルララはグレンにどう接していいのかわからない状態だったようですけど、
苦無が関わった一件の中で元の感じの明るさでグレンにも接するようになってましたね。
サーフェの方は妹のようにかわいがったりも。

三つ目は元々は人間のフレッシュゴーレムの苦無。
グレンが育った東方の地で人間の死肉を集められて作られた存在。
魔族とは少し違うことになるわけですが、
彼女の首にある巻物には何が書かれてるのでしょうね。
色々と彼女の行動に関係することが書かれてるらしいけど。
でも、行動をしばれるようなことも出来そうなのに何で作り出したヤブ医者から逃げられたのかね?
で、どういう経緯でスカディに救われたのか。
ていうか、何で苦無はスカディの言葉がわかるのかな?
何か声が小さいのかなんなのかわからないけど、グレンたちには聞こえないらしい。
それでなくても顔を隠したり、体も隠してるような感じがあるしで、
何か理由があるのでしょうかね。

で、そんな苦無とスカディがしていた賊退治にグレンたちは巻き込まれてしまうことに。
ハーピーを監禁して彼女たちの卵を人間の物好きに売っていた。
賊は元傭兵だったらしい。
ティサリアたちの一族のように平和な世に馴染めなかった、
馴染む努力をしなかったやからの悪行だったみたいですね。

グレンは途中で卵を買う連中と自分は同じかもしれないとか考えたりもしていたわけですが、
そんなことを考えること自体がおかしいでしょうに。
全くの別物だろうて。
グレンが興味を持つことと、魔族を娯楽だと考えてる連中とは。
そんなものは相手にただ怒りを覚えることであって、悩むことですらないですよね。

さてはて、続編はあれば、ということらしいけど、あるのかなぁ?
次はどんな魔族が出てくるのかな、と楽しみにしたいかな。

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