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φの方石 3 ―骸のまほろば魔石奇譚―/新田周右(著) 読了

φの方石 3 ―骸のまほろば魔石奇譚―/新田周右(著)シリーズ完結。

よかったけど、別な結末がよかった、というところでしょうか。
すれ違いではなく、ちゃんと話をしてほしかったなぁ、と。

本当に話したいことは後回しにしちゃいけないんだろうなぁ。

後は今回新たに登場した人たちにも気になる人たちがたくさんいたりで、
もっとこの世界の話を読みたかったですね。
他の梔子連作がどういったものか知りたかったですし、
それ以外にも魅力的な方石は色々とあったでしょうしね。

新田周右さんの次回作を楽しみに待ちたいですね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
謎の電話によって実家へと帰ることになった瑛介と、
彼についていくことを選んだ宵呼。

そこで待ち受けていたのは死んだはずの繭子だった。
彼女は瑛介の全てを自分のものにしようとしていた。

死んだはずの彼女の過去の真実。

宵呼の母親によって生き返らされていたんですね。
葬式は幻覚を見せられていたらしい。
φと似た力を持つ方石。
χの方石によって。
そして、彼女は自殺したわけではなかった。
母親によって殺されていた。
瑛介との楽しい日々の幻を見せられながら。

φの兄弟石のχ。
φだけが最高傑作とされてる、ということはχには問題点があるのだろうな、
とは思ってましたが、繭子は方石に狂わされていたみたいですね。
体がなれるのに時間がかかる。
そして、繰り返す中で思考が鈍くなっていく。
ただ、その一方でχは別の方石を使うことが出来る。
サンドリヨンの完装された姿は宵呼が見せてあげてほしかった。

狂わされていたとはいえ、繭子自身の望みであることには違いはないのでしょうけどね。

瑛介が唯一χだけは例外だとした。
使う人に問題があるのだとずっと言ってましたけど、
χだけは処分しましたね。

繭子がシルキー・バニーの代表だったわけですが、
キクチだけは最後まで謎でしたね。
繭子が連れてきたらしいけど、一体何者だったのかねぇ。
繭子にだけは逆らわなかったらしいし、二人に何があったのか。

朝薫も不思議な人だったなぁ。
すごく中途半端な立ち位置だった気がする。
言葉と行動が伴っていない、と思うこともちょくちょくあったり。
自分でもそういうことを感じてはいるみたいですけど、
繭子も宵呼もいなくなったあとはどうしてんのかね。
シルキー・バニーの一員として行動は続けてるみたいですけど、
何かしら変化があったりはしたんだろうかねぇ。

そんな母親から宵呼は瑛介の真実を見せられることに。
繭子がそうさせた。
自分の口で、瑛介の口から、と互いに思っていたのを無理矢理に。
でも、どういう形であれ宵呼は受け入れる覚悟をしていたから、
強かったですね。
夢の中では取り乱したり、起きてすぐも整理はついていませんでしたけど、
瑛介を前にしたら迷いはなかったですよね。

そんな宵呼だから瑛介は生きていると感じられたんでしょうね。
それまでは自分が何者なのかわからなかった。
でも、宵呼といるときだけは自分は生きているんだと感じられた。

そういう想いを含めて、日誌という形ではなく直接話をしてほしかったなぁ、と。
よかったけど、と思うのはそこでしたね。

瑛介の決断。
繭子とのことを決着をつけた瑛介は死を選んだ。
φを繭子に。
μでφをコピーして宵呼に。
それが瑛介が選んだ未来だった。
どう思われようとも、自分がそれを選びたいんだ、と。

で、序章は何年後かの話になるんですよね?
助手ちゃんと呼んでる子は誰なんだろう?
繭子でいいのかね?
何か違うような気もするけど、自分たちが新しい場所へ、と宵呼が言ってるから、
自分と彼女を含める話になってますよね。
そうなってくると繭子しかいないでしょうけど。
とりあえず、φの方石の複製に成功したってことなんでしょうね。
自分たちを知ってる人たちがいなくなって、ようやく、
とかいうことになるのかな、と思ったんですけど、
この感じだと結構早くに複製することが出来た感じですね。
それだけ宵呼が努力を続けたんだろうねぇ。

方石がやっぱり魅力的な世界でしたね。
不思議な世界だったなぁ、と。
そこに生きる人達も魅力的な人たちが多かったし、
最後にもまた新たに魅力的な人が登場したので、
これで終わってしまうのは本当に残念だなぁ、というところでした。

次回作もまた魅力的な話が読めることを楽しみにしたいですね。

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