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ハレのヒ食堂の朝ごはん/成田名璃子(著) 読了

ハレのヒ食堂の朝ごはん/成田名璃子(著)同じように食事の場が中心となる「東京すみっこごはん」も
もちろんよかったですが、
個人的にはこちらの方が好きでしたねぇ。

一人の視点で描かれてるというのが読みやすくて
よかった理由の一つになるかな。
後は個人的に女性が成長していく話が基本的に好きなんだと思う。
不器用な二人があれやこれやと試行錯誤しながらも成長していく姿が
とてもよかったです。
最初はどうなるのかと思いましたけどね^^;

最後に関しては別な展開がよかったかなぁ、というところですかね。
よかったんですけど、続編があればいいなぁ、
と思いながら読んでいたので、こうなってくるとないのかなぁ、と。
もうちょっと色々な話が読みたかったな、というところですね。
続編があるのなら楽しみにしたいなぁ。

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ハレのヒ食堂の朝ごはん/成田名璃子(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
ミスの連続で仕事を辞め、派遣で働いたらカバンを盗んだと疑われ、
コンビニでバイトを始めればレジ打ちに苦戦してクビ。
そうして、ネットカフェ難民となっていた深幸はとうとう自分の体を売るしかないと
決断をしてしまった。
が、いざ、その時になると怖くなって逃げ出した。
そして、辿り着いたのが大きな池のある公園だった。
そこで一晩を過ごし、ネコに導かれて辿り着いたのがハレのヒ食堂。

ネコに返り討ちにされたりもするんですけどね^^;

そこの店主である晴子は料理の腕は確かなんですが、
近所の常連さんがわずかにやってくるだけ。
その理由は彼女が料理に向き合う姿に問題があったわけですね。
緊張感が漂っていてどうにも、というところらしい。
完璧を求めてるんですけど、不器用で真面目過ぎて、というところで
なかなか融通がきかないところのある人。
彼女が食堂を始めたのは旦那さんが亡くなったことがきっかけ。
互いに仕事が忙しく、その中で旦那さんに甘えていた。
そんな旦那さんがいつか一緒に食堂を、と考えていた。
晴子の方はそうだね、とは言いつつ真剣には考えていなかったわけですが、
旦那さんの方は色々とすでに考え始めていた。
だから、そんな旦那さんとの約束を、ということだった。

そんな二人が出会ったことで動き出した生活。
ともに人とのコミュニケーションをとるのが苦手な中で、
これまで接客を担当していた小夜さんは育休。
彼女の代わりに深幸が入ったわけですが、二人で色々と工夫を始めることに。
それが二人が変わるきっかけに。
それは料理にも影響を与えていくことにも。

ということで、二人が変わっていくところを深幸視点で描かれているわけですが、
深幸が来る前から晴子が続けていたことにも決着がつくことに。
晴子がお店を出すことが出来たきっかけの男性。
アラン会長と周りから呼ばれている男性。
ホームレスで公園で生活しているのですが、かなり異質な人。
まぁ、大体予想は出来ましたけども。
結局のところ何で突然ホームレス生活を始めたのかねぇ。
きっかけがすごく気になった。
自分らしくあれたのはその生活だったのでしょうけど。
彼がきっかけで深幸も晴子のところにお世話になることになったわけですけどね。
晴子たちの信頼感がすごかったですね。
見ず知らずな人なのに彼の一言で受け入れるというね。

で、アラン会長と晴子の間で続いていたのは朝食作り。
間違いなく晴子の料理は美味しいのですが、アラン会長は認めなかった。
深幸が最初に持って行った時からしばらくは褒められたのは採れたて野菜のサラダだけ。
それまでもずっとそうだったのでしょうね。

けど、深幸が来て、お客さんとの距離感も変わって。
そうする中で晴子にも変化が生まれ始めて、それは料理にも影響を与えていく。
少しずつ他の料理にも合格点をもらえるようになって、
残ったのは白米だけ。
色々な銘柄を試してもダメ。
で、辿り着いたのが深幸の両親とのゴタゴタの中で出会ったガス火炊きのご飯。

それでようやく合格をもらえたわけですが、
アラン会長はそれからしばらくして亡くなってしまった。

まだまだ何か物語がほしかったのに、ということで別な展開にしてほしかったなぁ、
と思いましたね。

その後はアラン会長にお世話になった人がお葬式で晴子たちの会話を聞いていて、
そこから人気が出てくることに。
この人気の出方もちょっと、と思ったところかなぁ。
もっとじわじわと人気にって感じでも良かった気がする。
話を続けて欲しかったからそう思うのでしょうけどね。

で、驚いたのは深幸とホテルに入った男性が少しあって常連になるというね。
まさかすぎてビックリした^^;

料理を出す場所が舞台の話が続いてるのは何でなんだろうなぁ?
と気になりつつも、どちらもいい作品だったので、続巻が出ることを楽しみにしたいですねぇ。
また別な作品も読みたいですけどね。

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