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東京すみっこごはん 雷親父とオムライス/成田名璃子(著) 読了

東京すみっこごはん 雷親父とオムライス/成田名璃子(著)約1ヶ月ほどかかりました。
読むのに時間がかかったわけではなく、
読み始めたのは昨日の夜でほとんど一気に読みました。
ここ1ヶ月ほど読む気になれず読めていませんでした。
前作で面白いというのはわかってましたから、
つまらない、ということにはならないと思ってたので。
だから、そういうものを気分が乗らないタイミングで読みたくないな、
としばらく放置してました。
この、気分が乗らないっていうのは小説だけにかぎらずだったわけで、
どうにも4月は調子が良くなかったですね。
体調とかは別に悪くなかったんですけどね。

そんなこんなで、この1ヶ月のことは置いておいて感想の方に移ります。
前作に続いて今作もよかったです。
今回はすみっこごはんに危機が訪れるわけですが、
その危機はまだ完全に去ったわけではないので、
続編を楽しみにしたいところですね。
ただ、すみっこごはんを愛する人達の絆はより一層強くなったので、
安心出来そうだなぁ、という感じです。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
前作からのお馴染みのメンバーはそのままに、
新しい人が訪れることに。
ただ、前作ではそのままお馴染みのメンバーにという感じになりましたが、
今回は少しさみしい感じになってましたね。

最初の話は声優を目指している女性。
前作では特別スポットの当たらなかった金子さんも前に出ていたのがよかったですね。
声優と料理人という業種は違うものの、職人的なものは似ているそうで、
金子さんならではの感じ取る部分があったそうな。
ということで、夢を諦めかけていた沙也は再び夢を目指す力をもらうことになる。
親友だと思っていた同じ夢を目指す穂波。
沙也の中では彼女が頭一つ抜けている、と感じていた。
その証拠に教師陣からの評価も彼女は高く、
沙也はあまり褒められたことがなかった。
けれど、穂波に対して思っていた感情は穂波もまた沙也に感じていたことだった。
相手の才能が羨ましい。
互いにそう思い、穂波は負けまいと必死にあがいていた。
でも、沙也は折れかけていた。
そこで出会ったのがすみっこごはん。
最初はあまりいい印象をもてませんでしたけどね^^;
奈央にいじわるしたりしましたからねぇ。
諦めたいと思っていても諦められないでいた。
そんな沙也に金子さんはバカになれ、と。
自分だけは自分を信じろ、と。
金子さんも折れそうになっていた時があったそうですけど、
自分にはこれだけしかないんだと諦めなかった。
その後は穂波とともに夢に向かって頑張ってるみたいですね。
夢のための勉強で忙しいのと、家が少し距離もあることで、
あまりすみっこごはんには行けてないのか、
彼女にとってはいい意味でもう必要のない場所になった、
ということなんでしょうかね。
逃げ場所ではない居場所がしっかりと見つかった、ということなんでしょうかね。
金子さんとの雰囲気は別に悪くなかったと思うけど、連絡とってたりしないのかな?

二つ目は奥さんに先立たれた有村さんという頑固なおじいさん。
ずっと気になってるのは結局のところ、
何で免許証を探してたのかね?
楓のヒントのおかげで見つけることは出来たみたいですけど。
最初は自分が奥さんを亡くして弱っていることを認められず、
よりこじれてしまっていたみたいですけど、
すみっこごはんと楓のおかげで息子さんとも同じ味を共有出来たり。

そんな有村さんやすみっこごはんの人たちと出会ったことで世界を広げた小学生の秀樹くん。
母親にがんじがらめにされていて自由がなかったわけですけど、
いろんな大人と接することで本当に世界が広がってましたよね。
それを全力で支えたのが有村さんだった。
かつて息子には出来なかったことを代わりに、という気持ちもあったみたいですね。
体調はよくなかったのに、知り合いの畑に連れて行ったりも。
ただ、そうすることで有村さんもきっと元気をもらってたんでしょうね。

そんな二人の別れ。
体調がよくないことはわかってましたけど、
あまりに早くて驚きました。
秀樹くんは本当にもっとたくさんのことを教えてほしかったでしょうね。
でも、まだまだ小学生の彼にとってはきっかけが大事でしょうし、
十分すぎるほどではあったのでしょうね。
それでもまぁ、そういう話ではないですけどね。
最後の時を色々な人と新しい出会いをした有村さんは、
これから奥さんに話すことがとてもたくさん出来ましたね。
きっと笑顔で見守ってくれてると思うなぁ。

そして、最後の話は常連の田上さんがすみっこごはんの危機に挑む。
その中で彼女がすみっこごはんにやってきた理由も語られたり。
旦那さんとは離婚の危機になったりもしたわけですけど、
すれ違いだったんですね。
原因はすみっこごはんで、仲直りのきっかけもすみっこごはん。
本当に田上さんにとってすみっこごはんとそこに集まる人は特別なんだな、
と感じましたね。
旦那さんは田上さんの居場所ということで顔は出さないのだろうと思いますけど、
田上さん同様に大事に思ってくれてるみたいですね。
で、そんな二人が探偵としてすみっこごはんに入り込んだスパイを探すことに。

スパイに関してはどう考えてもこの人だろ、
というのはわかりきってましたけどね。
最初の段階から^^;
あからさまに再開発の話ばかりしてましたからねぇ。

柿本さんが渋った理由を聞いた時は、さすがにそれは止めてよかったと思うぞ、とね。
それでも、年月が人を変えたかもしれないと受け入れた。
本当に柿本さんは素直じゃないなぁ、と思いましたねw
口が人一倍悪いくせに、人一倍優しさに溢れてる人ですね。

ていうか、何で皆川のおばあさんは由佳さんが亡くなったときに権利を奪おうとしてたんだろう?
その時から再開発の話が来てたとかいうことなんかね?
で、話が現実味を帯びてきたタイミングで再び戻ってきた、と。

田上さんだけじゃなく、すみっこごはんの面々はそれぞれで調べようとしてたわけですけど、
説明会でみんなが集まっていたのはよかったですねw
奈央はそりゃ会社のことは言い辛かっただろうなぁ^^;
柿本さんは柿本さんで色々と駆けまわって味方を見つけていたようで。
そのタイミングでジムもチャンピオンが生まれるかもしれない、
ということで大変だったみたいですね。

ただ、スパイがわかったり味方が出来たからといって全てがうまくいくわけではなく、
まだまだ安心しきってはいけない状況。
守り切れるといいですが、一体どうなるのでしょうかね。
由佳さん繋がりで出来たかつての仲間が柿本さんを助けてくれてるみたいですけど、
同じ場所で生まれた新しい仲間、家族といってもおかしくないほどの絆が生まれている彼らの
これからが幸せであると願いたいですね。
だって、みんないい人達ですもんね。
そこで元気をもらって旅立つ人たちもたくさんですしね。

由佳さんの手料理を楓へと伝えるために残っていた場所は、
年月を経て人と人を繋ぐ幸せの集まる場所に。
これからも残って欲しい場所ですね、本当に。

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