edit

竜は神代の導標となるか 4/エドワード・スミス(著) 読了

竜は神代の導標となるか 4/エドワード・スミス(著)やっぱり4巻で終わりだった。
東部統一で一つの区切りとして終わりに。
作者さんとしては続きの構想はあるようですが、
続きは書くことが出来ずということらしい。
次作は新シリーズになるようです。
次作も楽しみにはしたいけど、
ここで終わりとかショックだわ。
東部統一はされたけど、他のところの動きが描かれているにもかかわらず、
それについては宙ぶらりんなままなんですよね。
ぜひとも続きを書いてほしい。
ちゃんと結末を読みたいところです。

後、読み終わってから気づいたんですけど、
途中にイラストが一切なかった気が。
なんでだったんだろう?

そんな4巻はアーロンがメインになっていた感じですね。
参謀としてだけじゃないのがよかったですねぇ。

関連記事
竜は神代の導標となるか/エドワード・スミス(著)
竜は神代の導標となるか/エドワード・スミス(著) 読了(ネタバレ注意)
竜は神代の導標となるか 2/エドワード・スミス(著)
竜は神代の導標となるか 2/エドワード・スミス(著) 読了(ネタバレ注意)
竜は神代の導標となるか 3/エドワード・スミス(著)
竜は神代の導標となるか 3/エドワード・スミス(著) 読了(ネタバレ注意)
竜は神代の導標となるか 4/エドワード・スミス(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
東部統一がかかった領督であるクロンダイク家との戦い。

その中で光り輝いていたのはやっぱりアーロンでしたね。
カイが英雄としての道を進みものすごい速度で成長していく一方で、
アーロンもまたしっかりと成長していた。
ヒューゴに学んだ底意地の悪い作戦だったりで参謀としてしっかりとカイを支えた。
ただまぁ、根は真面目なのでヒューゴほどの底意地の悪さは出せないわけですが、
それでも、それを逆手に取った作戦だったりと相手を翻弄させた。
そして、何よりも彼自身が卓越した武技の持ち主だったんですね。
参謀としてはまだまだ学ぶべきところが多いようですが、
武技の方は他を超越した力を発揮。
暴れ槍と称されるジェイド。
けれど彼の異名は一時的に預かってるにすぎなかったらしい。
本家本元は亡くなったアーロンの父のもの。
それを受け継ぐべきはアーロンだとジェイドはずっと考えていて、
アーロンに返す日を楽しみにしていたみたいですね。
ただまぁ、彼の戦いは個の力にすぎず集団の中に組み込んだ戦いは不向きみたいですね。
それゆえに披露する場がなかったわけですが、
バネッサ相手に大立ち回りをすることに。
馬の上を飛び回り曲芸のような戦い方。
普通に槍を振るうだけでも強いようですけど、本質はこちらのようですね。

そんなアーロンに自然と惹かれていくメリダ。
最初は槍について。
収穫祭で酔った勢いで二人は話になったわけですが、
その時のアーロンの言葉はメリダ同様、
別の人を教えたくなくて冗談を使ったのかと思ったんですが、
本人だったんですね。
で、メリダとしては槍の使い手として憧れのようなもの。
けれど、暴れ槍の姿を見て少しずつ変わっていく。
ヒューゴが突っついたりもしていたわけですが、直接的なことがメリダには効果的らしく。
アーロンのその姿こそが決定的なものになったようですね。
そして、最終戦においてメリダは死を覚悟する場面に遭遇する。
カナに助けられたわけですが、その直前で浮かんだ顔の中にしっかりとアーロンも。
まだ自分でも何故なのかわかってないようですが、
相思相愛となったようで、アーロンのもうひと踏ん張りというところでしょうね。

兄の恋をどうにかしたいエレナ。
こちらは苦労しそうですね。
なんせレアが全くもってその気なしなわけですからね。
何かきっかけがあると変わるのでしょうけど、
そのきっかけにしてもリチャードが動こうとしないしねぇ。

エレナ、レア、パララの三人のやり取りもいいですね。
エレナはレアにかなりしごかれたようでw
パララがそれを支えてくれてたみたいですね。
パララがこれからどんな女性になるか楽しみですねぇ。
若干悪い影響を受けてそうな気がしないでもないけど^^;

最終戦を前にして総大将同士の会話。
そこで一騎打ちとなる場面があれば受けてほしいということに。
で、カイは自分が勝ったら先の貸しを返してもうということで、
バネッサを賭けることに。
スコットがカイに持ちかけた話はウェインの下につかないか、ということだったんですが、
その時に彼は自分の妹を妻にということを提案していた。
でも、カイはだったらバネッサの方が、ということに。
でまぁ、本来なら自分のもとに来ていたバネッサが賭けられたわけですが、
その時の素のスコットがよかったですね。
あまりいじめてやるなよ、というところですけどもw
そうやって素の部分を出したことで相手のことが見えてきたりも。

アンジュの苦悩。
エレナ同様にアンジュもまた思い悩むことに。
問題を自分一人で抱えようとしてらしくないことをしてしまう。
で、カイはエレナに続いてアンジュにまでそんなことをさせてしまったと後悔。
ただまぁ、その時のことがきっかけとなって制御板という弱点を
一時的に克服する方法を見つけたわけですけどね。
骸竜の体に綺晶を砕いたもので文様を描く制御文様。
出力はあまり出ないので一時しのぎでしかないわけですが、
それでも弱点をわずかに克服し一歩前進することに。
しかし、どうやって思いついたかは誰にも話せるわけもなく^^;
アンジュがカイに翻弄されてて可愛かったですね。
おへそが感じるとかなんかエロいな、おい^^;

ガリメア城塞ではアーロンはカイをあえて使わずに勝利。
レイバーンが決め手だと相手は認識してるはずだからと、
その布陣を翻弄する形での勝利。

そういう戦い方がスコットやバネッサにはしっかりと伝わったわけで、
物流の拠点となるエンデルではバネッサにしてやられることになったアーロン。
けれど、彼は力でその道をこじ開けた。
で、そこで同盟軍に新たな仲間も道場。

伊達男・マシアス。
カイと意気投合した青年。
自国のことを同盟の助力があって落ち着きを取り戻し、
自国が一致団結するきっかけも同盟に助力してもらうことに。
彼の隣にもいい大人がいるようで頼もしいですね。
彼自身も最終局面で活躍もして鉄騎竜乗りとして優秀みたいだし。
派手な装飾がどれほどなのかイラストで見たかったものです。

カイとスコットの一騎打ちはカイは奥の手となる制御文様を使うことでギリギリの勝利。
スコットは最期をバネッサに看取られて亡くなった。
生きていたとしてもカイとともに、ということはなかったのかもしれないけど、
生きていてほしかったですね。

エレナが裏で動いていたこともあって東部は同盟が支配下に置くことに。
問題はここから、ということだったわけですが、
区切りということに。

で、南部の問題ですね。
ウィリアムは苦戦中。
海岸線を西に、陸地では中央に。
その中で出した彼の結論はリコに託すことだった。
彼の奥さんに手紙を渡し、リコにどこかへ向かってもらうことにしたわけですが、
どうなったのかは結局描かれず。
ただまぁ、この状況下でウィリアムが動くなら東しかないでしょうね。
リコが東に来ることでカイにどういう変化がまた訪れることになるのか楽しみですね。
そして、リコの出発後ウィリアムは行方知れずとなる。
彼のことだから死んだということはまずないでしょうけど、心配ですね。

本当にまだまだここからだったのに、という感じです。
ぜひともシリーズが再開することを願ってます。

竜は神代の導標とな...

竜は神代の導標とな...
著者:エドワード・スミス
価格:723円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


トラックバック

TB*URL

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

template by Lazy Diary

copyright © ぐ~たらにっき all rights reserved.