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探偵事務所ANSWER~アンサーさんとさとるくん~/折口良乃(著) 読了

探偵事務所ANSWER~アンサーさんとさとるくん~/折口良乃(著)1巻の方が面白かった、
というのが正直なところですねぇ。
1巻はゾッとする感じがあったのに、
今回は全くなかったので個人的に気に入っていた部分が、
見事に抜け落ちてしまってた。
非常に残念でした。
八戸兄妹のことに決着がついたのに、
これだけ?という感じが非常にありました。
まだ続きそうな感じなので次には期待したいかなぁ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
今回は基本的に八戸兄妹に関することがメイン。
その中で新たに登場したのがアンサーさんの弟の聡。
霊感が一切ない彼の存在が八戸兄妹が現状のままでいられなくきっかけとなる。

最初は口裂け女。
聡との対決ということになっていたわけですが、
アンサーさんに対決する気はさらさらなかったようで、
響子にさせていたのは彼が受けた依頼のためだった。
というわけで、口裂け女騒動の沈静化がアンサーさんのところに入っていた依頼。
それに聡を利用しただけだったんだそうな。

口裂け女は実際にいるみたいですが、姉妹の人は口が裂けてるわけじゃない。
でも、人ならざるものである口裂け女と同じように人ならざるものではあるみたいな感じで。
どういう存在だったのかね。
アンサーさんが言うには丑の刻参りと口裂け女は繋がりがあるとか。
都市伝説として語られるよりもずっと前から存在していた怪談らしいですね。

二つ目は一音から持ち込まれたコトリバコという呪われた品物。
ただまぁ、呪いはすでに箱の中にはなかったわけですが、
そこにあった一音の想いは本物だったようですね。

しかしまぁ、寄木細工の開け方はわかっていても絶望的に不器用なために
開けられないって役に立たねぇなw
聡がいたおかげで無事に開けられたわけですけどね。

三つ目は八戸の実家。
こちらも聡が解決に。
が、謎は一部残ったままで。
使用人さんたちが親子仲を気遣って黙ってただけだったんですね。

で、ここでのやり取りが一番つまらなく感じた理由かなぁ。

つまらなく感じた理由は、普通気づくだろ、
という感じのことをアンサーさんも響子もスルーしてたこと。
それが、一音が人であり取り憑かれた存在だと信じ込んでいたから、
とするにはちょっと無理がある気がしたんですよねぇ。

というわけで、一音は取り憑かれた人間ではなく呪いそのものだった。
それもくねくねや八尺様ではなくコトリバコの呪いが人の姿に変えたものだった。
ということで、取り憑かれていたのは八戸の方だった。

ただ、兄妹としての絆に呪いだなんだは関係なかった。
八戸が一音のことを思っていなくなろうとしたことも、
一音が八戸のことを思って解呪してほしいと頼んだことも、
相手を想ってのこと。
生まれた時から二人は一緒だったから。

けれども、前に進むために解呪。

が、響子が一つ隠し事をする。
一音自体は消えていなかった。
力は弱くなったもののコトリバコの力は生きていた。
それを響子は預かって一音と友達として繋がりを持つことに。

アンサーさんのことを知るために。
アンサーさんは気付いていて黙ってるのか、本当に気づいていないのか。
どっちなのやらねぇ。

で、響子は一音から少しだけアンサーさんのことを聞かされる。
アンサーさんもさとるくんもどちらも都市伝説の名前だと。
そして、アンサーさんは生きながらに都市伝説になろうとした人だと。

一体何が隠されてるのやらね。
というわけで、続巻ではゾッとする感じがあるといいなぁ。

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