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不動産男子のワケあり物件/成田名璃子(著) 読了

不動産男子のワケあり物件/成田名璃子(著)序盤の不愉快な感じを乗り越えれば楽しめる作品だと思う。
というわけで、序盤はあらすじから感じていたままに、
今回もハズレだったかなぁ、と思ったわけですけども、
そこを過ぎたら結構楽しんで読むことが出来ました。
成田さんの他の好きな作品に比べると少し劣るというか、
何なんこれ、って感じの部分でやっぱり少し不愉快に感じるので、
ハッキリと楽しかった、とは言い難いんですけどね。
でも、そうなのなぁ、と不動産のことを知れたり、
充のやけっぱちながらも成長していく姿がとてもよかったです。
オチは大体予想していましたけど、
まだまだ秘密がありそうで非常に気になるところですね^^;

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不動産男子のワケあり物件/成田名璃子(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
何で自分を偽ることになったのか。
というのは、流されるままだったんですね^^;
あまりに魅力的な美女に誘われるがままに。

就活が全く上手くいかない中で別の人物として面接を受けることになったわけですが、
自分じゃないんだからと考えたことで緊張もなく思い切ったことを口に出せるように。
それが気に入られて3月までバイトでということでトントン拍子で話が進んだ。

でまぁ、美女の杏奈とお近づきになりたいという誘惑に負けて、
自分を偽ったままで仕事を始めることに。

不動産屋の黒い部分が描かれたりするわけですが、
決してそればかりではない、ということも充を通して描かれていたりも。
そうなのなぁ、と勉強にもなりましたね。

ただ、不動産屋のことよりもやっぱり充のことが中心になっていたから、
不動産屋にやってきた人の幸せを、という部分が少し弱く感じたかな?
とも思ったり。
序盤に関しては充の知識不足と力不足で中途半端な形になってしまってましたしね。

けど、自分を偽っているからとやけっぱちになって怖い社長にぶつかっていくことで、
成長していく姿はよかったですよね。
それは香坂さんとしては社長の変化も狙っていたようで、
狙い通りとなったようですね。
素直じゃないですけどねぇ。
まぁ、充に見せていた社長は一面でしかなく、
別の側面として古い付き合いの大家さんを大事にする姿も。
そういう活動も続けてきたのに、そちらは充には決して見せなかった。
本当に素直じゃないな、と^^;
だからといって、無茶苦茶なことをしてもいいというわけではないわけですけど、
少しだけ考えを変えることにしたみたいですね。

最初は大学生活で上京する女の子。
ただただ、不動産屋さん恐ろしいな、と^^;
杏奈も結局片棒をかつぐ形になってたので、
杏奈が実は本当の社長なんじゃ?とか疑いもしましたね。
会長がいたので、そうじゃないっぽいな、とはすぐにわかりましたけども。
なんせ怪しすぎるわけでね^^;

二つ目は資産家は資産家でやっぱり不動産屋の見極めはしないといけないみたいですね。
ただまぁ、この話に関しては惚れた弱みに付け込まれて、
ということだったようですけど。
で、その一方で同じように惚れた弱みに付け込まれた女性が
身の丈に合わない部屋を借りようとしていたわけですが、
杏奈が自分が嫌われても必死に止めようとしたおかげで、
考えなおしてくれたみたいですね。
しかしまぁ、男のクズっぷりったらないねぇ。
別れを告げられて男がどうなったのか気になった。

三つ目は事故物件について。
東京怖すぎるわ^^;
で、そんな事故物件を好き好んで住もうとする人たちがいることに理解が追いつかない。
意味がわからないし、理解したくもないけども^^;
別の理由で事故物件に住もうとしていた男性はなんかさらっといい話だったわけで。
本当にさらっと流されたけどいい話でしたよね?
親子の距離は縮まらないまま別れになってしまいましたけど、
きょうだいの距離がこれから縮まるといいですね。

最後はゴミ問題。
相手が女性ということでここでも杏奈がビシッと言ってましたね。
会社では掃除ばかりしているけれども、出世がきっかけで家ではゴミに囲まれる生活に。
そんなこともあるのなぁ。
強引な形での掃除から、しっかりとやり直すことと、
自分の望む形になるために一歩を踏み出すことを決めたようで、
最後は活き活きとしてましたね。

というわけで、そんな話の中で問題になってくるのが当然ながら充の身分偽装。
でも、不動産屋の三人はみんな知っていたんだそうな。
履歴書に写真がなかった、なんてのは嘘っぱちだったそうで^^;
三人それぞれ賭けをしていたようで、身分を黙ったまま3月が終わるまで働き続けるかどうか、
ということだったらしい。
けれど、3月が終わる前に充は自分から正体を明かすことを選んだ。

人がいいのか、悪いのか^^;

でも、三人とも充の働きぶりには感謝してるみたいですね。
社長は鬱憤もあるのはあるのでしょうけども、
色々と楽しんでいたんでしょうね。

ただ、そもそもとして何で杏奈は充を捕まえたのかね?
というところでもある。
彼女だって履歴書は事前に見てたんじゃないのか?と思うわけでね。
社長だけが事前に見てるとは思えないんですよね。
少ない社員ですからねぇ。

充が東京に来たばかりの頃に親身になってくれた不動産屋さんが彼女だった、
とかいう話も彼女のイメチェンでの変貌ぶりから充が気づかないことはなくはないけど、
そういう繋がりがあったにしても選ぶ理由にはならない気がするし。
単純にリクルートスーツを着ていたから、ってのもなんか違う気がするし。

最初から好意に近いものを充に向けてましたしね。
いやまぁ、あれは杏奈の癖的なものかもしれないけども。

というわけで、充の成長していく姿が楽しめたのは楽しめたんですけど、
それ以上にやっぱり杏奈の謎っぷりが非常に気になった作品でしたね。

最後のオチとしては実は5歳位の娘のいるお母さんだった、ということだったわけですが、
それはある程度予想してましたね。
ひとくせあるとしたら子持ちだろう、というのは予想しやすいですからね。
でもまぁ、デートで連れてくるというのは予想外でしたが^^;
充はこれからどうなっちゃうんだろうねぇ。

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