edit

汚れた赤を恋と呼ぶんだ/河野裕(著) 読了

汚れた赤を恋と呼ぶんだ/河野裕(著)随分と読むのに時間がかかってしまいました。
年末やお正月は読まなかったというのもあるのですが、
30分位読んだら気付いたら少し寝てた、というのが
何度も起こりましてね。
終盤はさすがにそういうのはなかったんですけど、
これまで以上に何なんだろうなぁ、という感じが強かった。
後は安達が最初から気に食わなかった、というところでしょうかね。
案の定な最後になってましたし、
あまり次が楽しみになれない終わり方でした。
どう考えても良くはならないだろうというのが想像つくわけで、
どうなっちゃうのやら。

関連記事
いなくなれ、群青/河野裕(著)
いなくなれ、群青/河野裕(著) 読了(ネタバレ注意)
その白さえ嘘だとしても/河野裕(著)
その白さえ嘘だとしても/河野裕(著) 読了(ネタバレ注意)
汚れた赤を恋と呼ぶんだ/河野裕(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
というわけで、あらすじを読んでいた時は疑いもせずに島での話だと思っていたのですが、
今回は現実での話でした。
何で現実でのことが島で?とは思ってたんですけど、
そのまま現実のことだったんですね。

七草と真辺が現実の方で大地をなんとかしようとするところが描かれていました。
その中で真辺への信仰のようなものを捨てた七草が
色々な人と接する中で自分のことをわかっていったり、
同じように魔女に自分の一部を捨てた真辺が思い悩んでいたり。

捨てられた方は捨てられた方で色々と思い、
捨てた方は捨てた方で当然色々と思い悩むことになる。

捨てたい部分を捨てたとしても、
根っこの部分は残るというか、その人の本質であるためにどうしても切り離せない、
ということなんでしょうかね。
それがたとえ自然な成長の中で捨てていったものであっても、
魔女に引き抜いてもらったとしても。

というわけで、七草が真辺に関することを捨てたように、
真辺は七草について捨てていたんですね。
二年前の別れが引っかかって真辺は色々なことを考えるようになった。
その中で自分一人でなんとか出来るようにすべきだと考えたわけですが、
どうするかを七草との再会出来るかで賭けをしていたらしい。
結果、七草について捨てることにした。

それでも、結局は互いに引かれていく。
どうあっても二人は他の人とは違う繋がりがあるのでしょうね。

安達経由で知り合った魔女と会ったことがあるという秋山。
彼は100万回生きた猫なのかな?
七草との話の中でそのタイトルも出てきましたしね。
そうなんじゃないのかなぁ?
と思ってますけど、どうなんだろう。

大地のことは相変わらず継続することに。
どういう形での着地になるんだろうなぁ。
大地自身で答えを出すのか。
何かのっぴきならない状況に陥ってしまうのか。
安達が島に来てしまったことがより悪い結末になりそうで怖いなぁ、と。
いらんことをしそうでならない。
ただまぁ、魔女にしか興味はないとしたら問題はないのだろうか。

これまではどうしたいんだろうなぁ、という部分が常にあった感じがしますけど、
安達が島に来たことでその辺がわかってくることになるのでしょうかね。
あまりうれしくない展開ですけどね。
どうなっちゃうのかなぁ。

汚れた赤を恋と...

汚れた赤を恋と...
著者:河野裕
価格:637円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


トラックバック

TB*URL

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

template by Lazy Diary

copyright © ぐ~たらにっき all rights reserved.