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竜は神代の導標となるか 3/エドワード・スミス(著) 読了

竜は神代の導標となるか 3/エドワード・スミス(著)1巻、2巻ともちろん楽しんできましたが、
この3巻はさらにいいですね。

何がいいって竜同士の戦いだけが全てではないことを描いてるのがいい。
バネッサの竜も兵力の一つとして考える戦い方。
竜を知らないヒューゴたちが経験してきた戦い方。
そのぶつかり合い、というのが読んでいてすごく興奮しましたね。

ウィリアムの方でも動きがあったわけで、
途中でその話に移ったので、早く続きして、
と最初は思ったりしてましけどね。
どこも楽な戦いはないようで、
そちらも今後どのように動いていくことになるのか。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
というわけで、新たに強い味方としてレアがエレナたちとともに戦うことに。
彼女自身は怪我の後遺症が残ってるわけですが、
戦闘以外のレアが戦うべき場所の強い味方になってくれてるみたいですね。
味方ではなく年齢を超えた友として。
どういう経緯なのかな、と思ってましたが、
前回の最後の戦いが全てだったようですね。

そんなレアに想いを寄せるリチャード。
相変わらずその気持ちは隠してるわけですが、
カナにからかわれたりしてましたね。
人との付き合いを苦手とするリチャードにとってはいいだろうとオリバーは考えてるみたいですね。
カナは直感で、カイやその父のヒューゴはその口の上手さで。
リチャードの気持ちがどういう結果になるのか楽しみにしたいですね。

そんな今回はカイが先生と慕うアンドリューの領内での戦い。
領督のクロンダイク家との戦いとなる。
領督の叔母にあたる猛将・バネッサの戦いに翻弄されることに。

竜と人とを組み合わせた戦い。
相手を巧に挑発して自分たちの思い描くように動かしたりも。

しかしまぁ、アンドリューの次女・ラキアはこれでもかというほどやらかしましたね。
三女のパララはすごくしっかりしてんのに、なんでこんなに違うのかね^^;
アンドリューもさすがにキレてましたけども、
あの後彼女はどうしたのやらね。
それでも何も変わらなさそうな気がしてならん。
その辺は今回のことで猛省しているであろう旦那であるセルジュが
さすがに甘やかさないと思いたいけどね。

パララはレアに続いてエレナの友達に。
歳相応の幼さもしっかりあるところが可愛いですね。
どういう姫様に育つのか楽しみですねぇ。

カナとメリダに作られた新型機。
リチャードのデザインで騎士竜に似せられたデザインになったわけですが、
性能差としてはどの程度なんでしょうかね。
綺晶機関に合わせて一から作り出したものなわけですけど。
しかしまぁ、カナが活き活きとしてましたね。
出来上がるのがいつかと待ちわびてるところもいいしね。
で、メリダの方は自分でいいのかと困惑したりも。
レアの変化なんかもあったりで、かなり思い悩んで周りも心配していたわけですが、
共にカイに救われたもの同士、ということでアーロンの言葉で少し気持ちが軽くなったみたいですね。
恋に発展したりもするのかな?と思ったり。

南部での戦い。
ウィリアムは息子を亡くすことに。
準備はしてきたわけですが、それでもわずかに及ばずという形で。
こちらの戦いでも竜だけじゃなく人も交えてという形になってましたね。
ウィリアムの徹底した家族愛。
拮抗した戦いの中でその情愛が良い方向に向くのか、
悪い方向に向いてしまうのか。
副官として父を支えていた息子の死が影響もするでしょうし、
南部での今後の戦いも気になりますね。
で、さっそく協定からの攻撃も始まってしまったわけで、
二つの勢力からの攻撃にウィリアムはどう動くことになるのでしょうかね。

で、カイたちの戦い。
バネッサに見事にしてやられるカイやアンドリューたち。
ことごとくバネッサに踊らされてましたね。
ただ、バネッサの知らないジェイドやヒューゴの登場で状況は一変する。
彼らが培ってきた経験がバネッサの経験を上回ることに。
狡猾さで上回り奪われた関門を取り戻すこととなる。

ヒューゴとジェイドはこれまで裏方として動き回っていたわけで、
この二人の活躍が前に出ていたので読んでいて楽しかったですねぇ。
本当に楽しそうだったんでね。
郡主としての責務から解き放たれたことで本来のヒューゴらしさというものを取り戻したらしい。
それはカイに似たもの。
カイが父の背中を見て育ってきた証拠ですね。

カイの方は敗北を知り、強者と出会ったことで、さらに成長することに。
ただ、まだクロンダイク家との戦いは続くわけで、
次の戦いがどういう形になるのか非常に楽しみですね。
周りの領主たちの動きも出てくるようですし、
一方向だけをみてればいい状況じゃなくなるとさらに厳しい戦いになるのでしょうね。

さてはて、気丈に振舞っていたエレナですが戻ってきたカイに有無を言わせずキスを。
パララの反応が可愛かったですねぇw
で、カナもやってきたりしたわけですが、そんな二人には気づかず二人きりの世界で時間はすぎる。
エレナからも許しをもらったアンジュへのお礼はどういう形になるのかな^^;

今回の戦いでレイバーンの制御板の対処は急がないといけませんけど、
どうなるんでしょうかね。
上手くいってないらしいけど、どういう解決策が見つかるのやら?
新型機の量産も始まってますけど、やっぱりレイバーンの存在は必要でしょうしねぇ。
カイはレイバーン以外の騎士竜を、というのは考えてないのかねぇ?
元になる骸竜が見つからないから物理的に無理なのか、
その考えが今のところないからなのか、どっちなんだろう?

一方で離宮以外の研究者を探すバーネットは苦戦。
魔女に力を借りることを決めたみたいですが、
どういう人物が登場することになるのでしょうかね。
彼女のわずかばかりの葛藤の時間が長い時間を見ると影響してきたり、
ということになったりするのでしょうかね。

さてはて、次巻も楽しみに待ちたいですね。

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