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レトリカ・クロニクル 香油の盟約/森日向(著) 読了

レトリカ・クロニクル 香油の盟約/森日向(著)前巻では最後がちょっと微妙なところだったと記憶していますが、
今回は最後まで楽しめたと思います。

まぁ、今回も何でそんな風にしか感がられんのかねぇ、
というのが相手になるので、
若干ムッとしながら読むことになりますけどね。
変わろうとしてる人たちの姿もいいですけどもね。
やっぱり気に食わん方に目が向いてしまうわけでね。

次巻はあるのかな?

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
カズラのシンを想う気持ちなんかも描かれていたのがいいですね。
シンを助けることになった時にはカズラですら思いもしていなかったこと。
長い時間一緒にいて情が移らないわけがないですよね。
シン本人が見てる前では見せないようにつとめていたようですが、
さすがに今回はたくさん動揺させられたり。
でも、彼女自身が思わず、ということだけでなく、見せるようにもなってる感じですね。
お酒は誰と飲むかが大事だとかね。

そんな二人の旅の目的も明かされましたね。
人間と獣人が対等な関係で幸せに暮らせる世界を作る。
最後の方のフィーネとの会話の中で、
そういう理想があるからこそ、ここで離れるわけにはいかないんだ、
的なセリフがあってもよかったんじゃないかね?
と思ったりした。
自分の手の届く範囲の関係を守れないままで理想もクソもないでしょう、という話だもん。
そういう意思表示を口に出してもよかったと思いましたね。

というわけで、前回の国の隣の国にやってきたシンとカズラ。
そこで出会ったのは赤犬の不足の女性。
彼女らの部族は香油を作ることに長けているわけですが、
人の支配を受けていた。
そこからの独立に、ということになったわけですが、
そこには様々な思惑が隠されていた。

ハンスとヨゼフの間に出来た絆のきっかけが気になった。
ハンスももとから獣人に好意的だったというわけではなかっただろうに。
何でそんなに互いを信用出来たんだろう?
香油の盟約を交わしたのはわかる。
でも、ヨゼフが亡くなった後に反故にすることも簡単だったはず。
それでも、残った彼等のために嫌われ者になろうとも、
彼等が独立できる時を待って守り続けてきた。
そうまで出来た二人の関係が本当に気になった。

そんな二人が繋いだ絆だからこそ、独立した後でもそれで終わりという関係にはならず。
この二つの関係が国の考え方を少しずつでも変えるきっかけになるといいですね。

人間と獣人とが手を取ろうとする関係とは真逆となる考えを持っていた人間の思惑。
何でそんな考え方が出来るのかとただただ理解できなかった感じですね。

一連の中で大きく成長したフィーネ。
部族を率いていくことになるわけですが、
大丈夫そうですね。
若いゆえの経験不足も今回の騒動の中で経験した濃密なものが大きな力となってるようですしね。
周りにも支えてくれる人はいるでしょうし。

エルヴィンの変化。
素直じゃないわけではありますが、
誰よりも今回の中で変化した人でしょうね。
彼がその後どうなっていくのか楽しみですねぇ。

で、シンたちは変わらず旅を。
次はどういう出会いになることやら?

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