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君の色に耳をすまして/小川晴央(著) 読了

君の色に耳をすまして/小川晴央(著)デビュー作の方が面白かった。
というのはあるかなぁ。
こちらも悪くはないのですが、主人公の性格ゆえなところも大きいですけど、
中盤が退屈だったんですよね。
前作は最初から最後まで飽きずに楽しめたので、
それに比べるとどうしてもつまらなく感じてしまいました。
ただ、終盤は楽しめたと思います。

次回作はもう少し早めに出してほしい^^;
1年半はちょっと間があきすぎだわなぁ。
間があいた分期待もちょっと大きくなっていたのかもしれませんね。

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君の色に耳をすまして/小川晴央(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
顔を見ている状態で声を聞くと、
その声に含まれた感情が色となって見えてしまう誠一。
そんな彼の前に現れたのは声の色を気にしなくてもいい相手、
声を失った真冬だった。
誠一は次第に彼女に惹かれていくわけですが、
その一方で彼女の秘密に気づいていくことになる。

お兄さんは妹想いなのはわかるけど、
本当に偶然だったのか?と疑いたくなるねぇw
まぁ、いいお兄さんだというのはよくわかりますけどね。
妹離れは出来るのでしょうかね?

我妻先輩はなんなんだろうね。
不思議な感じだったなぁ。
主張が強いし、うざいとは思うんだけど、極端に出過ぎてない感じがあるというか。
なんなのやら?

真冬の秘密は何なんだろうなぁ、と思いながら読んでいたわけですが、
根本的なところでは一つになるのかもしれないけど、
思いの外色々と隠しててビックリしましたね。

自分の人生を歪めてでも証明しようとした姉の本当の姿。
でも、そんな真冬を誠一が思いとどまらせることに。
人との会話を避け続けてきた誠一が面と向かって、
彼女の色を感じて伝え続けた結果だった。
そういう風に向き合う強さをくれたのは真冬だったから。

お姉さんとのやり取りにはそんな秘密があったのなぁ、と。
気がついたこと、というのは、それが上手くいっているかどうかを確かめるため。
誠一の話が彼女によりわかりにくいものを作れる技術を身につけさせることになっていたわけで。
ただ、それが無駄だということは真冬自身もわかっていた。
それでもせずにはいられなかったわけですけど、
取り返しがつかなくなる前に誠一が止めることに。

出会いの段階で声については気づける可能性があったのなぁ。
全く疑いもしなかった。
メモでのやり取りが長い月日で慣れたものになっていたとはいえ、
1年半前に戻った声を出さないように、というのは、
意識する分だけ余計に難しい気がするけどね。
それだけ復讐したい気持ちというのが強かった、ということなのかな?

姉の歌に込められていた想い。
本当のおまじないは歌だったんですね。

声を失うことになったきっかけ。
自分を責めてしまうのはしょうがないよなぁ、と。

何か書こうと思っていたことがあったはずなんですが、
思い出せなくてすっごくモヤモヤしてます。
なんだったっけか。

とりあえず、悪くはなかったです。
ただ、もう少し中盤の盛り上がりがほしかった、というところですかね。

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