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レイカ 3 警視庁刑事部捜査零課/樹のえる(著) 読了

レイカ 3 警視庁刑事部捜査零課/樹のえる(著)完結となる3巻というわけで、
どういう終わり方になるんだろうなぁ、
と楽しみにしていたわけですが、
いざ読み始めてみると何故か読む気にならず、
変に時間がかかってしまいました。

結末としては思いの外あっさりとした感じがあったかなぁ。
首狩り事件の真実としては胸糞悪さは極まってますけどね。
レイカがスッキリとして次へと進むことを決めたことで、
そういうのは薄くなっていたかなぁ、と。

樹のえるさんの次の作品はどうしようかと迷い中ですね。
あらすじを読んで気にならなければ買わないかもしれないなぁ。
悪くはなかったけれども、特別気に入った、ということはなかったかな。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
首狩り事件についてはこれまでの話の中にもうちょっと何かが仕込まれていて、
ということがあるのかと思っていたので少し残念だったかなぁ。
前巻読んでる分では司が犯人じゃないのんかと、思っていたわけですが、
それも前半部分で違うと出てしまって、なんだぁ、という感じに。

その前半部分は魔犬事件ということに。
司の家でモデルをしていたところ悲鳴を聞いて駆けつけたレイカが男に襲われている女性を見つけ、
彼を追うわけですが、犯人は獣に襲われ殺される。
似たような事件が何件かあり、それらも同一個体によるものであるとわかり、
レイカは追い求めていく。
まるで恋するかのように。

というわけで、碇が囮になったりして一件は解決することに。
最初は主人を守るために。
けれど、それをきっかけに獣へと変わってしまった。
主人の前では冷静さを取り戻したりもするものの、犯罪に類する匂いにひかれると止まらなくなる。

大切な家族を生かしたい、と思う気持ちはわかるけど、
碇を前にしたときの状態を考えると、野生にとする方が余計に危ないわなぁ。

後半はレイカの復讐が終わることになる首狩り事件の決着。
最初にも書きましたが、今回の部分で話が終わってくるので、
少し残念というか、ガッカリしたというか、そんな感じはありましたね。

で、首狩り事件の犯人の考えが本当に胸糞悪かった。
勝手な考え方すぎるだろ。
それに協力する息子も息子だし。
頭の狂いきった親子ですね。

犯人が保存した首に対して、それまでとは何かが違うと感じるのは当然だろ。
そこにはもう何もないのと一緒なんだか。
これからのことに夢を抱いて、目標を持って生きていたからこそ、
その美しさは本当の美しさになってるわけなんだから。
その時間を止めた時点で美しさはなくなるのは当たり前。
それに歳相応に老いていくこともまた美しさですよね。

自分の顔を若さを保つために変え続けた犯人にそんなことは微塵もわかるはずはないでしょうけどね。
事故がきっかけで顔の原形が崩れたとか、そういうことは関係なかったんじゃないでしょうかね。
いずれ、同じことしてたと思うわ。

本当に胸糞悪かったねぇ。

三流雑誌記者たちが中途半端だったなぁ、と。
デスクの方は碇と愛華の関係があったことをレイカに知らせることになったわけですけど、
前巻も出てきた女性の方はなんだったのかと。
あれなら登場させる必要なかったと思うけどなぁ。

事件の解決によってレイカは本当の自分を取り戻した。
お姉さんとの違いは泣きぼくろだけだったんですね。
9年の歳月でレイカの顔はお姉さんそっくりに成長していたらしい。
ただまぁ、お姉さんの仮面をかぶっていたという気持ちがあるだけに、
その少しの変化でもレイカには恥ずかしさがまだあるみたい?
それも、生きたいと願った周りの人たちとの時間が解決してくれるでしょうね。

大和はレイカの言葉を聞いてたみたいですね。
レイカは照れやらなんやらで大和の言葉を疑問に思わなかったのか、
気にしないことにしたのか、どっちなのやら?

レイカはきっかけはなんであれ刑事としてこれからも働くことを決めた。
そんなレイカと同じようにきっかけとなったものは解決した碇もまた、
今の仕事を続けていくことを決めた。

碇の過去ももうちょっとこれまでの話でほんの少しでいいから触れてたりしてほしかったなぁ、
というところですかね。

これまで散々事件のことは出てきてたのに、そこにあったものについては
今回突然降って湧いてきた、という感じが本当に強かった。
そういう部分は残念でしたけど、それなりには楽しめたかなぁ。

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