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ギンカムロ/美奈川護(著) 読了

ギンカムロ/美奈川護(著)読む時間がなくてしばらく放置していたために、
えらく時間がかかってしまいました。
というわけで、楽しめなかったということはないのですが、
今ひとつだったかなぁ。

「ドラフィル!」以外の作品はどうにもこうにも、
今ひとつピンと来ない感じが続いてるなぁ。

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ギンカムロ/美奈川護(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
楽しめなかった理由の一つは、
花火に対する興味があまりないことですね。
手持ち花火ならしたことはありますけど、
打ち上げ花火って見たことがたぶんないんですよね。
それゆえに興味があまりなかったから、
今ひとつ話に入りこめなかったかなぁ、と。
手持ち花火も人とするのはあんまり好きじゃないですしねぇ。
アホなことする人がいると、ってことですけど。

というわけで、花火師たちの物語なわけですが、
風間に関することがしょうもないというか、
こういう古くからある祭礼が絡んでくると、
変にしょうもない、って感じの展開だったり、
胸糞悪い感じになるんですよ。

本当にしょうもない理由がそこにあったわけですけど、
織爺がそう思っていたとしても、これからを担わせたいと考えている孫に
何一つ伝えない、というのはどう考えても間違えてるでしょ。
自分はしょうもないことだ、と伝えた上で昇一がどう考えるかは任せればいいわけだし。
風間が言わない、自分から言いたくなかった、ということなら、
やっぱり織爺が伝えるべきでしたよね。

ていうか、そういう過去があったのに講元が
事故で両親を亡くした子供を選ぶってのも何考えてんの?
って思うけどね。
自分で掘り返してるっていうのもあるし、
しょうもない問題に半ば巻き込んでる形になってると思うしねぇ。
本人はそういうことは思ってなかったようですけど。

というわけで、織爺が本当の最後とした銀冠はまた一人の少女の心に
強く残すことになったみたいですね。

花火に託す花火師たちの想いだったり、
花火を上げてもらう人たちがそれに込めた想いだったり、
というのはよかったかな、と。

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