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終わりの志穂さんは優しすぎるから/八重野統摩(著) 読了

終わりの志穂さんは優しすぎるから/八重野統摩(著)これからを賭けてやってきた画家の男と、
偶然出会った幽霊が見えるという女性との物語。
画家の男が彼女と接するうちに見えてくるものとは。
彼女が隠している秘密の正体は。

というわけですが、ほぼほぼ始まってすぐくらいに、
結末は読めましたが、それでも楽しめました。
いい最後だったと思います。

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終わりの志穂さんは優しすぎるから/八重野統摩(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
結末は予想通りって感じでしたね。
最初の段階でわかってましたけども、
公一郎にとっても志穂にとってもいい最後だったので、
展開は予想通りでも楽しめました。

最初の話のときはなんなんだろう?
って思ってたんですけどね。
画家なのに、何で推理みたいなことしてんだろう、と^^;
結局のところ、何で蓮池の話を志穂はしたんだろうなぁ?
と思わなくもなかった。
あれは成仏させるための何かがあった、というわけでもなさそうだし。
志穂の嘘の部分を作るために、ってことだったのかね?

志穂の妹がやってきた2つ目の話がよかったですね。
色盲だったのなぁ、と。
でも、そんなことは関係ない。
自分の見たままを、と。
先生自身も自分が見たものが本当に正しいものか、
なんてものはわからないのにね。
間違ってるだなんだと言われて、紫杏の良さを殺すほうが間違ってますよね。

最後は志穂と公一郎の話。
紫杏ともども幽霊が見えるらしいけど、姉妹で見えるようなら他の家族も見えてたんじゃないのか?
と思わなくはなかった。
おばあさんあたりは見えてたんじゃないのかねぇ?
と思ったりも。

というわけで、公一郎は志穂が人殺しなんじゃないか?
とか思ったりしたり、けど、志穂に触れられないと知って、
彼女が亡くなっている、と思ったわけですが、
本当は亡くなっているのは彼だった。

期限を決めて作っていた作品。
それを公一郎は生きている間には完成させることが出来なかった。
その未練を持っていたために、幽霊となって絵を描き続けていた。
そして、志穂はそれを完成させて未練をなくし成仏させようとしていた。
そういう彼女の考えは時に死神、と言われることもあるんだそうな。
それでも公一郎にとってその優しさは救いだった。
だから、志穂に島に閉じこもっていてほしくない、と別れの時に伝えた。

最初の段階で公一郎が幽霊だと思っていたわけですが、
幽霊になって絵を完成させ、誰かの中にそれがしっかりと残ったのはよかったですね。
出来れば紫杏にも見せてあげてほしかったなぁ、とは思うところですね。

エピローグで志穂が話し手になっていたのもいいですね。
これから島を離れるのでしょうけど、彼女は何を始めることにするのでしょうかね。
戻ったばかりは家のことで自由に動けないことにはなりそうですけど、
そういうのを取っ払って彼女がしたいと思ったことが出来るようになるといいですね。

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