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DOUBLES!! ―ダブルス―/天沢夏月(著) 読了

DOUBLES!! ―ダブルス―/天沢夏月(著)小細工なしのド直球な青春モノ。
やっぱり天沢さんはこちらの方がいいですね。
今回は特にそれが濃い内容になってたと思います。
今まで以上に焦点を絞って描かれていたんじゃないかと。
個人的にはほんの少し寄り道してもいいんじゃないかな?
とは思ったりもしましたけどね。
あまりに二人のことに絞りきってたので。

テニスの特にダブルスに情熱をかけた二人の少年の物語。
最初はぶつかり合っていた二人が次第に周りにも助けられ、
互いに歩み寄っていく。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
中学の最後の試合でパートナーが途中で諦めたことで相手を信用できなくなった駆と、
天才ゆえに孤高だった琢磨の二人がダブルスを組むことに。
駆はトラウマからダブルスで琢磨を信用できずに、
自分勝手な動きをしてしまい、
琢磨はこれまでの経験から自分だけで戦ったほうが上手く立ち回れると
駆を無視するような形に。
でも、それだとどうにもならないと互いにわかっている。

そんな中で先輩やら同級生やらライバルの姿に次第に気持ちが変わっていく。

しかしまぁ、二人以外がちょっとみんなしっかりしすぎじゃないか?
と思ったりも^^;
彼らには彼らの悩みはあるというのはわかりますし、
少しずつ描かれてましたけど、
二人に対して話す時は自分たちの過去の経験からくるものがあるのでしょうけど、
あまりに上手く気持ちを伝えすぎてる気がしないでもなかった。

まぁ、駆と琢磨が苦手すぎるだけなのかもしれないですけど。

ソラ先輩がいい先輩すぎるよねぇ。
で、妹の光もすごくいい子だった。
そんなところで恋模様なんかもあるのかな?
と思ったりもしたんですけど、そういうのはなく、
本当にテニスへの青春一筋でしたね。

トラウマを抱えたきっかけになった相手と最後は試合をすることに。
白熱した試合の中でさらにみんなが成長していったみたいですね。
それはきっとコートの中にいた四人だけではなく、
周りの気持ちにも変化を与えるものになっていたでしょうね。

若干まっすぐすぎる気もしないではないですが、
今までの作品の中では一番すっと入ってくるものがあったかな、と思います。
楽しかったです。

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