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神様の御用人 4/浅葉なつ(著) 読了

神様の御用人 4/浅葉なつ(著)前作までとは違い一柱の神様と一つの家族の話。
長編になっていることもあって、
短編になっていた前作までとはまた違った良さがありましたね。
短編の方がサクッと読める感じはありますけど、
こちらはこちらでまたよかった。
神様のことだけではなく、
良彦が御用人代理になるきっかけにも繋がってくる話だったりと、
神様の過去と人の今が繋がっていく感じがすごくよかったです。

第5巻も楽しみに待ちたいですね。
穂乃香がこれからどうするのか、というのも楽しみですねぇ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
天道根命という和歌山周辺を守ってきた神様の話。

今までとは違ってこれでもかという神様感があった最初なわけですが、
そうすることで自分の気持ちをぶれさせないようにしていただけだったんですね。
しかしまぁ、ほっかむりで再登場には笑ったw
やっぱり神様は似たり寄ったりで個性的な神様ばかりのようで^^;

というわけで、他の神様には聞かれたくないという天道根命の相談。
それは良彦が御用人代理になることにも繋がる一つの家族にも密に繋がることになる。

その家族の末っ子が良彦と友達だった。
野球の有名校出身であり、練習試合で顔を合わせたこともあったそうで。
そんな彼の抱えているものにも天道根命の相談が繋がっていく。

しかしまぁ、相変わらずの良彦の黄金の扱いw
今度は四次元ポケットを所望するというね^^;
モフえもんってw
モフペディアといい、良彦の中で黄金がどんどん軽くなっていってるね^^;
ただまぁ、黄金の食い意地もたいがいだからしょうがないけどね。
最後のは笑ったw
どんだけ食べるのかと^^;
痩せることは諦めた、というか、気づかないフリをすることにしたのかね。

で、大国主神と須勢理毘売夫婦。
あんたら何をしてんのかとw
大国主神は良彦にヒントを与えようとしていたようですけどね^^;
須勢理毘売は穂乃香と女子トーク。
そんな二人に相談したことがきっかけになって良彦にケーキをプレゼントすることに。
そんな一幕が今回はおまけとして巻末にありました。
穂乃香の今の気持ちがこれからどう膨れて、どう行動になっていくのか、
というのも非常に楽しみですね。

というわけで、今回の御用人としての仕事は良彦の正式採用が
かかったものだった。
良彦が気のせいかと感じた光はそれを意味していたんだそうな。
で、その裏では大国主神の思惑なんかも隠れたり。
大国主神のもう一つの仕事として名草戸畔を幽冥にとずっと声をかけていたらしい。
ただまぁ、良彦の今回の働きで彼女はずっとこの世に留まることを決めたみたいですね。
それもまた一つの形かと大国主神も諦めたようで。
こんな偉大な母親が多くの人を守っているというのはありがたいことですね。
そして、その血筋である達也のお母さんもまた娘を守っていたわけで。
母親というのは本当にすごいですね。

で、良彦と達也のおかげで本当の自分を取り戻した天道根命は
残した言葉通りに達也のお姉さんの魂を体に戻してくれたようで。
本来人の子に直接関わることはダメなわけですが、
黄金と大国主神は見なかったことに。

良彦が寄り添って駆けまわって、という姿が二柱の気持ちをそうさせてくれたのでしょうね。

しかし、天道根命は名草戸畔の弟だったとはねぇ。
全く想像してなかった。
だから、天道根命についての記述があまり残っていないということだったのなぁ。
なんでなんだろうと思いながら読んでたので本当にスッキリと納得した。

達也の家族の問題。
不器用な父とその息子。
似たもの同士なんでしょうね。
それが遠いご先祖様の相談から解決へと至る。

確かに神様は人の子一人ひとりの細かな事情というものに気を向けないのかもしれないですが、
でもやっぱり見ていてくれてるのでしょうね。
感謝する気持ちは忘れちゃいけないなぁ、と改めて思いました。

で、良彦の前任の御用人は達也だったわけですが、
タイミングが色々と悪かったようで。
もし違ってたら良彦が今の良彦にはなれてなかったでしょうし、
色々と遠回りにはなってるのでしょうけど、
こうなるのは運命のようなものだったんでしょうね。

もう達也が御用人となることはないわけですが、
今回の良彦との再会の縁がこれからも続いていくといいですね。

さてはて、次巻からは良彦は正式な御用人として神様たちの話を聞くことに。
寝ぼけて黄金に言ってましたが、何かが変わるわけではないですし、
お給料やら交通費が出るわけではないですけど、
これから続けていく上で、変わるわけではなく、良彦にはあえて変わらないでいてほしいですね。
神様に対してのスタンスが彼らしいままでいてほしいですね。
神様との距離をあまり感じさせない良彦の立ち位置がすごく好きなんでね。
それを大事にしてほしいですね。

というわけで、次巻も楽しみだなぁ。
早く読みたい。

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