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不機嫌なコルドニエ 靴職人のオーダーメイド謎解き日誌/成田名璃子(著) 読了

不機嫌なコルドニエ 靴職人のオーダーメイド謎解き日誌/成田名璃子(著)話自体は楽しめたのですが、
いかんせんメインどころの登場人物が好きになれなかった。
それでもまぁ、一つ前に読んだ作品よりは楽しめましたけどね。
あれはもう一度読んだら少し違って感じるかもしれないですが。
とりあえず、楽しみにしてる作家さんではあるので、
もっと素直によかったといえる作品が読めることを楽しみにしたいですねぇ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
靴の声を聞き、履いている人が抱える問題を紐解いていく。
ただまぁ、天野がよく見てるというのはわかるけど、
天野以外があまりに見てないだけ、という感じにも思いました。
わかりやすい話ばかりだったんでね。
結局のところ、京香たちはまだまだ履く人のことが見えていない、
ということではあるのでしょうけどね。

靴の声、というのは靴だけを見るんじゃなく、
それを履く人も見てようやく聞こえてくるものなんですね。

というわけで、様々な理由から持ち込まれた靴。
それから、お店にやってくることになった京香の事情とその裏にあったもの。

もう少し天野のことにスポットをあててほしかったかな?
というところですかね。
過去がさらっと流され気味だったのが少し残念でした。

最初の方の京香はなんなのかと。
妹の方はなんとなく気づいてるだけに、それを聞こうとしないというところだったり、
天野を最初から疑ってかかっていたり、というのが気に食わなかった。
騙されていたと気づいてからは少しずつ変わってきてたので、
気にならなくなりましたけど。
靴に対する考え方も変わったようですし。
それでも、変わらない気持ちもしっかり持ってるところもいいですね。

そんな京香の元カレと天野の繋がり。
まだわだかまりは残ってるのでしょうけど、
今後どうなっていくのやら?
天野は京香に刺激されてデザインをもう一度考え始めるようですけど。
で、そんな天野の正体を知った京香もまた靴に対してこれまで以上の真剣さで
向き合っていくのでしょうね。
そんな二人が高め合った靴はどういうものになるのやら?

雄大のキャラが何でこんなことになったのかと、
ただただ思った。
変にキャラを際立たせただけで何もなかったので余計に謎です。
だから、今作の中で一番嫌いでしたね。
というか、イラッとしてました。
彼が話し手になっていた話は早く終わってくれと思いましたねぇ。

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