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その白さえ嘘だとしても/河野裕(著) 読了

その白さえ嘘だとしても/河野裕(著)なんなんだろうなぁ、一体。
不思議な世界だ、本当に。
登場人物も何か妙に魅力的なんですよね。

今回はクリスマスイヴの話。
探しものをする人たちと七不思議。
それらは一つに収束していく。

シリーズものですけど、
これだけ読んでも全く問題ない感じの作りになってた気がする。

第三作は年末の予定。
予定通りに発売されるといいなぁ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
そういうことだったのか、と思いながらも、
もう一方で何でなんだろう?と同じ部分で疑問みたいなものを持つ感じのものが多かったねぇ。
全ては明らかにされない。
でも、それがイヤではない感じで。

というわけで、クリスマスイヴがすごく濃い一日になってましたね。

全てはネット通販が使えなくなったことが始まり。
結局、何で使えなくしたんだろう?
使えなくしたのは当然というかなんというか魔女だったわけですけど、
魔女はなんでそれしたのでしょうかね。
彼女にだけ見えてる何かがあって必要性があったから、それをせざるを得なかった、
ということなんでしょうかね?
それには七草がハッカーの噂を広めるということも含まれてたとか、
そういうことなのかなぁ。

前作と同じで七草が裏で何かをしていたわけですが、
当然ながら全てが思い通りにいくわけもなく、
結構紙一重な感じのものばかりだった感じですね。

ただ、七草が全て仕込んだというわけではなかったようで。
にしても、よくやるなぁ、という感じでしたけどね^^;

そうして七草がたどり着いたのは魔女。
正体は堀だった。
ただ、彼女は魔女の一部、という感じなんじゃ?
と手紙の内容を読んで思った。

でも、その手紙で七草が重要だと感じたのは別のこと。
確かにあんな風に言われたら嬉しいだろうねぇ。
実際、堀が七草に感じてるものは間違ってないところが多いので、
本当に二人はいい関係なんでしょうね。

ところで、金貨の夢ってのはどういうことなんだろう?
何を意味してるのかね。

話が大きくなった原因の弦探しをする佐々岡。
いい最後でしたねぇ。
七草が明かした真実を聞いた時はどうなるのかと思ったけど、
その後を真辺が引き継いだことで上手くいってよかった。
諦めなくてよかったですね。

いるはずのないハッカーを探す真辺。
そんな真辺のプレゼント選びに苦戦する水谷。
水谷は色々と抱え込んでパンクしそうになってましたけど、
真辺がいいガス抜きになってましたね。

真辺から七草へのクリスマスプレゼント。
予想通りの展開だったなぁ、と。
七草は自分のことには鈍いのかな?

郵便配達員の時任は結局何者なんだろう?
七草の幼いころを知ってるらしい。
でも、七草は時任を階段島に来てから知った。
で、時任が知らない七草のことを知る真辺を警戒してるそうな。
確かにそれまでが平穏だったのなら変わってきてるのでしょうけど、
それを時任が懸念してるのはやっぱり彼女も魔女だからなのかね?

ていうか、七草は一体何がしたいんだろうなぁ。

ラーメン屋台の店主の名前は明かされる前にどこかで出てたと思うんだけど、
何だったのか思い出せず^^;
そこが若干モヤモヤしてます。

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