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竜は神代の導標となるか/エドワード・スミス(著) 読了

竜は神代の導標となるか/エドワード・スミス(著)盛り上がりどころが度々あって退屈せずに読むことが出来ました。
面白かったです。
ただ、個人的には今まで読んだシリーズの方が好きかな、
というところですね。

どう考えてもそう行き着くよなぁ、というところになったわけで、
カイがそれを背負ってどのようになっていくのか。
これからより多くの人との繋がりも出来るでしょうし、
それにしたがって戦火も広がっていく。
その中でカイらしさというのを失わずにいられるのか。
エレナを守り抜けるのか。
祖父と描いた未来に辿り着けるのか。
続くようなのですが今後どうなっていくのでしょうかね。

そういえば、カラーの部分のエレナとカナのやりとりが本編にはなかった気が?

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
鉄騎竜という絶対的な力をもって一つとなった国。
その安寧は滅びへと向かう一歩として、王国軍戦略参謀の男は再び戦乱を巻き起こした。
革命として。
そんな中心の反乱に辺境の地でありながら渦中のど真ん中となる主人公たち。
そして、大きな力に対抗するためのさらなる大きな力が動き出す。
神代の時代の竜が彼らを導くのはいずこか。

というわけで、主人公のカイが祖父のゴドーとともに研究していた神代の骸竜。
それを鉄騎竜に対抗しうる存在として騎士竜として蘇らせたわけですが、
その動力はそこらにある石ころとされていた石。
それに秘められた本当の力を使ったわけですが、
まだまだその石にも秘密はありそうな感じで。

で、骸竜そのものも解明しきれていない部分の方が多く、
最後の最後で恐ろしい力を発揮したりも。

兵器としての力をゴドーは恐れていたわけですが、
カイはこれからどう使うかは自分たちが決めることだと語っていた。
兵器じゃないかもしれない、と。
ただ、圧倒的な力を前に兵器としてしか見えないわけで。
そんなのはわかりきっていたわけですけどね。

その大きすぎる力をカイはこれからどう使っていくのでしょうかね。
動力源となる機関だってカイが描いていたような人の生活に役立つ力として、
もちろん使うことは出来るでしょうけど。
カイの描く正しい使い方を万人がするわけもなく。
兵器としてのあり方が前にある以上、難しい話ですよね。
そちらの使い方をするな、とは言ったところでどうにもならんわな。
時代が進めば骸竜そのものの解明も進むだろうし。

神代の時代では何でそのような力が必要になったのかね。
一体滅びに至った理由はなんだったんだろう?

ヒロインとなるのは唯一残った王位継承者。
本来はそんなものとは無縁な存在であったわけですが、
ウェインによる反乱で彼女のその肩書が意味を持つことになった。
両親のいい部分を受け継いだ彼女は弱さをなかなか見せないわけですが、
カイの前では素直になることも。
ただ、基本的には尻を叩くことの方が多いようで。
それでも、互いに背負っていくものを支えあって、
幼いころからいい関係が続いてるみたいですね。

ただまぁ、アンジュというライバルは手強そうですねぇ。
大人の余裕たっぷりで^^;
想いはあるのはあるみたいですけど、エレナから奪い取ろうという気はないようですけど。
ゴドーが助手として連れてきたわけですけど、どういう人なのやらね。
技術者として優秀なわけですけど。

カイとエレナのもう一人の幼馴染であるカナ。
マイペースな彼女は人と見ているものが違うわけで、
天才肌みたいですね。
鉄騎竜を以前少しだけ乗ったことがあったらしいけど、
鹵獲して改造した鉄騎竜を見事に動かしたというね。
そういう出番があると思ってなかったので驚きましたねぇ。
アイロスは今後、ちゃんと運用できるように仕上げるのかな?
他の鉄騎竜も誰かが乗れるように修理すんかね?

カイのライバルとなる王国軍最強の騎士。
こちらもまた天才なわけですが、騎士竜の力を前に敗北。
勝ちまで一歩だったわけですけどね。
そんな彼が生き延びた、ということが今後厳しくなるでしょうね。
騎士竜のあり方を十分に観察してましたからねぇ。
カイが恐れていることが目の前に来る日も近いのでしょう。

カイのお父さんのヒューゴだったりエレナのお父さんのオリバーの
キャラクターが好きだったなぁ。

そんなこんなで続刊ではどうなっていくのやら。

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