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つれづれ、北野坂探偵舎 感情を売る非情な職業/河野裕(著) 読了

つれづれ、北野坂探偵舎 感情を売る非情な職業/河野裕(著)佐々波がまだ編集者として仕事をしていた頃の話。
そして、雨坂が目覚める頃の話。
一つの小説賞の裏で起こっていたこと。

前作から少し間があいたことで、
イマイチ入り込めなかったなぁ、という感じで、
読むのに時間がかかってしまった。
次巻はもう少し早く出てほしいねぇ^^;

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
恋人の死。
彼女の行動がそんな展開しか感じさせないものでしたけど、
そういう側面もあったのなぁ、と。
自分の好きな作品を佐々波に燃やしてもらおうという思惑。
全くわからなかった^^;

で、その死を五年後に改めて雨坂が物語を紡ぐわけですが、
そこにはさらに別の意味もあった。
ここにも紫色の指先が関わってたんですね。
ただ、彼女はそうなれなかった。
彼女の中の一番が佐々波へと変わっていたから。

そして、佐々波は彼女とずっと一緒にいることよりも、
雨坂の編集者であることを選んだ。
最後の作業を二人でして、別れを選んだ。

佐々波が答えを先延ばしにしてなかったら、
違う展開になっていたのでしょうね、本当に。
ただ、そういう選択をしていたら雨坂はきっと目覚めなかったんだろうな、
とも思いますね。
そういう関係性はきっとあったんだろうと思う。

佐々波視点と後輩の工藤視点でも話が進んでいたわけですが、
こちらはなんとも複雑な気持ちになる終わり方だったねぇ。
ただまぁ、もう一度続けようと思えるようになったのは作家さんもよかったでしょうし、
工藤も今回のことは大きな経験になったでしょうね。

紫色の指先の正体。
それは幽霊の集合体。
カラスは何故それを知っていて、その中に誰がいるのまも知ってるのだろう?
本当に何者なのか。

その中には雨坂の姉もいるらしい。
彼女は何故そこにいることを望んだんだろう?
で、もう一人雨坂はいるらしい。
それは匿名希望の天才作家でもあるとのこと。
雨坂は予想していた繋がりらしいけど、一体どういう人なのやら?
二人の父親ってこと?

で、ノゾミはどうなったんだろう?

パスティーシュってもしかして三原さんなんじゃ?
とか思ったんですけど、さすがにないかね?
けど、何かこの人も雰囲気が謎な部分があったので
繋がりはありそうな気がしないでもない。

折込チラシに書かれていたショートストーリーは本当に短い話だったなぁ。
結局、どう伝えることを選んだんだろう?

次巻はもう少し早く出してほしいなぁ^^;

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