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φの方石 ―白幽堂魔石奇譚―/新田周右(著) 読了

φの方石 ―白幽堂魔石奇譚―/新田周右(著)期待度としては低かったわけですが、
思ってたより楽しめました。

方石という不思議な技術の設定が深く歴史に入り込んでるのがよかった。
もっと近代になって生まれた技術なのかと思ってたんですけど、
遠い昔に突然現れたものであるみたいで、根源がハッキリしてはいないみたいですね。
その辺は今後語られてきたりするのかねぇ?
というのも気になりましたし、
単純に仕組みが不思議で読んでいて楽しかったなぁ、と。

後は登場人物のキャラクターも好みでしたので、
面白くなかった、と思う理由はなかったかな、と。

メインの二人のそれぞれの過去が引っ張ることなく
明かされていたので続編はあるだろうと予想して読んでいたので、
少し意外な感じでした。
宵呼のことは今回の話のメインになっていたから、
過去を触れるのは当然で、
だから、瑛介の方は引っ張るのかな、と。

ただまぁ、終わり方から続編はあるだろうとは思うので、
どういう話で続くのか楽しみにしたいですね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
宵呼の生い立ちが深く関わる今回の事件。
その中で彼女が知らなかった両親のことを知っていくことになる。

複写というもののあり方もメインですね。
やっぱり同じものを作ったとしても唯一無二のものだと思うけどね。
一緒に過ごしてきた時間というものがやっぱりありますからね。
ましてや人を同じように考えるというのは狂ってるわなぁ。

というわけで、方石という服飾品に姿を変える石がある世界での物語。
日本に昔からある伝統技術として世界にも広がっているもの。
ただ、どう生まれたのかというのは詳しくはわかっていないらしい。
その辺の謎が今後明かされるのかが気になります。

瑛介は方石の中で魔石と呼ばれるようになってしまったものを、
回収して失われてしまうことから守っている。
その瑛介も魔石に狂わされた一人。
だけど、瑛介は方石には罪はないと。
使う側の問題でしかない。
それは自分を殺し生かし続けているφであっても。

というわけで、まさかの死者というね。
マジか、とビックリしましたねぇ。
でもって、梔子連作というのは一体何なのかと。
朽ちることもなければ、その紗印の効果も。
他とは桁外れなのは一体作者は方石の何を見たのでしょうかね。

φを知った後だとμにそれほどインパクトはないけど、
完全なコピーというのは組成図を見ていないのに出来るということでしょうから、
十分異常なんでしょうね。
μの力で梔子連作の他の作品のコピーも出来たのだろうか?
というのは気になった。

瑛介は宵呼にどこか繭子を重ねている、ということはあるのでしょうかね?
守り石として渡した方石も本来は繭子に渡すためのものを仕立て直したわけですし。
そういう瑛介の気持ちが今後、宵呼との間で摩擦が生まれたり、というのはあるのでしょうかね。
まぁ、すでに涼子との関係が気になってるようですけどね^^;

瑛介の本当の姿というのはどういうタイミングで知ることになるのかも気になりますね。

守り石のサンドリヨンはドレスらしいけど、
何で瑛介はドレスにしたんだろうなぁ。
贈った相手を守りたい、という気持ちが込められてるのはわかるけど、
ドレスという形にしたことに込められてる想いというのはどういうものなんでしょうかね。



サイドストーリー
「φの方石 ―魔石奇譚拾遺 小桃の讃歌―」

宵呼が島にやってくる前の話。
最後に説明会にやってきていた宵呼とぶつかってましたね。
まだ髪を切る前の彼女。
知ってか知らずか、猿渡が言っていた髪型になったんですね。

というわけで、演劇で使われていた方石にまつわる話。
解明されていないなんかしらの部分が作用しているんじゃないか、
ということだったわけで、向き合い方はそれぞれ。
ドレスは違うものの、公演は上手くいったみたいですね。
本当に色々な形の紗印があるんですね。

瑛介はこの女性とはその後接点はあるのかな?
続編で再登場とかあるんでしょうかね。

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