ぐ～たらにっき

Lazy Diary

2014.12.24 21:42 | TB:0 | CM:0

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スプラッシュ！/美奈川護（著）　読了

時間がかかってしまいましたが面白かったです。
二人のボートレーサーがレースで語る物語。
そして、繋がれていく思いも。

前作の「キーパーズ」が悪くはなかったけど、
ってところだったんですが、今作はよかった。

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スプラッシュ！/美奈川護（著）

以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。

新垣って誰なんだろうか？
というままにしばらく続くもんだから、
てっきりフライングの時に接触やらして怪我をさせた相手なのかと思ったりしてましたね。
その正体が叔父で怪我は別の話で最後へと繋がっていくわけですが、
そんなことになってたのなぁ、と。

というわけで、剣道一筋だった生活からボートレースの世界に足を踏み入れることになった陸。
なんともまぁ、いろんなことがいっぺんにやってくるデビュー戦でしたね。
家族がそれ以降ほぼ出てこなかったのがよかったのか、悪かったのかわからん。
何なん？という感じがなくもなかったです。
とりあえず、母親が告白するタイミングが悪すぎだろ、と。
息子がどういう想いで選んだ道かは知ってたのに、
いざデビューが決まった直後にって。
せめて、養成所を終えた直後に言うべきだろうてねぇ。

まぁ、追い打ちをかけるように憧れの選手になっていた叔父が事故にあったわけではありますけども。

その事故の裏にあった真実。
一匹狼の本当の思い。
そして、彼の思いを知るもう一人。

六花は娘なんだろうな、というのは予想出来てたので驚かなかったし。
六花は陸に嘘は言ってないでしょ、と根拠もなく思ってましたね。

だから、色々と一方の話を聞いて動いた陸の行動にヒヤヒヤしたりもしたわけで。
新垣ナイスタイミングです、という感じでしたね。

先輩の三人がまた良いキャラしてたなぁ、と思いました。
楢原はいいお姉さんだったし、
堺は最初はなんかヤな奴って感じだったわけですが、
一度認めるとすごく取っ付き易くなってましたね。
なんだかんだでいじられたりもする人でよかった。
ベテランのカメさんは独自の道を行き過ぎててすごかった＾＾；
あんな風に自由にしてる人って実際にいるもんなんですかね？ｗ

レースの描写はなんとなくこんな感じかな、というところではあるんですけどね。
見たことはないから。
それでも手に汗握る攻防って感じで読んでいて楽しかったです。

結局、どっちが勝ったんだろう？
引き分けたってのが非常にありそうではあるけど＾＾；
ボートレースに同着はあんのかな？

そして、SGでの再びの賭け。
賭けの内容はわかりきってますけど、どちらから言い出したこのなのやら？

不器用な二人のサイドストーリーで描いてほしかったなぁ。
書き下ろしがなかったのがちと残念でした。