edit

からくさ図書館来客簿 第三集 ~冥官・小野篁と短夜の昔語り~/仲町六絵(著) 読了

からくさ図書館来客簿 第三集 ~冥官・小野篁と短夜の昔語り~/仲町六絵(著)まさか、こっちにも菓祖の田道間守命が出てくるとは。
実際にその人が出てきたわけではなく話の中でというわけではありますけど、
直前に読んでいた御用人でこういう神様の存在を知った直後に
別の話で名前を見るというのは何か嬉しいですね。

さてはて、今回は5話構成ですが前後編が2つなので
3つの話になります。

里見八犬伝の作者の曲亭馬琴と時代小説を描こうとする少年。
金魚屋の元店主と和菓子職人の青年。
そして、篁がかつて隠岐で共に過ごしていた少女と司書の女性。

そんな3つのの話になるわけですが、
その中で時子のこれからについて触れたりもします。
道なしとどう向き合っていくのかを考えていくことに。
篁の過去の想いについても触れたり。

次巻も楽しみですねぇ。
一つ道を決めた時子が道なしと一人で、という話があることを期待したいなぁ。
篁はこっそり見てそうですけれども^^;

関連記事
からくさ図書館来客簿~冥官・小野篁と優しい道なしたち~/仲町六絵(著)
からくさ図書館来客簿~冥官・小野篁と優しい道なしたち~/仲町六絵(著) 読了(ネタバレ注意)
からくさ図書館来客簿 第二集 ~冥官・小野篁と陽春の道なしたち~/仲町六絵(著)
からくさ図書館来客簿 第二集 ~冥官・小野篁と陽春の道なしたち~/仲町六絵(著) 読了(ネタバレ注意)
からくさ図書館来客簿 第三集 ~冥官・小野篁と短夜の昔語り~/仲町六絵(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
もうちょっと時子目線で描かれてる部分があるのかと思っていたのですが、
留守番部分があまり描かれてなくてちょっと残念だったかなぁ。
まぁ、その中でしっかりとこれからを決めていましたけれども。

そういう結論に至るのは当然ですよねぇ。
安詳儀を持たないことにした時子。
辛い道のりになる。
けど、篁がしていることなら、とその道を選んだ。
二人共もうちょっと素直になればいいのにねぇ。
というかまぁ、篁がって方が強いでしょうけども。

最初の話の道なしは曲亭馬琴。
里見八犬伝というのはもちろん名前は知ってますが、
小さい頃は本を読まない子だったため、簡単に描かれた本とかも読んだことがないですね。
だから、もちろん作者の名前も知らなかったわけで、
ましてや、実際の作品が大長編だということも知りませんでした。
28年かけて描かれた作品ってすごいな。

そんな馬琴の心残りを篁が、というわけではなく、
彼が憑いていた少年・信介と一勝負ということになった。
時子が結構なヒントを与えたわけではありますが、
答えに辿り着いた信介。
里見八犬伝は黙読するのではなく音読して広めてほしい作品だったんですね。
昔はそうした風習があったために馬琴は声を出すことで
盛り上がるようにふりがなをうっていたりしていたんだそうな。

2つ目の話は時子が持つのを悩んでいた安詳儀を使う話。
記憶が曖昧になっている道なし。
篁ならなんとか出来そうな気がしないでもなかったんですが、
そう簡単な話でもなかったんでしょうね。
篁は安詳儀を持っていないので彼をつけていた山吹がやってきたわけですが、
本当の名前を聞いても申し訳ないけどさっぱり知らなかった^^;
金魚屋さんのことは問題ないらしいけど、
雅也と沙央里がその後どうなったのか気になりますね。
沙央里の金魚の思い出の中にはきっと残ってるでしょうし、
あの時のとなった時どういう表情をするのか気になる。

3つ目の話は篁の過去に繋がる話。
篁が夢を見る形で当時のことが描かれてるのがいいですね。
隠岐で出会った少女との物語。
その少女が道なしとして現世に残り続けていた。
そんな少女にヤキモチを焼く時子もよかったですね。

隠岐の島々を繋ぐ図書館のシステムは実際にあるものなんですよね?
本を読むことで島に、という願いがかなってくれるといいなぁ。
もちろん外への憧れを持つ子も多いでしょうから、
なかなか難しいでしょうけど。

隠岐での暮らしの中で阿児奈の存在は大きかったでしょうに、
あの別れは寂しすぎるよ^^;
あまり阿児奈の中に自分を残さないようにってことらしいけど、
1年近くいたらそんなの無理な話でしょうにね。
まぁ、天道に入るわけだし、これからまた話す機会もあるのかな?
もう少しゆっくり話が出来るといいですね。

その留守中に時子は安詳儀を持たないことを決めたわけですが、
金魚屋さんのことを思い出し、
もう一度読んだ本に別の側面を見たから。
ほんの一部の話。
でも、それを選びたい、と。
篁が歩いている道を。

周りから見ればやっぱりどうして?
という感じの二人なわけですが、
少しずつ変化があるといいですねぇ。

次巻も楽しみです。

からくさ図書館来客簿...

からくさ図書館来客簿...
著者:仲町六絵
価格:658円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


トラックバック

TB*URL

仲町六絵 『からくさ図書館来客簿 第三集 −冥官 小野篁と短夜の昔語り−』

JUGEMテーマ:読書感想文      ◆   からくさ図書館来客簿シリーズ    天道、地獄道、修羅道、餓鬼道、畜生道があるが    また、現世で善い行いをしたにも関わらず天道にも行けず    現世を彷徨...

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

template by Lazy Diary

copyright © ぐ~たらにっき all rights reserved.