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キャロリング/有川浩(著) 読了

キャロリング/有川浩(著)始まり方が予想していたのと全然違ってビックリしました。
で、読む前からちょっとイラッとするのが続いてたのもあって、
流れがあまり好きじゃなかったんですが、
どう着地するんだろうなぁ、というのは、
いいところに着地してくれたのでよかったです。
もうちょっと気分がいい時に読み直したら、
少し違ってたかな、と思います。
でも、やっぱり好きじゃない部分は好きじゃないかな、とは思いますけど。
悪い方には話が進んでいないので楽しめたかな、と思います。

帯にハートフルなんて書いてたからのんびり読めると思ってたんですけどねぇ^^;
本当に展開にビックリしましたよ。

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キャロリング/有川浩(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
クリスマスに倒産が決まっている子供服を作る会社と
そこで預かる子供とその家族の物語。

問題が起こり、その相手側にもスポットが当たるわけですが、
そちら側がどういう結末になるのかな?
と思っていたら、とりあえずはこれからの繋がりの出来る終わり方でよかったかな、と。

柊子とレイの大切な人を想ってのあり方。
正しいことを言えて、自分で自分のことを決めてきた柊子と、
自分のことを自分で決めることが許されなかったレイ。
そんな二人が二人きりで話せたのはいいことでしょうね。
それがきっかけになってレイは自分で自分のこれからを選ぶことが出来た。
大切な人を守るために。

赤木が典子と名乗った時に糸山たちも声をかけてましたが、
自分で自分たちは家族だ、って言ったんだから、そこも引き受けないとね^^;
この四人が今回の罪を償った後に、自分たちで選んで道を選べることを願います。
いけないことをしましたし、変わろうとした方法が今回のやり方でしたけど、
最後に一歩踏みとどまれたことが、変わるきっかけになってほしいですね。

大和の過去。
その過去から柊子と別れることになってしまったわけですが、
最後にはずいぶん年下の友達に尻を蹴られる形になってましたね。
子供が嫌いだという大和ですが、
なんだかんだで面倒見がいいですよね。
で、精神年齢が近いからいがみ合うんだろうしね。
両親だけなら、本当に嫌いになっていたでしょうけど、
英代さんがいてくれたから本当に救われたんだろうねぇ。
両親のイヤな部分、英代さんたちからもらったいい部分。
両方を持ってるから、大和はきっと誰よりも優しく厳しくあれるでしょうね。

航平の家族。
やっぱり無理なのか、というところはありますけどね。
大和は本当に航平にとって大きな存在になってましたね。
対等な立場みたいになってましたけど^^;

そこで落ち着くんだ、という感じのベンさんと朝倉。
ベンさんは優しく見守ってましたけど、
朝倉の方はいつから意識していたのやら?
朝倉は攻められると弱いのかな?
この二人もその後どうなったのか気になりますね。

本当にいい会社だったなぁ。

さてはて、感想書いていたら何か思いの外スッキリしてイラッとしてたのが
あまり感じられなくなりました。
まぁ、基本的にウルッときたりとしてたから楽しめたんですけどね。
感想書いてスッキリできたからいいこったかね。

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