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虹色エイリアン/入間人間(著) 読了

虹色エイリアン/入間人間(著)ここのところ微妙だなぁ、という新作が続いていた気がしますが、
今作はよかった。
もっとハチャメチャな感じなのかと思ってたんですけど、
しんみりといい話から始まっていて、
三者三様な宇宙人との交流が描かれていました。
最初の話が本当に好きだったなぁ。

宇宙人は個性的なんですが、
そんな彼らと出会うことになる地球人もまた個性的でしたね。
一人は地球人なのか宇宙人なのか結局わからんかったけれども^^;

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虹色エイリアン/入間人間(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
生物を創ったことで流刑になったカニャエ。
本当の名前はわからないわけですが1500年以上宇宙をさまよっていた。
流刑が終われば好きにすればいい、というわけですが、
それだけの時間が過ぎれば好きにしようもないですね。
けれど、カニャエは流刑の途中で目を覚ますことになる。
地球に落下したことで。

そして、それがカニャエのこれからを決めることとなる。
大切な場所、大切な人との時間が。

言葉がわからなかった二人。
けれど、その距離は次第に近づき、
互いに相手を想うように。
おばあさんになったカナエときっと再会出来たと思いますね。
二人はどんな話をしたんだろうなぁ。

そんなカニャエの創った生物がカナエの部屋の隣人に寄生したエイリアン。
すげぇ、近いところにいたなぁw
寄生した部分はほんの一部で本体は地球に向かって侵攻中。
地球を滅ぼすのが目的。
別にどこの星でもいい、ということらしい。

そんなこんなで隣人とエイリアンが少しずつ変わろうとしてたのがよかったですね。
その裏には猿子も関係していたようですけど、
あのやりとりのなかで何の変化があったんだろう?
あの人やらなんやらと言ってたけど、さっぱりわからん。
彼女が地球で人の中で過ごしていた間に何かきっかけになっていたことがあるのでしょうかね。

結局、猿子はなんなの?^^;
本人は地球人のつもりだったようですけど、
宇宙人らしい。
でもって、小学生の頃は自分が宇宙人だと言っていた。
10年位の間に一体何があったんだろう?
何で自分の記憶に制限かけるようなことをしたんだろう?
自分でなのか、誰かがなのかは知らないけど。
それに猿子が渡した砂時計のような標は宇宙人に反応するようですが、
ボストンとカニャエはそれに引っ張られて来たわけでしょ、たぶん。
何がしたかったんだろうかねぇ。

ボストンは女性だったんですね。
しかし、ブロンソンは一体何をされたのか^^;
でもって、連れて帰らないのな。
地球に残るのは残るので問題がある気がするけどw

猿子と隣人はそれからどうしたのやらねぇ。
猿子は覚えてなさそうですけど、砂時計に触れたことで
何か思い出したりするのかな?
そもそも猿子は何で地球に来たんだろうなぁ。

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多分、寄生型エイリアンがかつて寄生していた宿主が猿子だった、と思われます。
完全に乗っ取られていたので猿子にその時の記憶はありませんが、後遺症で宇宙人に近い存在になっているのでしょう。

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