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舞妓さんと怪盗大旦那/範乃秋晴(著) 読了

舞妓さんと怪盗大旦那/範乃秋晴(著)悪くはない、でも良くもない。
けど、いいんです。
一花のキャラクターが本当によかったんです。
そんな一花と大旦那さんとのかけあいが面白かったし、
一花のいる桜華の人たちもよかった。
優しい人たちばかりだなぁ、と。

そんないい空気を本当にぶち壊してくれる展開が、
自分は我慢ならんかったです。
キャラクターはそれぞれよかったのに、何でこんな展開にしたのか、と。
もっと純粋に楽しめる感じの話だと思っていた分、
余計にショックが大きかったです。

ちなみに公式サイトのサイドストーリーは読む前や読み終わってからではなく、
第一章が終わってから読むのがいいと思います。
全て読み終わってからだと辛くなる。

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舞妓さんと怪盗大旦那/範乃秋晴(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
あまり長々と感想を書く気になれないので短めに。

端的にいうと本当に胸糞悪い展開でした。
何で風花がこんな目にあわないといけないのかと、
本気で悔し涙が出ました。

犯人やその関係者たちは彼女の苦しみの10分の1どころか
100分の1すら味わってないと思う。
全く気が晴れなかった。

一花と楽しそうにしてる姿がそれまでに描かれてましたから、
本当に悔しくてしょうがなかったですね。
何でこんないい子がこんな目にあわないといけないのか。
本当に許せなかった。

怒りはまだまだ収まりませんし、収めようと思ってませんが、
よかった部分を書こうかと。

とにかく一花ののほほんとした雰囲気が本当によかったです。
今度はこんなに真っ黒な話の中ではなく、
普通に舞妓さんと一生懸命頑張ってドジをしたり笑顔を見せたり、
という話を読みたい。
こんな話の後なんだからもっと純粋に幸せな笑顔を見れる話が読みたい、と思いました。
そう思えるほど一花は本当に素直で優しくて読んでて楽しい子でした。

そんな一花と漫才のようなかけあいをしてしまうことになる大旦那さん。
花街の顔である彼ですが、一花の前だとどうしても調子が狂ってしまうようですね。
楽しんではいたのでしょうけど、周りとしては気が気じゃないわなぁw

大旦那さんの正体はタイトルにも出てますから、そういうことなんですが。
夜行という怪盗は意外とというかかなりえげつない。
自分が悪であるということをわかって、
けれども正義の皮を被った悪をさばくために自分が泥を被って立ち向かう。
そんな姿に正しい気持ちの刑事たちも最後には動かされましたが、
ハッキリ言って遅いわけでね。
遅すぎるわけでね。

大旦那さんは今後どうしていくんだろうなぁ。
一花は本気でわかってなさそうだなぁ^^;
いいのか悪いのか大旦那さんも若干判断に困ってましたね。

一花のその後は読んでみたい。
けれど、真っ黒な話は勘弁してほしい。
そんなところです。

ところで冒頭の青年はどうなったんだろう?
悪いところもあるけれども、警察の横暴に言いくるめられたわけで。
結局、彼の罪はどうなったんだろうか?


サイドストーリー
「舞妓さんと渡れない橋」

最初にも書きましたが、このサイドストーリーは後で読んだらダメだわ。
辛さに追い打ちをかけられた。
話自体はいいのに、本編の後だから本当にたまらんです。
こんな想い知ったら余計に辛いよ。
あぁ、けどそれを考えたら先より後での方がいいのかなぁ。
でも、後で読むと本当に追い打ちかけられたんだよなぁ。
わからんくなってきた。

本当に何で本編をこんな展開にしたんや。

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