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名前のない星の物語/藍沢季(著) 読了

名前のない星の物語/藍沢季(著)ちょっと読むのに時間がかかったなぁ。
世界観とか話の流れだったりは好きだったんですけど、
何か読みにくかった。
でも、これからが気になる物語で楽しめました。

優しい名付け親の少年が、相手と真摯に向き合って
相手に相応しい名前を授けていく。
そして、名付け親のもう一つの仕事では、
本来の仕事に対しての考え方でも思い悩むことになり、
それを乗り越えていく。
そして、多くの人との出会いが彼を成長させていく。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
というわけで、ニコルという一年目の名付け親とその相棒でサポートをするセッタ。
セッタはナナホシテントウを模した万能道具のようなもの。
ただし、口が悪い。
でも、優しい面もしっかりとあるいいヤツですね。

そんな二人を見つめて語り手となっているのは、空に浮かぶ星たち。
語り手となってる星たちに名前がつく日というのが来るのかな、
と思ってたんですが、そういうことはなかったですね。
いつかはそういう日が来るんじゃないかとは思うけど。
その時彼らはどんな風に反応するんだろうかなぁ。

名付け親としては新米のニコルは一つ一つの名付けに時間をかけていた。
それは相手のことをしっかりと知って名づけたいから。
そうして思い悩むからこそ、見えてくるもの。

ニコルが名づけた人たちがその後どうなったのか知りたいですね。

先輩と一緒にした仕事は解名。
名前を奪う仕事。
名前を持っていた人が奪われるだけの悪さをしたために、
解名となるわけですが、名を与える彼らにとっては正反対の仕事。
そして、その名前に込めた思いが裏切られたようなものでもある。

その中でニコルは解名の仕事を通して名付け親という仕事全体をもう一度考えるようになって、
一回り大きくなったような感じでしたね。

しかしまぁ、エレスチャルがこんなことになったのはやっぱり親が悪いわな。
悪いことを悪いとちゃんと教えなかった、ってことだろうし。
変に成功したために周りが必要以上に甘やかしもした。
そういうことをさせないように、道を間違えないように親は最初に伝えなくちゃいけなかったのにね。
結果、どん底まで息子を落としたことになるわけで。
まぁ、落ちたのは自分の責任だけども。

そんな解名の仕事を一緒にした名付け親の先輩から聞いた、
新しい試み。
名付けの方法を、名付け親のあり方を変えるもの。
ただ、それを聞いたニコルは寂しいと感じた。
ニコルの真っ直ぐな気持ちは先輩の気持ちも充たすことになる。
ニコルのその気持ちはこれからも変わらないでいてほしいですね。
そんなニコルは大きい夢を持つことになる。

次の目的地に向かう途中で出会った子とのやりとりで。
少年だとニコルは思っていたようですが、少女だったんですね。
なんともまぁ^^;
二人の夢が叶うといいですね。

ニコルはしっかりと自分で自分のしようとしていたことを間違いだと受け入れた。
少女の態度やセッタの言葉を受けて、ではありますが、
本当に日々成長しているのでしょうね。

そんなニコルの師匠にあたるリズムさんというのはどんな人なのか気になりますね。
花に由来する名前をつける人らしいけど。

で、ニコルのお祖父さんも名付け親だったらしい。
こちらもどんな人だったのでしょうかね。
ニコルはお祖父さんのことは好きだけども、仕事をする上では
あまり繋がりを気にしてほしくないらしい。
何か偉業を成し遂げたとか、名付け親という仕事のシステムを築いた一人、
とかだったりするのでしょうかね?

名付けの中で人と人とのいい話が生まれているわけですが、
この世界の名付けのシステムって力を持ちすぎではあるよなぁ、
とも思う。
そもそも、何でそのようなシステムが作られることになったのか、というのも気になりますね。
何がきっかけとなったのでしょうかね。

続きがあればそういう部分も描いてほしいなぁ、と思いますね。

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