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なぎなた男子!!/天沢夏月(著) 読了

なぎなた男子!!/天沢夏月(著)青春いいねぇ。

とある問題で部活動禁止となった元剣道部の四人が、
新しくやってきた先生と男子なぎなたと出会うことで、
彼らや彼らを取り巻く人達に大きな影響を与えていく。
その成長は一度しかない青春をダラダラと過ごしていた彼らを
キラキラしたものへと変えていく。

しかしまぁ、ほんのわずかな期間で色々な人達の意識を変えていった先生すごいな^^;
そんな先生に刺激を受けて周りも変わっていこうとする。
気持ちが常に前に向いてるから、それについていこうと思えるのでしょうかね。
そんな生徒たちの青春を後押しする先生がよかった。

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なぎなた男子!!/天沢夏月(著)


以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
五人いた剣道部のうちの一人が教師へ暴行したために、
剣道部は廃部となり彼らは無期限の部活動禁止となった。
ダラダラと何もしない日々を過ごしていた彼らの前に現れたのが
新しく赴任してきた草薙先生だった。

元々女子校であった彼らの通う高校にはなぎなた部はあった。
でも、共学化する時になぎなた部は男子禁制となっていた。
その代わりに出来たのが剣道部だった。

そんな中で草薙先生は女性のスポーツ、武道であるというイメージが強いなぎなたを
男子にも普及させようと新しい学校に行っては男子なぎなた部を作っていたらしい。

そして、この学校で彼が目をつけたのは残された元剣道部の四人。
後で言うには彼らの足の裏を見て惚れたってことらしい。

それはもうしつこい勧誘だったようですが、
最初に後に部長となる翔が折れ、
彼について拓弥も一緒に部活に入ることに。

そうして始まった男子なぎなた部。

翔は何事にも真面目であり、女性というイメージを草薙の型を見て吹き飛ばされていたこともあって、
なぎなたにも真剣に取り組んだ。
けれど、拓弥の方は思うところがあるようで、悩みつつも続けることに。

その後、泰誠、孝二と続いて入部することになるわけですが。
孝二の入部前には残っている一人の問題児・零児との間で問題が起こったりも。

なぎなた部に入ろうとしていたけれども剣道部の面々の危なっかしさでマネージャーになった梨菜。
零児の暴力事件の時の被害者の一人でもある彼女ですが、
綺麗に治ったが顔の傷とそれよりもひどい心に傷を負った。
ということでしたけど、あまりそういう感じがしなかった。
そういうところをあまり見せない子、とも取れるけど、何か違う気もした。

そんな彼女が心配したことで翔と女子なぎなた部の結衣の関係が悪くなったり。
梨菜には梨菜の愉快に思えない部分があったり、
結衣には結衣の問題もあったり。

八方美人なんて裏で言われている結衣。
そんな彼女を昔から知る蘭子は心配していたわけですが、
梨菜とのいざこざがいい刺激になったと喜んだりも。

嫌われたくない。
その気持ちから色々な人に笑顔を振りまいていた。
好かれたい、ということじゃなく嫌われたくない。
けど、それがより彼女を孤立させていった。

そういう事情を知って翔にきっかけをもらった梨菜は仲直り出来て、
少しずつ友達になっていってるみたいですね。

お嬢なんて呼ばれている蘭子の変化。
泰誠に対する想いってのがよくわからなかったんだけど、
あれはどういうことだったんだろう?
いまいちハッキリしなかったなぁ、と。

翔の変化はすごくわかりやすかったですね。
オドオドしていてヘタレだったわけですが、
自分の気持ちをハッキリ言えるように。
草薙先生と出会い、なぎなたを学ぶ中で友達と本気で向き合って喧嘩もして。
いろんな経験が翔を大きく成長させてましたね。
恋の方も上手くいってほしいですね。

誰よりもなぎなたは女子がやるものだと偏見を持っていた孝二ですが、
一度やり始めると意外となんでも受け入れるような感じで。
そんな孝二と蘭子がってことになんのかと思ってたんですけどね。
いがみあってるのは次の段階に行く前だと。
けど、元々梨菜との関係があったんですね。
付き合うことになるのかとかってのはわからんわけですが。

拓弥は何を考えているかわからないと言われることが多い。
それは彼が他のことを考えないようにしていたからだった。
けれど、なぎなたに最初は違和感を持っていたが、
翔や孝二とぶつかっていく中で考え方を変えていく。
それが彼の印象を柔らかくしていくことに。
いらないことを考えないようにするのではなく、
あえていろんなことを考えながらなぎなたを振るう。
そうすることでそこに楽しさを見つけることが出来た。
強さにも色々あることに気づけた。

泰誠も変わったのは変わったんだけど、
あまり出番がなかったというか。
途中から蘭子の腰巾着になってた気も^^;

で、問題児の零児。
普段は優等生だがスイッチが入ると手が付けられなくなる。
という裏を持っているわけですが。
その裏がある時点で優等生言わんと思う^^;

そうしたものを抱えていた原因は両親にあったわけですが、
零児自身もそんな両親と向き合うことを拒んでいた。
でも、見てほしいとも。

孝二や翔、草薙先生とのやりとりの中で気持ちは変わっていき、
自分の本音を隠せなくなっていく。
そんな中で問題をまた起こしてしまい、
助けるために翔たちは動いて巻き込まれてしまったり。

最後にはしっかりとなぎなたを認めてましたね。
両親とは少しずつ話をするようになっていたようですけど、
どうなったのだろうかねぇ。

最後は廃部確定となった中で蘭子たちの協力のもとに、
校長の鼻っ柱を折った男子たち。
予想通りのサプライズだったなぁ、と。
他の生徒たちが上手く後押ししてくれたのがよかったですね。
そういう気持ちにさせるだけのことを彼らが披露出来たってことですね。

草薙先生は責任を取らされることになったわけですが、
徐々に後のことを任せられるように準備はしていたようで。
見送られることに照れたりしつつも後悔はなさそうで、
さっそく次の学校で普及させようと走り回るみたいですね。
先生の夢は色々な人に引き継がれていくのでしょうね。

しかしまぁ、いい先生だったねぇ。
高校時代のことを少し語ったりしてましたけど、
他にも何かやらかしてたんじゃないかと気になりましたね。

若干似たり寄ったりな印象も受けたりしましたが、
今作も面白かったです。

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