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メンズフロアの王様/菱田愛日(著) 読了

メンズフロアの王様/菱田愛日(著)お仕事ラブコメということでしたが、
あんまりラブって感じはなかったかな。
ただまぁ、いわゆる少女漫画な話の流れやキャラクターたちだったんじゃないかと思います。
俺様なイケメンとそれに振り回される女性。
けど、振り回されるばかりじゃない。
負けず嫌いな彼女も言う時は言う。
そんな彼女が仕事を通して彼や、
その仕事に関することを学び成長していく。

というわけで、今作も楽しかった。
作者さんがアパレルの販売職をされているわけですが、
色々と悶えたらしいw
個人的にはもう少し彼らの話を読んでみたいと思うわけですが、
続編の予定とかあるのだろうかね?

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
地味な小梅が働くことになったのは、男性向けアパルト店。
そこの販売員として配属されることになったわけですが、
彼女がそうなった経緯が少々ややこしい。

本来就職が決まった会社では事務をすることになっていた。
が、彼女の就職が決まってすぐ後にその会社が今の会社に買収されてしまった。
そこで一度やめようかと思ったりもしたわけですが、
実家のクリーニング屋がその年に閉めてしまったために、
実家を継ぐという方法も絶たれてしまった。
そんな中で何故か研修を受けていないのに販売員として配属されることになった。

その経緯にはファミリー企業である会社のいざこざがあった。
それに巻き込まれる形でお荷物要因として配属されてしまった。
けれど、それが彼女の運命を大きく変えていく。

容姿端麗で接客態度も超一流。
それだけじゃなく、裁縫技術だったりも一流らしいのですが。
そんな彼の本性は超ドSでわがままな男だった。
そんな店長である翔と、
彼をサポートする曲者の副店長であるヒロ。
さらにアルバイトの保護欲をくすぐる守。

三者三様のイケメンたちに囲まれる小梅。
ただまぁ、冒頭にも書きましたがラブって感じはなかったかなぁ、と。
相手を知っていくことで徐々に翔に惹かれていってはいたし、
翔も珍しく新人としてやってきた小梅を気に入ってはいたわけですが、
ラブに関してはまだまだこれからってところでしたね。

会社での家族間での問題。
創始者の孫である翔なわけですが、
彼はお祖父さんの意志を継いで今の会社を大きくしたいと思い、
父や兄は保守的な翔たちとは違い、今の時代に合わせた変化を求めていた。
そして、現在の経営陣たちと対立するがために、
小梅だったり、それからもことあるごとに邪魔をしてくる。

途中ではヒロが翔を裏切ってるのではないかという疑惑が上がったりも。
ただまぁ、それはスパイであることを翔も知っていて、
それを仕掛けた兄たちもそうなると知っている。

疑いたくない気持ちやその疑いを晴らすために尾行をしたり。
で、会っている相手は弟だったというね。
弟はヒロとはまた違ったキャラ。
でまぁ、ヒロの恥ずかしい過去も知ってるようで、
数々の事件を聞いてみたいですね。

最後は日本人の血を濃く受け継いでいる海外の俳優さんが、
彼らの会社の広告塔となったわけですが、
そこでまた翔たちの邪魔をしてくる。

そこを全員が団結して乗り切った。
その中で小梅も役に立ちたいと走り回ったり、
翔のお兄さんに楯突いたり。
一度はまんまとしてやられたわけですが、
二度目は言い負かしましたね。
言ってから相手が上司であることを思い出して焦ったり。
でも、そこに口は悪くとも優しさが伝わる翔の手にキュンとしたり。

小梅のこれからがどうなっていくのか楽しみですね。
一人前となったとき翔たちとの関係がどうなっているのかも気になる。
続編書いてほしいねぇ。


サイドストーリー
「新人販売員、保志乃小梅の一日。」

本編の感想をとりあえず書き終えた後でサイドストーリーがあるのを思い出した^^;
翔からの試験に合格して間もない頃の話。
まだ売上を上げられていなかった頃に大学のサークルで一緒だった男性がやってくる。
彼女の両親と会うことになって、その時に着るスーツを購入したい、
ということだった。
自分にそれを選ぶ力がなかった小梅は翔に託し、
それを翔はお客様のためを考えて最良の選択をした。
そんな彼の仕事っぷりと、満足で帰っていった友達の姿に
小梅は悔しさをにじませる。
自分の実力はわかっている。
でも、頼ってくれたのに店長を紹介するしか出来なかった、と。
そんな小梅に口は悪いが優しが見え隠れする翔の言葉に励まされ元気をもらう。
ヒロさんからは人との距離感について教えられたりもしたわけですが、
初めての売上となったネクタイを売るまでにこういうこともあったんですね。
これは本編にいれてもよかったんじゃ?と正直思った。

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