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砂漠のボーイズライフ/入間人間(著) 読了

砂漠のボーイズライフ/入間人間(著)入間さんぽくない気がしたなぁ。
面白くなかったわけじゃないのですが、
すごく普通だった。
個性的なキャラクターがグイグイと物語を引っ張っていく、
というのは、まぁあるにはあったのですが、
その個性がこれまでの作品に比べると弱い。

ごくごく普通に男たちの中で男たちだけが青春してたなぁ、
という感じですね。

久しぶりに楽しめた感じがありますけど、
何か意外な感じだったなぁ。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
高校受験に失敗しやってきたのは男子高校。
そこは砂漠のような場所だった。
けれど、そんな砂漠で最初に出会った男が菊原の運命を変える。
相地に巻き込まれた結果、入学式初日に停学処分をくらうこととなる。
アホだろ^^;
でまぁ、巻き込んだ留学生のクドゥクもノリがいいし、
音楽の先生じゃないのにピアノを黙って弾いていた先生もノリのいい人だし。

失敗した、という思いを持って入った高校ですけど、
菊原にとっては選んでよかったと思える三年間となるでしょうね、きっと。
そりゃまぁ、これからも散々振り回されるだろうけど、
それもいい思い出になるだろうし。
なんだかんだで得られるものもありそうですしね。

クドゥクも留学生ということで一歩距離を置かれていたのはあるだろうし、
そんな距離感関係なしに突っ込んできた相地と、
それについてきただけだけれども、なんだかんだで付き合ってる菊原。
で、のちに安沼も加わって賑やかになったり。
それもこれもクドゥクが気のいい子だったってのも大きいけれども。

相地は相地で彼なりの悩みはありそうですが、
あまりスポットが当たらなかったのがもったいなかったかな、と思います。
一番キャラの強い子でしたけど、それゆえにあまりスポットが当たってなかったために、
グイグイと引っ張ってる感じはしなかったんでしょうね。

野球部に入らなかった安沼。
この程度の高校からしか声がかからなかった。
だから、やめた。
で、演劇部に入ったのは相地なら入るだろうと予想してのこと。
相地モテモテだな^^;
そんな安沼と菊原は同族嫌悪でぶつかるのですが。
頭真っ白になって殴るとは思ってなかったw
相地が言っていた悪だなんだというのは間違いじゃなかったねぇ^^;

登場した女の子は二人。
そのうちの一人はほぼ出番なしでしたが、
中口さんは菊原が惚れたためにちょくちょく登場。
ただまぁ、ちょっと残念な子ではあったようですね^^;
えぇっと、いわゆる腐女子ってやつなのかな?
まぁ、楽しそうでしたけどね。
女相地というキャラで菊原はこちらにも振り回されるが、
その個性以上に魅了されてましたね。

演劇部で三年間頑張ることを決めた菊原ですが、
中口とは進展するのでしょうかね。
微妙な距離感が続くと一歩踏み出すのがまた菊原は時間かかりそうな気がしないでもないけど^^;

悪くなかったです。

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