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マーシアン・ウォースクール 2/エドワード・スミス(著) 読了

マーシアン・ウォースクール 2/エドワード・スミス(著)1巻ではほんの一部の生徒たちしか出てこなかったわけですが、
2巻では少し増えてまた個性のある子たちが登場しましたね。
クラスメイト以外にも魅力的な人も登場しましたが、
その人たちも含めてタキオンのモテモテっぷりが加速しましたねぇ^^;
気が気じゃないメリーがすごく頑張った。
で、タキオンは押しに弱いんですね。
彼らと過ごす時間がタキオンにも歳相応の顔をさせるようになってましたね。

どんなときでも青春を忘れない少年少女たち。
命がけ、でも、楽しむことは忘れない。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
後ろ盾を得るために動き出したタキオン。
そんな彼が選んだのは親地球派だった。
ただし、その中のさらに分けられた派閥、穏健派や良識派と呼ばれる方の
先頭に立つ中将。
影響力もすごくある人で地球との適度な距離感を保とうと考えてる人。
そして、タキオンの父との繋がりもあった人だった。

が、そんな彼は彼のもとでついた戦闘で亡くなることとなる。
タキオンを殺すための策略に巻き込まれて。

個人的にタキオンの父とやりとり出来るような人でもあり、
亡くなる直前に連絡が入っていたわけですが、
一体何と書かれていたのでしょうかね。
タキオンは父を嫌っているが、父の方はそうでもないらしい。
自分のせいで背負わせてしまってる運命を悪く思ってるってことなんかな。
ただ、火星にいるがゆえに手は出せない。
中将が亡くなった今どう動くのでしょうかね。

そして、中将を殺したバグスは新種だった。
超長距離射撃を行うバグス。
クロアリの亜種が索敵をして情報を送り精密射撃を可能にしていた。

中将の死の責任をタキオンたちに押し付けた急進派のチャーチ。
彼の策略で中将は殺された。

そんな中でタキオンに手を差し伸べたのは反地球派ということになっている
メイヤー大佐だった。
ただまぁ、なんとなく反地球派になってるだけで、
考えとしては中将と似た部分があったようですね。
地球との距離感としては中将とは同じ。
適切な距離感が必要。
後に自立するために。
そして、彼女はただバグスを殲滅することを第一に考えている人だった。
ただ、かなりの曲者でつかみ所のない人。

彼女のおかげで査問を乗り切ったタキオン。
彼のいない間にクラスメイトたちは自分の意志で自主トレを始めていた。
タキオンの思っていた以上の成長を見せたクラスメイトたち。
そして、頼ることを覚えたタキオン。
みんなが成長していく。

そして、仮の操縦士として1巻でガンローダーに搭乗していたのはメリーでしたが、
正規の操縦士が選ばれる。
それは頼りなさそうな女の子、フィオだった。
周りは彼女の実力を心配し、彼女自身も自分の実力を知り不安に思っていた。
けれど、ただ一人タキオンだけは彼女を信じて疑わなかった。
データで見る彼女の実力は役立たずと言われても仕方がないレベルだった。
そうならないように支援を彼女は必死で行っていた。
けれど、データに出ない部分をタキオンが見抜いての抜擢。

本来の実力を本番に出せないことが問題だった。

そして、訓練に耐え本番でしっかりと結果を残した。
一つの壁を乗り越えたことで自信をつけることとなる。
でもって、恋心も芽生える。

自分で自分を疑ってたのに信じてくれたら、そりゃコロッといくわな^^;

操縦士としては本当に類まれなる才能を発揮するフィオ。
ただし、やらかしてましたねぇw
でもって、タキオンを見事に顔を真っ赤にさせてましたねぇw

そんなフィオの訓練の手伝いをしたカーラ。
クラスメイトに同性の彼女がいるスタイル抜群の女性。
お姉さんって感じで時に厳しく、時に優しくとフィオを応援してましたね。
ただまぁ、自分の趣味も忘れないようですがw

そんなカーラいわくイルマの彼氏は脳内彼氏らしい。
誰も会ったことがない、ということでカーラはそう思ってるようですけど、
実際のところどうなんでしょうね。
遠距離らしいけど。
そんな話が出るってことは本当に脳内なんかね?
それとも戦死したことを認められてないとかっていう問題を抱えてるんかねぇ。

突撃歩兵の班長であるヘルマン。
顔はいいらしいが、口が悪くて彼女がいない。
だから、モテモテのタキオンが羨ましくてしょうがない。
でも、食通らしくてタキオンにラーメン屋へ連れて行ったり。
口は悪いけどタキオンのことはしっかりと信頼してるようですね。

メイヤーの副官であるアイリス。
男装のメガネ美人。
彼女はアーチノイドという人造人間だった。
自分の意志を持つ彼女は次第にタキオンに惹かれていくわけですが、
メリーと似た部分を持ちつつ素直さから積極性のある女性。
タキオンも押されると弱い部分があるようで、
なかなかに困らされてるようですね。

今回の新種の討伐のさいには彼女の力が大いに助けとなった。
ショッキングピンクのPBUってのもまたいいですね。
カラーイラストで見てみたいものです。

シュガー・スイート小隊という名前になった2D小隊。
命名者は誰かわからないようにボソッと呟いたメリー。
シュガーってのはタキオンの名前ももじってってことだよね?

その名前に合わせてPBUがショッキングピンクのカラーリングになりそうだったりもしたんですが、
最終的にはダークブルーをメインにしたカラーリングに変更。
それをしたのは芸術家肌の整備班のケイティ。
テンションが高い子でしたねぇ。

アリカとGJは相変わらずいいコンビで。
落ち込んでいたGJを彼女なりに励まして立ち上がらせましたね。
ていうか、アリカって結構なスタイルを持ってるらしいね。
そんな感じには思わなかったねぇ。

敵と味方。
自分たちを見捨てた大人たち。
彼らの救難要請に対してタキオンは迷った。
助けに行く必要があるのか、と。
そんな中で間違いを正したのはその役割を担っていたメリーだった。
かなり大胆な方法でタキオンの目を覚まさせた。
みんなの前で彼の唇を奪って。

自分たちの敵はバグスだけだ、と。
自分たちを敵とする人間を、自分も敵だと認識する必要はない。
それをすれば相手と同じになる、と。

判断を間違えるな、と言っていたメイヤー。
それをしっかりと正してくれたメリー。
いざってとき女性は強いですねぇ。

新種のインターセプターを生徒たちとアイリスで討伐した後、
送られてきた救難要請にタキオンたちは駆けつけた。
そこにいた新種の予想をタキオンはあらかじめつけていた。

バグスの新種は新たな力を一つ有していた。
けれど、インターセプターは二つの力を持って生まれていた。
それに対してタキオンは一つの仮説を持っていた。
それがもう一つの新種の正体だった。

ヘヴィシェルと仮称したそれがインターセプターの一つの力。
地中に潜る力を持ったバグスだった。
今まで確認されてこなかったのは、それらによって全滅させられていたからだろう、と。
というわけで、対抗手段をきっちりと用意しての戦闘で、
タキオンたちは彼らの全滅をなんとか食い止めた。

大型の新種と正規部隊の救出。
二つの大きな活躍を彼らは成し遂げた。
そして、一つ目の新種討伐はチャーチに邪魔されるよりも前に
多くの人の目に入ることとなる。
そのためのアイリスだった。

で、囮となったメイヤーが素直にそれをするわけはなく、
その間にチャーチの弱みをしっかりと握ったらしい。

そして、タキオンたちは彼女の指揮下に入ることで最初の戦闘から二ヶ月。
走り続けていたシュガー・スイート小隊は休暇をもらうことが出来た。

そんな中でのタキオンとメリーのデートと呼べるか怪しいデート。
で、しっかりと邪魔は入ってしまうというね^^;
フィオとアイリスがイルマからの情報でがっちりマーク。
イルマはイルマでメイヤーとともにその様子を観察。
メイヤーとは意気投合してましたねw

戦いを忘れ、青春することを忘れない少年少女たち。

今回アリカの毛根燃やすぞ、発言が思わずツボったw

地球に比べて恋愛は間口が広いんですね。
同性愛はもちろん、アーチノイドとの結婚も許されてるらしい。
地球だとアーチノイドとの結婚どころか恋愛すらも許されないでしょうね、きっと。
その辺りを規制していない理由は常に生存戦争で戦い続け、
息を抜けないことが多いから、ってことなんでしょうかね。
息抜き出来る、リラックス出来る状況を少しでも抑制しないために
恋愛を自由にしてるんでしょうかね。

今回の一件でいい方向に注目を集めたわけですし、
ガンローダーのLB社からなり、タキオンたちからなりアプローチしないのかな。
戦場で生き抜くためのより強力な装備は必要ですからねぇ。
曲者のメイヤーは既存とは違う装備というのも好きそうだから、
その許可も下りやすそうな気がするし。

登場人物も増えたことで前巻よりもさらにおもしろくなりましたね。
3巻も楽しみだなぁ。
バグスとの戦い、恋模様ももちろんですが、
タキオンの父親とのこともどうなるのか気になりますね。

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