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絶対ナル孤独者 1 ―咀嚼者 The Biter―/川原礫(著) 読了

絶対ナル孤独者 1 ―咀嚼者 The Biter―/川原礫(著)展開が遅くてちと退屈だったかなぁ。
相手側の視点もあったから長くなったんでしょうけど、
それにしたって、という感じが強かった。
それぞれ自問してる時間が長かったってのも退屈に感じた理由かな?

内容はごくごくありふれた異能者同士のバトル。
異能の力は宇宙からやってきたサードアイと呼称される球体が
人を宿主にしたことで与えられたもの。
その球体は赤と黒の二色があって、相対することとなる。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
赤はルビー、黒はジェットとして分けられるわけですが、
ルビーは異能の力以外にも殺人衝動が与えられているらしい。
故にジェットは組織を組んでそれに対抗し食い止めている。
そこに主人公は巻き込まれていくことになる。

政府の対応が早い理由は解読されていないとされている宇宙からのメッセージを
解読し隠しているから、ということなんじゃないのかね?

主人公のミノルは他の能力者の存在を知った直後はそれから避けようとした。
元々、極力人との関わりをなくそうとしていたため。
その結果、大切な人が危うい目にあって協力することを選んだ。

そんなミノルの力は完全防御。
使っている間は音は聞こえず、相手に声も届けられない。
サードアイが与える力は宿主の記憶に関係しているらしい。
どちらかというとトラウマとかそういうところから来てるみたいですね。

ミノルの他者を寄せ付けない力や
バイターの噛む力というのはわかりやすいけど、
ユミコの加速というのはどういうところから来てるのでしょうかね。
アクセラレータというのは「アクセル・ワールド」となんかしら繋がる部分とかあんのかね?

ルビーは殺人衝動を与えられるけれど、ジェットはどうなのかわからない。
自分たちが気付かないだけで何かが変わっているのかもしれない。
実際のところどうなのでしょうかね。
ミノルは色々と状況の変化から普段とは違うことをしてますが、
それがジェットの存在からなのか、ただただ状況がそうさせたのか。
どちらも、ということになるのだろうかねぇ。

バイターには母との過去。
ミノルには家族との過去があるわけですが、
ユミコやDDには一体何があったのでしょうかね。
ミノルの家族を殺した犯人はルビーとして今後出てくるのかな?
その時、ミノルはどうなるのかな。

離脱したサードアイは空に飛んで行くわけですけど、
その後どうなるのかね?
サードアイを送り込んできたところに戻ったのか、
そのまま消滅したのか。
外側が割れて中だけが飛んでいったのは意味があるのかな?

ユミコはルビーがしようとしていることが彼らにとっては正しいことで、
ジェットがそれを邪魔しているかもしれない、という可能性を話していましたが、
そうなってくると送り込んだ何者かが地球を乗っ取るために邪魔な生物を殺してる、
ということになんのかな。

ミノルは協力する条件に全てが終わった後に、
自分のことを知る人達から自分の記憶を全て消してほしい、ということを告げた。
一人になったときどうなるのか。
それを見てみたいのかもしれない。
とは言ってましたけど、直前に朋美との繋がり、なりふり構わず走りだした典江の存在、
そして、これから共に戦うユミコ。
明らかに無理だろ^^;
その辺はこれから戦い、人と接していくうちに少しずつ変わっていくのか、
変わらないままでいようとするのか、どうなるやらね。

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