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さよなら流星ガール/一二三スイ(著) 読了

さよなら流星ガール/一二三スイ(著)素直によかったと言えない、この読後感はなんだろう。
ハッピーエンドというわけではないですけど、
綺麗な終わり方で不満があるわけではない。
でも、よかったことはよかったけど、となってしまう感じです。
モヤモヤとしたものが残ってしまってますね。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
色々と設定があったわりにどれも中途半端な掘り下げ方になっていた、
というところでしょうか。

後は自分の気持ちをハッキリと自覚するまでが長すぎる。
そのくせ、気付いたら動くのが早いというね。
明人との再会をきっかけに少しずつ動いていたとはいえ、
それでも引っ張りましたからね。

前半の幼い頃はよかったんですけどねぇ。
他に人が関わってくることで、二人の時間が薄くなり、
さらには病状の変化でも減っていく。

ほとんどそういう状況のまま最後までいってしまったので、
物足りなくも感じたかな?

明人の茉莉に対する気持ちの変化は、
何を言ってんだ?という感じで。
元々そういうところから近づいてだろうに。
男ども自分の気持ちに鈍すぎるだろ、と。
そのくせ、悠には他のやつに取られないようにな、
って、それをわかってて悠に相談してたのも何か変だしねぇ。

北村の気持ちは悠自身が言ってたんだから気付いてもいいのにね。
そんな北村と茉莉が直接ぶつかる展開は予想してなかった。
わざわざそちらに行かず悠に気持ちをぶつけるものだと思ってたんですけどね。
というか、茉莉がいない間に流れで付き合うようなことになるかな?
と思ってた。

病気の繋がりはそういうことだろうな、という感じでしたが、
で?という感じでしたね。
もうちょっと何かほしかった。
北海道の壁も。
見開きのイラストはいいなぁ、と思いましたけどね。

とりあえず、悠のお父さんは何だったんだろう。
何かあるのかと思ってたんですけど、ただただ子供よりも子供だっただけなのか?^^;
すごく和んだけど。
彼の言葉だけかぎ括弧がなかったりもしたんで、本当に何かあるのかと思ったんですけどね。

茉莉が悠に残したものは大きすぎるよなぁ。
これからの悠がどうなるのか。
期待半分、不安半分。
自分で茉莉がいないと自分はダメになる、と言ってますしね。
ただ、星になったんだ、というからにはいつも見られている、
という思いで頑張るのでしょうけど。
どういうこれからを歩んでいくのでしょうかね。

次回作はもっとスッキリとした感じのものになるといいなぁ。

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