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神様の御用人 2/浅葉なつ(著) 読了

神様の御用人 2/浅葉なつ(著)今回、少し残念だったのは前巻の時に
メディアワークス文庫の公式サイトで書き下ろし短編として
書かれていた貧乏神の話が加筆修正ありつつも、
話の流れはそのままで入っていたことですね。
目次を見た時はてっきり、その後また何かあったのかと
新しい話を期待したんですけどね。
書き下ろし短編もしっかり読んでいるので、
出来れば違う神様の話が読みたかった、というのが正直なところです。

でも、今回も楽しかった。
良彦と黄金の相変わらずなコンビがいいね。
たまに発狂する黄金がいいわぁw
とりあえずまぁ、良彦。
神様で鼻水ふくとかすごいなw

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
今回は四柱の神様からの用事を聞くこととなった良彦。

一柱目は一寸法師の元となった少彦名神。
大国主神とともに国造りをした神様で、そんな彼とともに入った温泉を探している、
ということだった。
これは一緒に入る人ってことじゃないのか?と思いながら読んでいたわけですが、
そうでしたね。
一緒に入る人も重要ですよね、やっぱり。
しかしまぁ、孝太郎がいらんことに興味をもったせいで良彦はとばっちりをくってましたねw
二柱のくだらん勝負は本当のことってのがビックリだわぁ。
あんたら何してんだよ^^;

二柱目は窮鬼、貧乏神。
一度読んでるのでやっぱり少し物足りなかったですね。
ただまぁ、優しい貧乏神の姿だったり、
そんな貧乏神をなんだかんだと放っておけない良彦がいいですね。
その後、無事にいい家を見つけることが出来たのでしょうかね。
見つけられた方としては、いいことではやっぱりないでしょうけど^^;

三柱目は泣沢女神。
井戸の中で一人、人の子の悲しみの半分を受け止めて涙を流す神様。
そんな神様と一人の女の子の話。
天眼という人とは違うものが見える眼を持って生まれた穂乃香という女の子。
人と違うことで人から距離をとっていた彼女が出会ったのが泣沢女神だった。
そんな泣沢女神からの頼みは井戸の中から出してほしい、ということだった。
けれど、それは本当の頼みではなかった。
全ての人の子の悲しみを受ける自分が一人の人の子に対して特別にしていいものかと思い、
本当のことを言えなかった。
ただ、目の前で涙を流すことなく、心のなかで泣き続ける友達。
けれど、その涙を拭ってあげることも触れることも出来ない。
それをどうにかしたかった。
なんだかんだで黄金もちゃんと手伝ってくれたのがいいですね。
ただまぁ、その後で鼻水を黄金でふくわけですがw
神様の考えをなんとなしに読み取って、その気持ちを上手く導いたりもするのに、
黄金だけは扱いが雑なのよなぁ^^;

四柱目は一柱目の少彦名神とともに国造りをした大国主神の正妻である須勢理毘売。
大国主神をフォローしていた黄金のやりきれなさがw
きっと黄金が言ってるほうが正しいと思うよ^^;
詫びや謝罪。
それを言うと思っていた須勢理毘売たち。
けれど、良彦が伝えたのは感謝と人の子の母への愛情。
神様の予想を超える良彦の行いは本当にすごいね。

大国主神の須勢理毘売への愛情を伝えるセリフに対して良彦は歯の浮くような、
と思ってましたけど、良彦も大概だと思うぞ。
まっすぐ気持ちをぶつけただけでしょうけど、
負けず劣らずだったと思うよ。

でだ、大国主神のキャラいいわぁw
須勢理毘売のことを大切に想ってるのはわかるけど、
お前がキレるなよ、とw
でもって、良彦は何でそうも神様相手に張り合えるのかw
恐ろしい子だわぁ^^;

四柱目の話でも穂乃香は協力してくれたりしたわけですが、
彼女とはこれからもたまに手伝ってもらったりするのかな?
良彦相手に少し笑顔を見せるようにもなったようだし、
恋に発展したりするのでしょうかね?

3巻も楽しみにしたいですねぇ。
今度はどんな神様が登場するのかなぁ。

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