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嘘つきは探偵の始まり~おかしな兄妹と奇妙な事件~/石崎とも(著) 読了

嘘つきは探偵の始まり~おかしな兄妹と奇妙な事件~/石崎とも(著)思っていた以上に楽しめたなぁ。
とりあえず、二人のやりとりは読んでいて面白かったです。
緊迫した場面だったり、その中でも和ませてくれたり、と楽しめたかな、と。
ただ、二人のかけあいに任せて突き進みがちだった気もしないではない。
面白かったからいいんですけどね。

次回作はどんな感じになるのか楽しみにしたいかな。

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以下、ネタバレ含みつつ感想続けます。
というわけで、名探偵の父親の家から母の形見を取り戻そうと盗みに入ると
そこには見知らぬ女の子が。
彼女は自分は妹ではないかと名乗り、
何故かそのまま兄妹のフリをすることとなった二人。

が、実際のところ腹違いながらも本当の兄妹だったというね。

そんな二人が誘拐事件を解決することになる。

脳天気で抜けてる野花なわけですが、
情報がしっかりと彼女の中で整理されると途端に的確に指摘してきたり、
やたらに演技派だったりもする。

そんな彼女に振り回されることが多い久人。
野花のことを掴みきれてなかったときはフォローするのに苦労してましたねw
彼は父親を探るために嫌いな嘘を繰り返し、泥棒として動いていたりも。

でまぁ、誘拐事件は狂言だったらしい。
探偵の試験だったというね。
素直に話しても久人は受けてくれないだろうということがわかっていたから。

その誘拐事件の元となった事件があったわけですが、
それがきっかけで久人はお母さんに連れられて家をでる事になった。
で、その犯人を今は助手にしてるらしい。
誠心誠意話をして、ということらしいけど、
正直意味がわからないよ^^;
そうすれば恨まれることはないだろうけど、
犯人は犯人で何でそれを引き受けたのかと。
そんな人がいたらなおのことお母さんは戻る気になれなかっただろうに。

試験のためにこんなに大掛かりなことをするってすごいな。
どの辺までお父さんは手を回していたのか気になった。

二人のかけあいのテンポはよかったけど、
それに比べると話自体の展開が遅く感じたのが少しもったいなかったかな。
とは思うところでしたね。

気になったのは今の家にいる奥さんと娘さん。
あの二人も久人のでまかせ通りに事務所の助手さんだったんかね?

それから、大切な人を失うのが怖かった。
というのなら何で野花が生まれたのか。
同じことが起こる怖さから野花を養護施設に預けもしたわけだし。
二人が離れていった寂しさを紛らわせるために、とかってことなのかね?
だったら、諦めずに二人を探しだせよ、とも思う。
何の解決にもなってないし、むしろ守るべき人が増えてるわけだし。

若干不満もありはしますけど、最後まで楽しめたのでよかったです。

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